カードゲームのブログ上なので議論を避けようと思ったのですが、1件議論が上がったので私も。
最近日本の核保有問題のニュースが上がっています。
北朝鮮の核実験を受け、自分達も核を保有するかどうか議論するべきでは―
しかし、当然と言うか、日本には非核三原則と言うものがありますので、議員間では批判の声。
まあ、元々日本に核兵器なんぞを作るお金はありません。借金まみれなので。そんなもの作るなら借金の返済にあてろと。
さてさて、「日本も核兵器を持つべきだ」という発言なら批判されて当然だとしても、「日本は核兵器の保有について議論すべきだ」という発言に対しての批判はどうなんでしょう?
もちろん「その議論によって保有する可能性もある」ということで批判されていると思うのですが、全く議論しないというのもどうかと思います。
戦争を知る大人からすればそんな発言するだけでも許されないでしょう。
戦争を経験し、核兵器の恐ろしさを知っているです。どこの国が持っても許されないと考えるでしょう。
日本は空襲、2つの原爆などにより、戦争で多くの犠牲者を出しました。
戦争終結後に自分達を守る手段として、「戦争の放棄」という憲法を設けました。
それからは傷跡を癒しながら、どこの国とも(武力的に)争うことも無く、今の時代を迎えています。
犯罪等は別として、争いの無い国となりました。
しかし、それでよかったのか、今になって疑問に思う点が出てきました。
スイスと言う国は「永世中立国」として、どの国にも味方せず、どの国とも争わない、そいう国家を目指しています。
そんな国でさえ、「兵役」が義務付けられています。
また、各家に地下シェルターを備えることも義務付けています。
永世中立国としてどの国とも争わない。しかしそれは「スイスは」そうでも他の国はどうなのか分かりません。
いくら「永世中立国」と言っても何かのきっかけで他の国が攻めてくるかもしれません。
そんなときでも義務付けられている兵役のお陰で、自分達の国を守ることができ、地下シェルターによって自分達自身を守ることが出来ます。
スイスは物価が世界一高い国ですが、非常に頭が良い国なのです。
逆に日本はどうでしょうか?
たしかにどこの国とも争わない、という点では一緒ですが、守る手段は少数の自衛隊と日米安保理くらいです。
兵役もありませんし、地下シェルターを設置することも義務付けられていません。
もし他の国に攻めてこられたらアメリカに頼るしかありません。
つまり、「自分で自分を守る手段」が全く無いといっても過言ではないでしょう。
自衛隊だけで守れるかどうか。
核兵器が大きな被害をもたらすのは分かりきったこと。
それを持つのはナンセンスなことかもしれません。
が、相手は北朝鮮。日本が何も持っていなければ核兵器でせめても反撃が出来ない訳です。
もし日本が核保有をしていれば、「そちらが攻撃してくるならこちらも反撃しますよ」という牽制程度にはなるでしょう。
「何も持っていなくてもアメリカが何とかしてくれる」などと他国に頼るのはどうかと思います。「カミカゼが吹く」とか言っている連中と変わりないと思います。
自分達を守る手段が無いのに、核は悪いからという理由で議論すら許されない。
戦争を知らない子供たちの意見ではありますが、それを議論しないで何で自分達を守るのでしょうかね。
――――――――PressRelease――――――
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テーマ:落書き | 投稿日時:2006/10/17 23:38 | |
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