「ボルトネックって知ってる?」
西日が差す教室であいはそうつぶやいた。
みいは、答えない。ただ、いつもに近いでもあきらかに違う。そんな笑顔を見つめていた。
「なまえ間違っているかもだけどさ」
あいは、答えがなくても、否、答えなど元から求めてないように続ける。
「ものごとを円滑に進めるために即排除しまくてはいけないものらしんだよね。」
それは誰かに言うように、そしてそうであるかのような響きを持って空気を揺らす。
やはり、みいは何も言わない。
ただただ、笑顔な彼女を見ていた。
そして、彼女は言う。
「私もそうなのかな?」
やはり笑顔で一番きれいにこのうえなく笑う。
少しの間。
別の声が空気を震わす。
「そうかもしれないわね。」
きわめて冷静に、何事でもなく淡々と波紋のように広がり、そしてほんのわずかな人にぶつかり、消えていく。
それには何も乗っていない。
喜びも悲しみも怒りも全部。
あるのは、肯定したという真実だけ。
だから、笑う。
「そういってくれると思った。」
そういって笑える。
それは、望んでいた答え。
うそも善も悪もない。
だから、受け止められる。
でも、と続ける。
「そうじゃないかもしれない。所詮、他人は他人よ」
ゆえに、わからないと。
そう続ける。
これもまた同じ響きで、そしてまた望んだ答え。
だから、あいはみいが好きだ。
望みをかなえてくれる。
廊下から声が聞こえる。
歩く音が三つ近づく。
「おそかったわね。来たから。いきましょ?」
机の上のかばんを肩に提げ、彼女は言う。
あいは、うなづくと教室を出た。
そして、背中を丸める。
うそは嫌いだけど付き合わないと生きていけないから。
世界なんて壊れてしまえばいいのに…
えーと、ですね。
とてもいいづらいことなんですが、今回の小説的なものは私の知り合いのひむろんのものです。
あっ、許可はとりましたよ?
むしろ、書いてくれない?といわれて…
意図は分かりません。
律儀に書く私も私ですが…
私以上にミステリアスな人ですから。ひむろんは。
私も分からないし。
最後に、ちょっとした文句を。
コメントのやつ。
ついたとと書いてあるのに括弧の中0のままなのはなんで?
まちがってコメントけしてしまったとあせったよ
終わり
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テーマ: | 投稿日時:2012/07/25 23:12 | |
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