Nakajiのダメさ加減が炸裂するToCaGe出張所

TCGのデザイナーが意図している通りの楽しみ方をしている人が、その価値観を他のTCGプレーヤーから否定されるのは、理不尽だと思うよ俺は。
また、パブリッシャーの意図した通りの楽しみ方でショップや公式の開く大会に参加しているのに、その価値観を他のTCGプレーヤーから否定されるのは、やはり理不尽だと思う。
休憩中に作成した前のエントリにも書いた通り、お互いの価値観を否定し合うのは不毛で、論じるべきは「どう共存するか？」「どう住み分けるか？」だと考える。

*デザイナーの意図
具体的にデザイナーがどんな意図でゲームやカードをデザインしているかは、下記を読めば解る。MTGのデザイナーが書いた文章を和訳したものである。

デザインのための言葉
http://iwasgame.sakura.ne.jp/archives/49
ティミーのためのデザイン
http://iwasgame.sakura.ne.jp/archives/96
ジョニーのためのデザイン
http://iwasgame.sakura.ne.jp/archives/96
スパイクのためのデザイン
http://iwasgame.sakura.ne.jp/archives/190

*パブリッシャーの意図
あくまで俺の考え方かもしれないけど、「ガチプレーヤーを自称できる人」ってのは、自分が遊んでいるTCGのフロアルールやトーナメントルールと呼ばれる類の文章にも精通している物だと思っている。競技の場では、フロアルールの知識の有無から生まれるアドバンテージの差はかなり大きいと思う。多分、《Black Lotus》や《小川で遊ぼう》+《虚無のルイズ》に匹敵するのではないかと。
「大会の場はすべからく競技の場で、ガチプレーヤーの物」的な論陣を張っている人達って、MTGの違反処置指針書かれている「ルール適用度」やブシロード系TCGにフロアルールに書いてある「大会のLv分け」を、どう捕らえているのか疑問。
大会と一口に言っても、ガチプレーヤーだけを対象としたガチガチに競技な大会もあれば、カジュアルプレーヤーに楽しんで貰うために開かれる大会もあるって事。

*結論
自分の価値観を否定されたからと言って、相手の価値観を否定することで自分の価値観を肯定するのは、解決にならない。あくまで「自分の価値観を否定した部分に反論しているだけだ」と言っていても、結局は相手の価値観を否定してしまっている。
ゲームの勝敗を気にしてるのはスパイクだけで、ティミーはカードをプレイすること自体を楽しんでいて、ジョニーはゲームを通じた自己表現を楽しんでいる。
どれもデザイナーやパブリッシャーが意図している楽しみ方なのだから、互いに歩み寄って「どう共存するか？」「どう住み分けるか？」を考えるべき。

*余談
最近のToCaGeのエントリやコメントを見ていて、書いている内容が素晴らしいと感じてお気に入り登録しようとして、その人の他のエントリを見たら、ChaosTCGがメインのプレーヤーだと気付かされる事が多い。
お気に入りブログの一覧が遊んでないTCGの記事で埋まるのは好ましくないので、泣く泣く、お気に入り登録を諦める事が多い。
勿体無い気がする。
ToCaGeライフを満喫するためにChaosTCGを始めるのも悪くないなと一瞬だけ思った。やるやる詐欺で実際には始めないけど。