私の言うことはタワゴトです。

厳しい厳しいと思ってましたし
問屋さんの扱いから言って
しょうがないとも思ってましたが

ライブオン・ステーション
8月一杯で業務終了ということです。

8月で大会の受付、質問電話も終了ということで
10月までの大会を持ってライブオンは公式のサポートを完全終了するということですね。
大体8月31日のFAXに
「今月一杯を持ちまして業務を終了させて頂くことに」というのも
なんかねえ。（苦笑

折角のいいシステムだったのですが
やはりメーカーはここまでだったということですね。
思えば
2008年の夏に
「少年向けカードゲームを出します！」という案内を頂いてから
結構期待をして激励の電話をしたりしたのですが

やはり販売戦略が甘かったようで。

カードゲームを出すと「金を刷っているようなもんだ」と
ブシロードのニコニコ生中継でも書いている方がいらっしゃいましたが
その程度の認識でカードゲームが出来ると思ったのでしょうか。
だとしたら失敗するに決まっているじゃないですか。

カードゲームそのものが楽しくなければ
カードなんてただの紙くずと変わりないです。

それを手にして「嬉しい」と思う価値というのは
絶対的なものと相対的なものがあり
絶対的なモノの価値というのは個人の譲れない部分であるけど
カードゲームシステムは相対的なものなので
多くの人が楽しく遊べる状況でなければならない
少なくとも「楽しく遊べるシステム」であることはライブオンを遊んでいるお客様の話からうかがい知ることは出来るのですが

では何故ライブオンはだめになったか
つまり企業努力の欠如に他ならなくなってしまう。

システム以上にいろんなところでユーザーが相対的に価値を見出すことの出来る状況を作ることが出来たのか
それが出来なかったから売れなくなってやめざるを得なくなってしまう。
ユーザーにすべて任せるにはたった2年でそうさせるにはつらいものがある。
小売店はその点どうだったか？
そもそも扱う店舗が少なければ何の意味もない。
小売店が「扱いたくなる」ようにしなければならない。
そのための努力をメーカーは行っていたか？
少なくとも私はメーカーにその努力を見出していない。
話を聞く限り他の小売店もそうだったであろう。
なにせアークライトがシステムをやっているならホビーステーションがライブオンを扱わない理由を教えて欲しい。
答えは簡単
「自社が作ったシステムであろうと売れなければ扱う理由にならない」からだろう。
アークライトは投げっぱなしかよ（苦笑
とはいえ、おそらくいろいろとメーカーもやったのだと思います。

ユーザーにとっては厳しいことになりましたが
終わるTCGがあれば
これから始まるTCGもある。
そう思いながらライブオンをあと数ヶ月間見送ることになりことでしょう。

オリジナルTCGが難しい中
たった2年とはいえ頑張ったということは認めますが
ユーザーやきちんと最後まで商品を扱った小売店に対して誠実に対応しなかったという事実は残りました。
もし、万が一でもぽぷら社さんが新しく何かをやるとしても
「そういう会社である」という事実が人々の記憶から消えることはおそらく半世紀はないでしょう。
少なくとも私が生きている間は消えません。
それを踏まえたうえでの「終了宣言」であると思いますので
その覚悟は持っているのだろうと考えます。
私も何度も失敗してますからそれを責めません。
まあ、「お互い失敗したね」という部分がありますから（笑

ただ、そういう気持をもって次をやるなら考えて行動していただきたいと考える次第です。


どのメーカーさんにも。

9月に入っていきなりこういう話ですからね（苦笑