UVS西宮支部 活動報告書

１２月からの新ルールにより、バトル時の効果の発揮タイミングが変わる、という記事は先日書かせていただきました。
おおざっぱに書くと下のようになります。

１．タイミング指定無し
２．バトル開始時
３．バトル時／アタック時／ディフェンス時

あと大事なのが一度発揮された「自動」「起動」効果は無効化されない、ということ。
発揮されたカードが場から取り除かれてもそのタイミング中は効果は持続します。

一見ややこしいそうですが、実際にはほとんどのカードには影響無いんですよね。
ATアップやDFアップが先だろうが後だろうが結果は変わらないことが多いですから。
影響が大きいのはテキストを無効化するタイプの能力です。
そしてテキストを無効化する能力は強力なので採用率が高いです。
みんながよく使います。なので結局は影響が大きいです（＾＾；

効果発揮の順番が変わったことによって結果が変わる例は先日書いた「スピード」ｖｓ「後ろ向いてますから」があります。

発揮された「自動」効果が消えない、という改定によって影響を受ける例は次のようなものがあります。

アタック側→ダンデライオンの憂鬱
ディフェンス側→感電抱擁

これまでの処理では
１）ダンデの「吹飛」が感電抱擁のＵを無効化する
２）感電抱擁の「感電」がダンデの「吹飛」を無効化する
３）最初の１）が消えたので感電抱擁はＵが使える
ということになりました。

新ルールでは
１）ダンデの「吹飛」が感電抱擁のＵを無効化する
２）感電抱擁の「感電」がダンデの「吹飛」を無効化しようとするが、
　　すでに発揮済みの自動効果なので無効化できない
３）感電抱擁はＵ使用不可
ということになります。

※アインザームカイトグーテの発揮タイミングは指定無しの最速でした。
あまくさは「バトル時」だと勘違いしてましたが「バトル中」でした。すいません・・・

アタック側→ダンデライオンの憂鬱
ディフェンス側→アインザームカイトグーテ

これまでの処理では
１）ダンデの「吹飛」がアインザームのＵを無効化する
２）アインザームの「吹飛」がダンデの「吹飛」を無効化する
３）最初の１）が消えたのでアインザームはＵが使える
ということになりました。

新ルールでは
１）ダンデの「吹飛」がアインザームのＵを無効化する
２）アインザームの「吹飛」がダンデの「吹飛」を無効化しようとするが、
　　すでに発揮済みの自動効果なので無効化できない
３）アインザームはＵ使用不可
ということになります。


無効化能力では無いですが、次のようなパターンもあります。
紅蓮の焔と飛鳥ちゃんの秘伝同士がぶつかった場合です。

アタック側→紅
ディフェンス側→二刀繚斬

両者の使用条件を支払ったのち、
現行のルールだと
１）紅の「業火」が発動。ディフェンス側のゲージのバトルカードを全て裏返しに。（バトル開始時に発揮）
２）バトル判定時、ゲージに斬撃が無いため、二刀繚斬はパンプアップ無し。
という処理となります。

新ルールでは
１）二刀繚斬の「強化」で斬撃の枚数分パンプアップ（タイミング指定無しのため最初に発揮）
２）紅の「業火」が発動。ディフェンス側のゲージのバトルカードを全て裏返しに。（バトル開始時に発揮）
「強化」は「自動」であり、即時発揮であるため、１）で発揮されたパンプアップは消えません。
というように有利不利がゴロっと入れ替わってます。
もちろん飛鳥ちゃん側がこのあと戦いにくいのは変わりませんが・・・

「自動」の即発揮を活かすなら、ネプテューヌＴＣＧで次のようなパターンもあります。
アタック側：コンパ・ラブ・ハート
ディフェンス側：主人公補正

ディフェンス側の手札が６枚以上あると仮定します。
これまでの処理では
１）コンパの「強化」が発揮DPが2に。
さらに重撃を行い、アタック側が勝利。
２）勝敗判定時、ディフェンス側は主人公補正の「回避」を使用し、トラッシュに。
３）コンパの「強化」が無効化され、DPは1に戻る。
ということになりました。
新ルールを適用するとコンパの「強化」は「自動」であり、
なおかつすでに発揮済みなので主人公補正の「回避」を使っても消えないわけです。
かなりの万能っぷりを誇る主人公補正が少し弱体化？

カグラでテキストを消すカードと言えばシュテルプリヒですが、能力の発揮タイミングが「アタック時」なので、優先順でいうとかなり遅いです。例えば「陰乱」とか先に発揮しちゃう自動効果がいくらでもあるのでこちらはかなり弱体化と言えるかもしれません・・・