こんにちは、にわかゲーマーみずけけです。
前回のあらすじ!
動作不能になったマイノートPCを復活させるべく、グラフィックボードの外付けに挑戦したみずけけ。
しかし結果は散々、使い道のない電源とグラボが残ったのだった。
という事でせっかく買った電源とグラボを活用すべく、残りのパーツを買って1台のパソコンとする作戦。
そう、パソコンというのは組み上がったパーツの集合体。
規格も統一されている為、パーツを組み合わせていけば割と簡単にパソコンになるのだ。
とはいえ昨今の円安によるものかパーツの値上げも著しいので自作するよりPCそのものを買った方が安上がりになるケースも多いらしい。
パソコンを使う目的はハードディスクやらのファイル操作だったり、2Dや3Dのプリンターで印刷する用のデータ作成だったりとそんなにベビーな使い方はあまりしない。
普通に中古のやっすーいノートPCで良かった疑惑。
まあ、お金を貯めて性能の良いグラフィックボードを買えばパソコンの性能も上げられるのでヨシという事にしようそうしよう。
という事で追加で買ったパーツ達、お金は何とかかき集めた。
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ASUS PRIM A520M-E
マザーボードはASUSのやつ。
マザーボードのメーカーはmsiとかASUSのやつのが良いらしい、なんでも専用アプリを入れる事で各種ドライバが自動で更新してくれるのでセットアップが楽チンだとか。
AMD Ryzen3 4100
CPUはRyzen3。
何となくインテルではなくこっちにしてみた、とくにこだわりがあるわけでは無い。
4コア8スレッドなので元のノートPCと同じコアとスレッド数、それでいて3.8Ghz稼働なので時代の変化は怖いね。
これよりやっすいのもあったけどストレス溜まりまくるのも困るし、なによりせっかく買ったグラボを使う理由が欲しかった。
何で安い価格帯の方がグラフィックボード内臓してんねん、逆やろ普通。
Team DDR4 3200Mhz 8gb
メモリはTeamの8GB1枚、ケチった。
元のノートPCも4GB×2の8GBだったのでまあいいかなって。
枠が1枚空いてるので後々買い足そうかな。
後はそこらへんに転がっていた500GBのHDDを繋ぐぞ。
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ケース無しだと意外とPCってコンパクトなんだなと。
とりあえずこの状態で動作確認とOSのインストールをしていこう。
OSは本当ならWindowsを入れたいのだが、2万円も追加で取られるのは痛い。
という事で無料のOSを入れてみるぞ。
ubuntu
こちら、LinuxをベースとしたOSとなっております。
Linuxといえばとっつきにくいというイメージが(私の中で)ありますが、ubuntuは使いやすくカスタマイズされたOS……みたいなイメージだと思います。
知らんけど。
日本のチームが手を加えた日本語RemixバージョンがあるようなのでそれをDL。
現在の長期サポートされる最新バージョンは22.04のようだ。
という事でこのOSのisoファイルを入手する必要があるのですが、動作が不安定な元のノートPCを動かすのは最小限にしたいので(ウチのクソ回線とは程遠い)快適なwifiのあるところでiPhone経由でダウンロード。
それをよく分からんメーカーのよく分からんアプリを使いUSBメモリにコピーして元のノートPCへコピー。
Rufusという書き込みソフトも別途DLしUSBメモリに書き込み。
ブート用USBを作るのじゃ。
ゲーマー的には今まで集めたWindows用ゲームが動くのか気になるところですが、昨今の技術革新はめざましく大体のWindowsアプリはエミュレータ経由で動くようになったとか。
それでもセキュリティの都合かチート対策する都合かオンラインでドンパチ撃ち合う系のゲームは遊べないものがある模様。
まあ私はオフラインかソロプレイのゲームしか遊ばないので問題は無い。
実際ゲームが動くかどうかはやってみるしかないのでOSのインストールに進むのだが……様々な苦難が待ち構えているのをこの時はまだ知らない。
生成したインストールUSBを刺す……前に動作確認!BIOS画面を確認しておこう。
……画面が映らないんだが?
え?CPUが実は対応してなかった?
ネットのページには前世代のCPUには対応してませんとか恐ろしい事が出てきたが調べた感じちゃんと対応してるCPUのはずだが?
メモリの初期不良?グラボの故障?分からん。
ここまで揃えてBIOS画面にすら行けない……?
ふと玄人志向の電源のパッケージを見るとそこには4ピンコネクタの説明文が。
「8ピンのうち4ピン部分へ接続します」
ん?
そういえばマザーボードの電源のコネクタを刺す場所って2ヶ所あったな。
いやでもマザーボードの説明書には「必ず8ピン電源ケーブルを刺してください」って書いてあったし……
試しに刺したら起動しましたとさ。
電源の説明文とマザーボードの説明書で書いてある事が矛盾してるんだが!?
これが玄人志向か。
ようやくBIOSが立ち上がったのでUSBを刺して電源オン!
……
OSのインストーラーが立ち上がらない。
grubというメニューも表示されたのでそれっぽいコマンドを選択したが、コマンドプロンプト的な画面から一向に進まない。
どうやらgrubはブートローダーというものらしい、じゃあUSBのデータは読み込めてるはず。
文字は色々出てきているが「blocked」とか「disables」とか何か不吉な単語が並んでいるし、数十分放置しても変化無し。
これは中々にしんどい。
その後
・セキュアブートの設定を非UEFIモードにする
・CSMを有効にする
・USBを刺すポートを変える
・isoをUSBに書き込む時にDDモードで書き込む
・バージョンを20.04.1 LTSに変更する
・日本語Remixではなく本家の22.04.2 LTSを使用する
・iommuの無効化する
と色々やってはみたが解決せず、セットアップ画面にすら行けない。
情報のとっかかりがほとんど無い中思いつく単語でググりまくったが解決には至らず。
というかどれもこれも「インストールする際にHDDが選択出来ない」だとか「インストールしたけど不具合がある」だとかそういうのばかり、こちとらそこにすら行けてないんだが!?
