とある結月ゆかり好きの長話

結月ゆかりとか弦巻マキとか好きすぎていつかブログに出したいと思ってる

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天才なんていない でも、努力しても勝てない人はいる

開いた窓から風が吹き込む
それを感じて、あいは窓の外をみた
虫の声、月明かり、誰もいない公園
それらに、悲しみを感じる
息を吐く
椅子を机の方に向きなおす
広がるカード、自分のデッキ
それらにあるはずの無限の可能性
しかし、私にはそれが見えない
今日、いや昨日の大会を思い返す
始めた時期は同じなのに、ずっと先を歩く友達
実力の差
埋めようと努力はした
考えた、試した
結果
負け、負け、負け
強くなっている
それは、感じていた
しかし、当たり前だけど強くなるのは私だけじゃない
みんなも強くなる
あきらめていまさら気づいた
みんなは、友達のことをこう言う
「才能があるんだね」
聞くたびにいらだつ自分に驚かされた
何にいらだつのか?
分からなかった
そして、昨日自分でつぶやいて気づく
あぁ、言い訳だと

カードゲームにおいて天才とはなんだろうか?
私が思いついたのは、発想力だった
新しいコンボ
たしかに、それが思いつくのはすごい
でも、それは天才だからできることなんだろうか?

発想するには、下地がいる
それを手に入れるのは、努力するしかない
情報を手にして、噛み砕いて頭に入れて
それをくりかえす

私はそれをしなかった
いや、多少はした
でも、きっとあのこほどじゃない

私はしってたはずなのに
他のいってた子と違って知っていたのに
自分のおろかさを認めたくなくて、あのこは特別と嘯いた

天才はいない
でも、努力家はいる
努力が実って戦果をあげた友達
努力してもあげられなかったあのとき
楽しければと逃げていた昨日までの私
いまさら、気づいて焦っている今
追いつけるだろうか?
走り続けてきたあの子に
もう、とまってたかも歩いていたかも分からなくなった愚か者に

あいは、天井を見上げた
なにもないそこはいまの自分に似ている気がした

鳥が鳴く
あさは、近い
鏡の前に立ち、ほほをたたく
にぃと笑って、話しかける
「おはよう、うそつきな私」

目の前にいる誰かは笑っていった

皆さんは天才っいるとおもいますか?
天才って私がきらいなことばの一つ

あいよりも愚か者な私

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あなたはこのブログの 413 番目の読者です。


テーマ:日記投稿日時:2012/07/15 04:43
TCGカテゴリ:
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現在“1件”のコメントがあります。
私服らいか Φ野仁志 さん [2012/07/15 18:20]
……自分も昔、同じようなことで悩んでいた。

きっかけは小さなこと。俺は部活で、絶対に負けないだろうと思っていた後輩に、負けた。
俺は絶対そいつより努力している自信があった。

俺は悔しくて、それからスタイルをがらりと変えた。
周囲には反対された。今更無謀だと。不慣れなスタイルを取るより、今までの慣れたスタイルの方が良いと。

でも俺は聞かなかった。
そしてそれから、そいつには負けなくなった。

……でも同時に、俺は弱くなった。
俺がそれ以来奴に負けなかったのは、俺が強くなったからじゃなくて、向こうが新しいスタイルに慣れてなかっただけだった。

結局俺は、それからずっとスタイル変えたまま。

……そのスタイルに慣れてる相手と戦ったら、やっぱり負けた。
それでも俺は、スタイルを戻そうとはしなかった。

「今の相手は、たとえ前のスタイルで戦ってても負けてた。スタイルを言い訳にはしたくない」
俺はそう言い切った。
でも本当は、一番最初、後輩に負けたときに、俺はスタイルを言い訳にしたから、スタイルを変えたんだ。

