ルール内なら勝つためになにしても許される
暑い夏の日
みいは昨日のことを考えていた
大会であった諍い
対戦相手がイカサマしたと一人が言った
何したかは定かじゃない
みい自体は自分の対戦に集中していた
いきなり、聞こえた怒声
声の方を見るとまっかな顔した人とあわあわした人
そこに店員さんが来て、話しをきいたみたいだった
そして、いわれた方は失格になった
別に誰も何も言わない
それが逆に刺さる
「ズルしてでも勝ちたいのかな?」
隣であいが言った
その声は心底不思議そうで、私に問いかけている
たしか、それに生返事した気がする
私の意識は言った側の人に向かっていた
笑っていた。静かに
それに寒気を感じる
悪意がある
そう感じた
もちろん、私が感じただけかもしれない
相手がイカサマした
だから、店員にいった
間違っていない
むしろ、これは正義と呼ばれる側なのだろう
百人中百人そういうはずだ
ルール内なら勝つために何しても許される
反芻する
相手がしてないイカサマをいってそれが通った場合
考えすぎか
自嘲する
ただ、笑ってそれに悪意を感じただけでそう考えてる自分
きっと、間違っているのは自分だ
でも、仮にその場合
許されるのか
きっと、違うと分かったらこう言うのだろう
勘違いでした
なに考えているのだろう
まとまらない 否 まとまる必要などないのだ
これは、みいには関係なく、そして、もう過ぎたことなのだ
それでも考える
風が吹いた
それに乗ってまいの声が聞こえる
まいはどう感じたのだろう?
あいはどうみたのだろう?
誰かが言った
正義も悪も同じだと
そして、こうも言った
違いは周りがどう言うかだと
確かにそうなのだろう
また、まいの声が私に届く
「あいちゃんが呼んでますよ?」
「今行く」
そういって歩みを進めた
答えのない問題
ゆえに、答えを持てる
いまは、なくてもいつかは…
そう信じて、今を生きる
今日も友達とカードたちと私は生きる
登録タグ: やみ中
テーマ:日記 | 投稿日時:2012/07/16 12:13 | |
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