収穫もない事はない、どうやらLinaxとnvidiaのグラボは相性が悪いらしい。
IntelとかAMDはなんやかんや相性が良いらしいがnvideaは情報を開示してくれないので大変なんだとか。
ネットに書いてあった「nomodeset」とかのオプションを付け加えてやってみても結局変わらず。
やけくそで更に古いubuntu16.04.7やLinux Mintを試してみたものの一向にインストール出来ず。
出てくるのはgrubや起動オプション選択画面まででそれ以降に進まない。
なんでOSのインストールにここまで苦戦しなければならないのだ。
もしかしたらiPhoneでisoをダウンロードしているのが原因かもしれない。
しかしそれ以外に数GBものデータをダウンロードする手段はない。
それにハッシュ値?とやらも問題無さそうなのでisoは問題無いはず。
もしかしたらWindows7でisoの書き込みをしているのが原因かもしれない。
しかし他にPCは持っていないのでどうしようもない。
もしかしたらUSB3.0のUSBメモリでブートしてるのが原因かもしれない。
しかし他にUSBメモリは持っていないのでどうしようもない。
さらなる情報を求めググっているとたどり着いたデュアルブートの指南ページにこんな情報が。
【上級者向け】Ubuntuをデュアルブートする《その1:既にWindowsが入っているSSD・HDDにUbuntuを入れる》
NvidiaのGPUを搭載したPCの場合は、 『Try Ubuntu without installing』を選択した状態で、『e』キーを押します。
AMDはどうなの? ごめんなさい、わかりません……。
『e』を押したら、次に、 quiet splash と書かれた箇所を nomodeset に書き換えて、『F10』 キーを押します。起動が始まります。
「quiet splash と書かれた箇所を nomodeset に書き換えて」
nomodesetの具体的な使い方が書いてありました、今までは普通に末尾に書き加えてました。
quiet splashを消さないと意味が無かった可能性、あると思います。
そういえばPC問題が起きたら最小構成にして原因の切り分けをすると良いとか。
いやでも必要最低限しかパーツ刺してないし外せるもん無いぞ……
いやある、マウスとキーボードだ。
という事でマウスとキーボードを抜いて電源オン。
するとちょっとだけ表示が変わる、キーボードは刺したままでも良かった。
マジ?マウスが原因なん?確かにアマゾンで買ったよく分からんメーカーのやつだけどさ。
そして……
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インストール成功
やっと……やっとだ。
作業を始めて数日、長かった。
このクラゲを見るために頑張ったぞ。
インストール時の画面に「今までより簡単に〜」みたいな事書いてあったけど、パソコン関係で人生史上1番苦労したぞこのやろー
最終的に初期設定から色々変更して
・メモリの速度を1600Mhzに
・起動時にマウスを刺さない
・iommuをdisaaledに
・quiet splashを消した上でnomodeset
・mp3プレイヤーで使っていた16GBのマイクロSDカードでブート
ここまでやってようやく22.04のインストールに成功。
電源を切って再起動してもちゃんと起動しました。
長かった〜もはや何が原因で止まってたのか何で成功したか分からん。
という事で動作確認。
ネットの情報を元にTP-Linkの無線LANのアダプタも買ってある。
どうやら刺すだけでそのままwifiに繋げられるらしい。
我が家に有線環境などありはしない。
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情報通りドライバの別途インストールをせず刺すだけで認識、そのままyoutubeも問題無く再生可能。
ブラウザ版艦これも普通に起動、問題無さそう。
nvideaのドライバをアップデートした方が良いかもしれないが普通に動いてるし、何よりGT710なのでそんなに手間かけても大して変わらないだろう。
……あれ?LinuxだからASUSマザーボードのドライバを自動でどうのこうのしてくれる機能使えないのか?
別にもっと安いマザーボードでも良かった?
でもそのせいでBIOSの設定が出来ずにインストールが出来なくなってたら詰んでたので良かったのか……?
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ケース買うのをケチったのでそこら辺のダンボールをケースにします。
名前をダンボール戦機としています。
ひとまずケーブル刺す所に穴を開けただけにした。
そのうち3Dプリンタでパーツを印刷してマザボや電源を固定したりしたい。
今のままだと各種ケーブル刺す時に直接手で抑えないと動いて刺しにくいのよ。
あとは光学ディスクドライブも付けようかな。
BDドライブを付けようかと思ったが結構高い、DVDドライブは安かった。
よくよく考えたらBD持ってないし今後買ったとしてもPS3で再生すれば良い気がするからDVDドライブで良いか。
あとは外付けハードディスクを買ってバックアップからゲームとかを復元しよう。
という事で、人生初の自作PCは悪戦苦闘した結果何とかインストールまで出来たのでした。
とはいえインストールにここまで苦労するなんて、やっぱりWindowsが1番なんだなって。
インストールすら出来ないのはどうなんLinux。
後はsteamやwineを導入してWindows用ゲームを動かしたり、DTMとかプログラミングとかしたり、freecadを導入して3Dプリンターの工作を再開したり、色々やっていきたいですわね。
さよなら。
テーマ:日記 | 投稿日時:2023/06/23 02:36 | |
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