ト陰-トレカの陰口-

専門店が低評価をつけてはいかんのか - 永劫の探求
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コメント入れようと思ってたんだけど、素直にこれでエントリ書いたほうがよくね？と思ったので、こちらで。

私としては、記事の主題に関しては、全然問題視してなくて、ばんばんやっていいんでない、と思っています。


気になったのが、ジーククローネ低評価の部分。
もちろん、第1弾ブースターに関しては、鬼の封入率があり、仕入れたショップからしたら、低評価を示すための値段を付けても仕方のない商品だったと思います。いわゆる爆死です。
ただ、ゲームとしては、そんなにむちゃくちゃだとは思ってません。

ここ数年で出たTCGに関して、体験会でプレイさせてもらった印象で多かったのは「それ、MTGでよくね？」というものでして、わざわざ新しいTCGを始めると思うまでには至らなかったものが多くあります。
反面、Z/Xやジーククローネに関しては、新しいゲームを作ろうとしている、という感覚があり、その中でもジーククローネは、わかりやすいルールと、多数のカードが乱れ飛ぶ派手さは、「これまでTCGに触ったことのない層にアピールできる」ものではないかと思っています。
（MTGを現役でやってたころから、TCGに復帰するのに、10年近くのブランクがあるので、途中、それらに似たゲームがあった可能性はありますが、この記事上では目をつぶらせてください）

初期コンテンツに聖戦ケルベロスを選んだというのも、普段、TCGに触っていない、ソーシャルゲームをやっている層からユーザーを得たい、というものでしょうし、第2弾で進撃の巨人というのも、うなずけます。
（ソーシャル客を狙うという点では、ARMADEAとかもありますが、あちらは販路を限定した上で、かつ、大人の男の子を相手としているところで、ジーククローネとはだいぶ性質が異なっていると思います。）

実際、大交流会では、進撃の巨人の公式コスプレイヤーの呼び込みにより、普段、TCGなんかまったく触らないであろう服装の女性が二人で講習を受けている、という場面も目撃しました。



また、最近発売されているTCGの多くが、既存TCGプレイヤー向けの商品であり、新規のユーザーを店に呼び込むためのものではなく、既存の小さなパイを奪い合っているだけな印象もあります。
閉鎖されているところであらそうよりは、1％程度でも他のコンテンツのファンからユーザーを獲得できるのであれば、それは十分なのではないでしょうか？



コアな既存TCGプレイヤーに対してアピールできる要素があるか、と聞かれると、現時点ではいまいちです、という回答になると思います。
「逆転登場で高コストのキャラ出せば勝てるんでしょ」という一番最初の悪印象が強く残っている、という説もあります。
ただ、大交流会決勝の模様などを見る限りでは、コンボ的なデッキで、十分なリソースと手札をかかえてウハウハできる（それでも、キーカードが引けずに負けてしまう）なんていう場面もあるので、手札が増えるのが好きなプレイヤー層にも受ける要素はあると思うんですよねw

ただ、「実はそういうゲームである」ということが明確にわかるコンテンツがない、というのは公式側の努力不足だと思います。
デッキレシピだけでは、実際にどのような動きをするのか把握できませんが、動画で大量の手札＆リソースがある、という光景を見せると、印象が変わるのではないでしょうか。

まぁ、現状、2枚の神ジェイスに近いカードが存在している、という欠点はあるけど、今後のカードプールの追加で、それがどうにかなるといいんだけどw

参考：
ジェイスの話｜マジック：ザ・ギャザリング
http://mtg-jp.com/reading/translated/001402/

その2ヵ月後の記事
スタンダードの禁止に関する声明｜マジック：ザ・ギャザリング
http://mtg-jp.com/reading/translated/001716/