UVS西宮支部 活動報告書

大阪にて『UNLIMITED VS』を遊んでいましたあまくさのブログです。
『ファイアーエムブレムサイファ』発売に伴い、第二のTCG人生を歩み始めることになりました。

カレンダー
<<2014年
11月
>>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
最近のブログ
最新のコメント
お気に入りブログ
ユーザー情報
あまくさ
43 歳/男性
3日以上
ブログテーマ
TCGカテゴリ
このブログの読者
ルール改定の考察

2014年12月1日からUVSの基本ルールが変わります!
主な目的とされているのはルールの明確化でして、確かにわかりやすくなる部分はありますが、逆にわかりにくくなったんじゃないかなぁって部分もあったりして、個人的には一長一短に感じています。

で、何度か新ルールを踏まえてプレイしてみたのですが、結果的にはこれまでのプレイ感覚とほぼ変わりません。
細かな効果の発揮手順や重撃方法の違いなどはありますが、結果的には変わらないというパターンが大半なんじゃないかと思います。
なので基本的には細かい所までは意識する必要はないと思います。

問題は何かを打ち消すような処理でして、このあたりはもちろん発揮される順番が重要になってくるわけです。
例えば『スピード』vs『後ろ向いてますから・・・』の場合、
従来の処理だと『スピード』の「巻込」が発揮された後、『後ろ』の「拒絶(テキスト無効化)」が発揮されていたために巻込の効果を消すことはできませんでした。
これが改定後だと効果の処理順序に優先度が設定されまして、

1.タイミング指定無し
2.バトル開始時
3.バトル時/アタック時/ディフェンス時

という順番に処理が行われます。
(ホントは常時、自動、起動も順番に影響がありますが省略します)

で、さっきの例だと、『スピード』の「巻込」はアタック時効果、『後ろ』の「拒絶」はタイミング指定無しなので、
まず「拒絶」が発揮されて『スピード』のテキストを無効化、そのあとに『スピード』の「巻込」の発揮タイミングが来るのですが、すでに無効化されているので発揮できない、という真逆の処理になるわけです。

もう一つの例で、『飛翔乱舞』と『空中受身』がぶつかった時を検証してみますと、『飛翔乱舞』の「吹飛」はアタック時効果、『空中受身』の「制限」はバトル開始時効果なので、『空中受身』の方が先に処理が行われます。
ここで捨て札を行わなかった場合、DF-1000が発揮されます。
次にアタック時効果である『飛翔乱舞』の「吹飛」が『空中受身』の「制限」を無効化します。(※)
結果、DF-1000はかき消されて、DF2000に戻ります。
処理順序は逆ですが、最終的にはこれまでと同じ結果となるパターンです。

(※)このあたりが慣れるまでややこしいのですが、新ルールでは一度発揮された「自動」と「起動」は消えないのですが「常時」は消えます。カグラとBBの「制限」は「常時」なので無効化されるのです。

このあたりを踏まえまして、新ルールではツバキのインストール系能力が発揮できないんじゃないかという話題がツイッター上で挙がりました。
ツバキの各種バトルカードが持っている「インストール」は「インストールの使用条件を満たしている時、このテキストを使用できる」とあります。つまりタイミングの指定はなく、さきほどの例だと「1.タイミング指定無し」に該当します。
で、キャラクターカード「ツバキ」の常時発動は「バトル開始時、EXゲージを捨てることでインストールを発揮できる」というテキストになっています。「2.バトル開始時」に該当します。
処理順で考えると、まずバトルカードの「インストール」をチェック。この時点では当然満たされていないので発揮できず。
次に「ツバキ」のテキストをチェック。インストール発揮、でもバトルカードの効果発揮タイミングは終わっている、ということになってしまいます。

で、公式さんの窓口に電話して聞いてみました。
で、同じタイミング指定無しの「自動」能力でも発揮タイミングが異なるケースがあることがわかりました。
というか、ちゃんと総合ルールに書いてあるのですが、あまくさは理解できていませんでした。
説明を受けて「そういうことが書いてあったのか!」、と。

同じBBの『フォーリンメロディ』というバトルカードのテキストは次のようなものです。

「装備時吹飛」自分のキャラクターが【サポート属性:WEAPON】のサポートカードを装備している場合、相手はこのバトル中、バトルカードの【U:アンリミテッド】の効果を使用できない。

この「〇〇の場合~」というテキストは先ほどの「1.タイミング指定無し」のタイミングで効果をチェックします。(総合ルール 3.4.1)
このチェックは一度きりなのでここで条件を満たせていなかった場合はこのあと状況が変わったとしてももう効果は発揮されません。


一方、ツバキのバトルカードの「インストール」のテキストは次のようなものです。

「インストール」《【テキスト:インストール】の使用条件を満たしているとき、このテキストを使用できる》
この「〇〇の時~」というテキストは条件を満たしたときにその時点で発揮されます。(総合ルール 3.4.2)
逆に言うと満たさない限りは発揮タイミングが来ないわけで、キャラカード「ツバキ」がインストールを発揮した時点でようやくこのバトルカードのテキストが発揮されることになります。

これでツバキ使いも安心ですね。

登録タグ:

あなたはこのブログの 1095 番目の読者です。


テーマ:ルール投稿日時:2014/11/25 22:51
TCGカテゴリ: UNLIMITED VS  
表示範囲:全体
前のブログへ 2014年11月のブログ一覧へ
ブログ一覧へ
次のブログへ
現在“2件”のコメントがあります。
標準のアバター チェシャ さん [2014/11/26 18:41]
スピードvs後ろの件で少し補足を。
従来ではスピードの巻込→後ろの拒絶の解決順で、効果無効が発揮した能力も打ち消すので散弾が使えませんでした。
新ルールでは解決順がスピードの散弾→後ろの拒絶→スピードの巻込となり、また効果無効が発揮済み能力には効果がなくなったため、巻込は使えませんが散弾が使えるようになりました。
無題 あまくさ さん [2014/11/26 21:42]
>チェシャさん
 わかりやすい補足ありがとうございます!
 発揮済み効果が消えなくなったのはかなり重要ですよね。