以下、小説風
その日、私は友人と一緒に本屋さんに行っていた。
漫画コーナーのアンソロジー。
知っているタイトルのそれがあったので手にとってみる。
表紙のかわいい絵に惹かれて、値段を確認してみる。
(高っ!)
アンソロジーは普通の漫画(ワンピースみたいなサイズ)の六百前後に対し、八百四十と約1.3倍。
普段千五百前後しか持ち合わせない私とってかなりの負担だ。
(これは買えないな…。)
そう思い、戻そうとした時参加作者さん達の名前が目に入った。
無意識に知ってる、知らないの区分けが始まる。
全て分けた時、圧倒的に知らない方が多かった。
(知らない方ってたくさんいるんだなぁ。)
そんな当たり前な感想を抱いたとき、ある考えが頭をよぎる。
つまり、この知らない方が書いた作品を私は知らない訳でそうしたらどれだけ面白いと思える漫画を知らないのだろう。
いや、それより一会社に関わる漫画家ですらこんなに知らないのだから。他の会社で書いてる漫画家はさらに知らない訳で…
漫画に限らず、小説や歌でもたくさんあるわけでしょ?
もったいなくない?
でも、私の人生費やしても明らかに足りないのは明確だからなぁ。
というのを友人が話し掛けるまで考えていたりした。
世の中どうでもいいと言われることでも考えるとなかなか面白いものである。
実際友人に話すと
「あっ、ごめん。長くて聞けないわ」
と言われた。けろっとした顔で。
悪意を感じるので代償払え。
今、電車から外を眺めた。
空はアニメみたいに晴れでもなく、曇りでもなく中途半端な天気であるがこの「何がしたいの?」感半端ないブログにはぴったりだと思った。
そして、黒峰真白はどうでもいいことを考え始める。
完
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テーマ: | 投稿日時:2013/12/06 13:45 | |
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