それでも今更、スタイルを戻したくない。
いつしか俺は、このスタイルで勝ちたい! と思うようになっていた。
でも俺は、やっぱり勝てなかった。
「どうすれば勝てるのだろう?」
悩んで考えてみて、色々試行錯誤してみたけど、駄目だった。
今まで、「そいつより努力」しているだったのを、
「部活の誰より努力」することに切り替えた。
でも、やっぱり勝てなかった。

そしてそれから一勝もできずに。
俺は部活を引退した。

「あ~あ、やっぱり駄目かー」
なんて。
言ってみたり。
でも。
やっぱり。
俺、後悔なんてしてなかったよ。

みんなの反対押し切ってスタイル変えたことも。
結局全然勝てなかったことも。
まぁ、やっぱりそりゃ勝ちたかったけどさ。
そのとき、最後の試合のときはそう思ったけどさ。

部活止めて、しばらく経って。

気がついたら、素振りしてる自分がいるんだよ。

変でしょ? 部活もうやめてるのに。
もう、戦う必要もないのに。

「あれ? 部活って楽しかったっけ? 負けてばかりだったのに」
って考えたけど。
楽しいとかそういうのじゃなくて。
きっと、まだ諦めきれなかったんだと思う。
意地なんだよね。

でもまぁ。
そういう自分、嫌いじゃない。


さて、天才を信じるか、って話だっけ?
う~ん、天才、じゃないけど、俺は「才能」なら信じるかな。

けどそれは、やはり全てをこなせる、というものではないと思う。

スポーツの才能、勉強の才能、そのどちらもを万能にこなす才能。
人を楽しませる才能、面白いことを思いつく才能、友達を作る才能。
人を助ける才能、商売の才能。

才能の種類は、それこそ数え切れない程ある。
中には、「それはこの世に必要か?」と思えるような才能もある。

大切なのは、自分にどんな才能があるのか、見極めることじゃないかな。

人は絶対、何かの才能があると思うから。いや、あるから。
自分じゃ気付かないだけだと思うよ。
だからって、他人なら気付く、なんて単純なものじゃないけど。

ただ一つ忘れないで欲しいのが。

シャーロック・ホームズなんて、
ワトソンくんいなかったら、名探偵でもなんでもないってこと。

才能なんて、認めてくれる人がいなければ、むなしいだけだからね。

あぁ、あと最後に言っておきたいこと。

才能、とは違うけど、君には何か目指すものがあるんじゃないかな?
文章読んでると、なんとなく感じるものがあるんだ。
夢を追う人間の、独特の匂いがね。

さっき才能を見極めるのが大事って言ったけど、才能を見極める方法は3つ。
「できること」「したいこと」「してきたこと」だからね。
まぁ、あくまで自分はそう思うってだけだけど。

「したいこと」があるなら、とりあえず進んでみるといいと思うよ。
俺みたいに、スタイル変えてみたりね。
ま、それで結局負け続けたわけだけど、まぁ駄目だと思ったらそこからまた「できること」とか考えて、変えればいいじゃない。

とりあえず何かやってみないと、自分に何ができるのかなんて分からないし。


あぁごめん、長くなるけどもう一つ言っておきたいことあった。

「それはこの世に必要か?」なんて才能を自分が持っていた場合。
それをどうするかは自由だと思う。

必要ないなら切って捨てもいいし。

まぁ、俺ならずっと持ち続けるけどね。

ヴァンガードのアニメでもあったけど。

光の自分も闇の自分も「自分」だし。
正直者の自分も嘘つきな自分も「自分」だと思うから。

だから俺なら、闇を切って捨てるようなことはしないね。
たとえ誰からも必要とされない才能でも、
俺だけは持ち続けてやりたい。

あ、でもこれはあくまで「俺は」ってだけだから。
後は自分で考えてみてね。

あぁ……、またなんだか伝えたいことが良く分からない文になってしまった。
いかんね。でもまぁいいか。

それじゃ、長くなったのでこの変で。

ψなら~