ドラグニティ対パーミッションの続き
みいがドラグニティを完封した頃、みいの試合も終盤に差し掛かっていた
「はい、残念 止めさしきせませんでした」
みいは、楽しそうに、そして残酷に笑った
対戦者の男子は、しかし落ち着いている
フィールドは、男性のフィールドにサイバーエンドが一体、対してみいのフィールドにはグラブィティバインドとリバース二枚だけ。なんともどちらが優勢かいいにくいフィールドだ
「二伏せでエンドまで」
男子がそう言った時だった
「そのタイミング発動するわ」
満を持してと言わんばかりにみいは言う
「シンツーフゥさらにチェーン海皇の咆哮」
「!」
さっきまで落ち着いていた男子の顔が驚きにかわる
シンツーフゥにてリバースを二枚とも封じられ、海皇の咆哮にて三体のモンスターが特殊された
「私は狙撃者三体を特殊するわ」
そして、ターンはまわる
「さぁ、残りライフ1500で耐え切れるかしら」
笑う。楽しそうに、残酷に
「フィールド魔法 伝説の都アトランティスを発動、さらにリバース二枚セットそして…」
墓地から一枚のカードを取る
「海皇龍 ポセイドラ効果発動
フィールドの三体の供物を食らい、フィールドに現れなさい」
みいは、言う。儀式の時の呪文のように
「ポセイドラの効果により、フィールドの魔法、罠は全て手札に」
ここでシンツーフゥが生きてくる。
ポセイドラの特殊召喚を確実に成功させ、そして次へと繋ぐ
「さらに、ポセイドラは三枚以上戻した場合、戻した枚数×300ダウン」
みいは、笑う。赤子のように無垢に、しかし、悪人のように悪意をこめて、笑う
「アタック1900のサイバーエンド。
私はアトランティスを再度発動
ポセイドラの攻撃は3000
あら?足りないわね」
知ってたくせに、わざとらしく言う
「なら、私はスクリーチでも召喚しようかしら」
そして、勝負は決した
後半組のあいは、やっと試合にありつけた
知り合い二人が勝ち上がり、あいとしては負けるわけにはいかない試合だ
まぁ、はなから負ける気ないけどね
などと考えながら、デュエルの準備を進める
対戦者は聡子と言う女の子
おとなしいを越えて無口て感じと言うのが第一印象だ
準備が整った頃、みいとまいが見に来た
「デッキのコンボが決まるのはやっぱり楽しいわ」
などと試合の感想を話している。しかし、それもみいがあいの対戦者に気付くまでだった
「あら?あなた…」
聡子は、みいを見つめると、ややして首を動かす
どうやら、挨拶のようだ
「知ってるの?」
あいは、聞く
実は、あいはみいの交友関係に詳しくない
みいは、広い人脈を持っているので、たどるだけでも一苦労なのだ
「えぇ、ショップ大会で手合せしたわ
確か、爆撃の聡子と一部で言われてるバーンデッキ使い」
異名が果てしなく微妙だし、なんかあれだが…
しかし、そう呼ばれるほどの使い手なのだろう
見ると、少し誇らしげだ
異名が気に入ってるのかもしれない
「まぁ、なんでもいいや」
なげやりに言う
聡子の顔が少し変わった
きずついたと顔で言う
無口だが表情は豊かだ
「あなたを私の羽でさらえばいいんでしょ?
黒き翼、元環境最強の力見せてあげる」
そして、幕があがった
話とは関係ありませんが、実際ポセイドラとシンツーフゥは良相性です
みいがやったコンボは、強力なので参考にしてみてください
登録タグ: 遊戯王
テーマ:日記 | 投稿日時:2012/06/20 08:32 | |
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