Nakajiのダメさ加減が炸裂するToCaGe出張所

自称「アクエリ界のズヴィ・モーショヴィッツ」
ジャッジ資格のコレクターでプレーヤーとしては過去の人、だと思う。
本家のブログと、主催大会の情報サイトについてはプロフィール参照。

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Nakaji
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[Vスパーク]先攻初手PA禁止を歓迎する。あと山札切れた場合のルール関連の話題とか。
「先攻1ターン目はパートナーアタックにならない」ヴィクトリースパーク総合ルール更新
ヴィクトリースパークの総合ルールが更新されました。 適用日は2013年2月23日(土)から。同日名古屋にて開催される「CMVカーニバル」は適用後のルールで行われます。【更新内容】※以下ヴィクトリースパーク公式サイト...

■先攻初手PA禁止
今回のルール改正に賛否両論あるけど、先攻の初手PA禁止については、大会運営者(ジャッジ)としてカジュアルなユーザとして歓迎する。
理由は、先攻が初手PAを決めたゲームが面白く無いから。これに尽きる。
先攻が1ターン目に後攻のスタートカードを除去ってしまった場合、代わりにリングインしたカードがLv1で無い限り、ハンドアド的に2枚ぐらい得してる。
初手PAだけでなく、リングインしたキャラが攻撃力4500以上の高い値だったり、エントリースパークが除去だったりしても、これは起きる。
が、今回、先攻初手PAだけ禁止されたのは、後攻1ターン目でPAが成立するか除去のエントリースパークが成立するかして先攻のリングを除去できない限り、先攻2ターン目もPAが発生してしまうからである。
下手をすると後攻2ターン目でも先攻のリングを除去できないと3ターン連続PAが発生する事になる。
このアド差がゲームをツマラナイ物にするのが、駄目だったんだろう。

■山札が0枚になった際の処理
他の人も指摘してるけど、「ドキドキハプニング 芽亜/生体兵器」で山札破壊デッキが組めるのがブシロードも遊宝洞も想定してなくて、ルールを変更したのだろう。
Vスパークでは、新規に出したカードのデザインやテキストに不備があって、デザイナーの意図通りの効果にならなかった場合、総合ルールを変更して対応する。俺の知る限り、そのような対応が去年だけでも2回あった。
1回目は「竜の血を引く艶情のセイレーン ミスティ/海賊令嬢」に起因するv.1.3.1 改訂の「継続効果について明確化」。
2回目は「“織田信奈の野望” 信奈」に起因するv.1.3.3 改訂の「領域移動を伴う自動能力の挙動」の更新。

遊宝洞の中に幾つか開発チームがあるのは有名な話だけど、Vスパークの担当に回されるチームは習熟度が低いのではないか? もしくは、新規に採用された人とか、新たにプロジェクトリーダーに任命された人とかが、練習台としてVスパークを担当してるのではなか? そんな疑念が生ずる。

■何かの最中に山札が切れた場合は?
ここからは、ルールの細かい話。今日、ツイッターで疑問が呈されて俺が回答した内容。その場では総合ルールから根拠を引っ張ってこなかったので、改めて書いてみた。
相手の山札が1枚の時に「メイド服の文乃/狼少女」のアタックで相手のリングを倒して自動能力(〔リング〕 このカードのアタックで、相手のカードがリングからリタイヤ置場に置かれた時、そのカードの名前と称号が相手のリングのカードの名前と称号と同じなら、あなたは相手のリングのカードを選び、相手のリタイヤ置場に置く。)が誘発した場合の処理について。
結論から言うと、相手のリングを更新し、相手の山札が0枚になるので山札を更新し、その後で「メイド服の文乃/狼少女」の自動能力を解決します。
山札の更新処理はルール処理。つまり、リングのカード更新処理やベンチの重複処理と同じように、他の効果に優先してチェックタイミングに処理を行います。
この場合、総合ルール7.1.5.『アタック解決ステップ』中にこの自動能力が誘発した後、7.1.5.5.で発生するチェックタイミングで解決します。
まず、チェックタイミングなのでルール処理が行われます。相手のリングは空なので、9.6.『リングのカード更新処理』によって、山札の最後の1枚がリングインします。
この段階ではまだチェックタイミングです。カード更新処理によって、今回追加された9.8.『山札の更新処理』の条件が満たされましたので、これを行います。
ルール処理の実行が終わったら、4.4.『チェックタイミング』より後の処理を行います。キャンセルなどの使用が無くて4.7.『能力使用タイミング』まで来たら、ここで初めて「メイド服の文乃/狼少女」の自動能力を解決します。

一方で、能力の処理中に山札が切れたらどうなるのか?
例えば、2枚ドローする効果を処理してるのだけど、山札が1枚だけだった場合。
結論から言うと、山札に有る分、つまり1枚だけ引いてから、山札の更新処理を行います。
9.1.『ルール処理の基本』には「ルール処理は、チェックタイミングにおいてのみ条件を満たしているかを確認し、満たされている場合に実行されます。他の行動の実行中に条件を満たしていても、チェックタイミングの段階でその条件が満たされていない場合、このルール処理は行われません。」とあるので、山札の更新はチェックタイミングが来るまで行われません。
能力の解決は、4.7.『能力使用タイミング』に行いますが、4.7.1.にある通り、能力を1つ解決した後はチェックタイミングが発生します。能力の処理中にルール処理の条件を満たしたような場合は、このチェックタイミングで実行されます。
で、2枚引くのに山札が1枚しかないのですが、これについては1.3.『ゲームの大原則』の1.3.2.に「何らかの理由によりプレイヤーが実行不可能なことを行うように求められた場合、それは単に行われません。同様に、効果により一定の量の行動を行うよう求められた場合、その一部のみ実行不可能な場合、可能な限りその行動を行います。」とある通り、1枚だけ引く事になります。

■今後の総合ルール改正に望む事
総合ルールの文言だけでは難しく、意欲ある人でも内容を正確に理解できてない例が見受けられる。
例示を追加したり、図や表を利用するなどしたりして、理解し易い内容に改善して欲しい。

登録タグ: 株式会社ブシロード  ヴィクトリースパーク 

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テーマ:投稿日時:2013/02/21 02:42
TCGカテゴリ: ヴィクトリースパーク  
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