ここまでやる“ブシロード” 先日、ChaosTCGに関するアンケート結果がでた。ChaosTCGユーザーも、傍観している他TCGユーザーも皆感じていることは同じようだ。「問題があるものをリリースした責任はある」「起きてしまったことに対する対応は、“他メ... |
メーカーの世界。つまり何かを作る世界では、「失敗する」「ミスをする」ということは、大きな損失につながるのです。
一度ミスすることで、
1.ミスした商品自体の原価
2.ミスした商品を作るための時間
3.そのミスの処理をするための時間
4.2と3を処理するための人件費
5.ミスした商品を処理するための費用
が無駄になるのです。
私の会社でも、「ミスがいかに膨大な損失を生み出すか」ということが言われています。なので、ミス、ロットアウト(不適合品:中身が違う、変なものが入っているなどで製品に出来ないもの)、クレームなどについては厳しい追求が求められています。
その手法として「なぜなぜ分析」というものがあります。
「なぜ」ミスをしたのか。「なぜ」このようなことが起こったのか。こういったことを一つ一つ分析し、繰り返さないように是正策・予防策を講じなければならないのです。
今回の場合も、「リコール」という解決方法をとることにより、「エラッタの乱発」という「ミス」を取り戻すための多大な費用・時間がとられることとなるでしょう。
しかしこれはあくまで「処理」であり、根本的な「対策」ではありません。
つまり、「具合が悪かったから回収しますよ」というだけでなく、「今後繰り返さないためにこのような対策をしますよ」といわなければ、ユーザーからの信頼を取り戻せないということになります。
テレビゲームなら「バグ」として一人で楽しむにとどまりますが、カードゲームの「バグ」はなかなか修正が効かないものです。
特にカードゲームに特化したメーカーであれば、「ミスしたからこういう対応をする」のではなく、「ミスをしないためにこういう対策をとる」ということが非常に重要となるでしょう。
もちろん、ここまでの対応をするメーカーはないため、一定の評価はあると思います。しかし、果たしてこれが根本的な解決策か?ユーザーもメーカーも、あるいはショップもそれを考えなければならないでしょう。
テーマ:ニュースコラム | 投稿日時:2009/09/05 00:25 | |
TCGカテゴリ: ChaosTCG | ||
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