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「対象は?」と尋ねる行為。


タグはヴィクトリースパークだけになってますが、割と多くのTCGに言えることだと思います。

けっこう昔の話になるんですが、割と大きな大会での出来事。

こちらのエントリースパークで「あなたのベンチに《○○》がいるなら、相手のフィールドのカードを1枚選び、相手の控え室に置く」(いわゆるピン除去)が発動した時、対戦相手が、

「対象は?」

って聞いてきました。

総合ルールを何度か読んだことある人は解ると思いますが、対象を選択する行為は技の解決時に行われるものです。

つまり、こちらとしては、対象がどれかを尋ねる行為=キャンセルしないので解決してください、という理解になるわけですよ。

んで、こちらが対象を指定した後に、相手はキャンセルを宣言してきました。

んなん通じるかい!と「ダメです対象を指定した後はキャンセルできませんなんならジャッジに確認取りますか?」(ここまで一息)

と言ったら、相手は不服そうに応じました。

この時は特に問題なかったんですが、最近フリーファイトを傍観してる時によくある現象で、こういう技の解決時になされる行為があったにも関わらずキャンセルを宣言するプレイヤーとそれに応じるプレイヤーがけっこういますね。

対象の指定やデッキトップを控え室に置いて技を参照するタイプなど。

まあ、ルールを把握してないのは自己責任で知ったこっちゃないんですが、タイトルにもある「対象は?」と尋ねる行為の解釈に温度差があるんじゃないだろうかと思うわけですよ。

なんとなくルールを把握してるライトユーザーからしてみたら、「対象は?」=(対象次第でキャンセルするかどうか考える)ぐらいの気持ちで尋ねてる可能性もあるわけです。

俺の見解では、先述の通り、自分から言い出して解決させてるからキャンセル出来ないって理解です。

抽象的にいえば「キャンセルが使用出来るタイミングに、キャンセルを使用出来るプレイヤーが、相手に対して、解決時になされる行為の一部または全部の実行を要請する行為」=「了承」ってことですね。


実際、あの場で揉めてジャッジ呼んでたらどうなってたんだろ?

登録タグ: ヴィクトリースパーク 

あなたはこのブログの 571 番目の読者です。


テーマ:投稿日時:2012/07/25 22:08
TCGカテゴリ: ヴィクトリースパーク  
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現在“8件”のコメントがあります。
ルサルカ 水太 さん [2012/07/25 22:51]
対象を聞いてからキャンセルをする方もそうですが、巻き戻り処理が発生するような事はやめて欲しいですね。
さのすけ さのすけ さん [2012/07/25 22:57]
同感です。
本来相手に知られないはずの情報なんかが知られてしまうのは勘弁です
かもね/るんるん Nakaji さん [2012/07/26 02:03]
Vスパ他ブシロードのTCGに共通する「対象を解決時に選ぶ」ってルールは、他のメーカーのTCGもやっている人間からすると、珍しい物なのですよ。

Vスパだと誘発した自動能力を解決領域に置く際には対象を選ばず能力使用タイミングで解決する際に対象を選びますが、例えばMTGで似たような能力(誘発型能力)が誘発した場合はスタック(=Vスパで言う解決領域)に積む段階で対象を選びます。
他、Lyceeやアクエリアンエイジなどでも、イベントカードみたいな物を使う場合は、使用宣言時に対象を選び、それを見て相手がキャンセル等の対応を選べます。

多分、他のTCGでの癖を引きずっているから、エントリースパークしたタイミングで「対象は?」と尋ねて、それによってキャンセルしようか考えるのだと推測されます。
無題 如月伽奈 さん [2012/07/26 09:33]
上でNakaji氏も書いてるけど、他ゲーからの慣習では普通の行為。要するに、単純にルールを把握してないだけだと思うよ。コストの支払い⇒カード(効果)のプレイ⇒対象の選択、までを見てから動けるルールが多いからだね。

ジャッジを呼ぶつもりがあるのなら、適切にキャンセルの有無を確認した方が良いかと思われます。その上で対象選択後にキャンセルの使用を宣言されたのであれば、必ずジャッジに「技解決時にキャンセルの有無を確認し、その後に対象選択した結果を見てからキャンセルの利用を宣言された」と伝える事で状況は伝わると思います。

基本的処理としては巻き戻せるところまで巻き戻すとなるので、公開情報の変化しない「キャンセルは使えなかった」となるのが正常です。違う処理をされた場合は上告して良いと思います。


会場とかで見てるけど、ジャッジに現状を適切に客観的に伝えるのが下手なプレイヤーが多すぎ。ジャッジの人は本当にご苦労様です。。
さのすけ さのすけ さん [2012/07/26 18:42]
なるほど。

ヴィクトリースパークの解決時に対象を指定するって珍しいんですね。

勉強になります。

ただ、このブログで本質的に問題にしているのは、対象の指定が技の解決の前か後かというのではなく、ヴィクトリースパークにおいて、
「対象を指定させること」と「技の解決を了承すること」は同義なのかどうかです。

他のTCGにおいては、「自分の発言が、自分の意に沿わぬ形で解釈され、ルール上重要な宣言をしたものとして置き換えられてしまうこと」が起こりうるという問題です。←置き換えたのはおめーだろ!と突っ込まれそうですが、この置き換えにはなんら論理の飛躍も矛盾もありません。

例えば、以下のケースだと、「対象は?」の意味が変わってきます。


プレイヤーA,B。Aの山札よりピン除去がエントリー。

A「キャンセルなければ、解決してもいいですか?」

B「うーん、ちょっと考えます・・・ちなみに対象は?」


要は言葉の使い方の問題なんですよ。
無題 如月伽奈 さん [2012/07/26 21:16]
結論から言うと同義じゃない
同義と取らせない言動をする事が必要
さのすけ さのすけ さん [2012/07/26 23:32]
ジャッジを呼んでたらどうなってたんだろう?ってのは、詰まる所そこなんですよね。

ジャッジに対しての質問の仕方としては2パターンあります。

1「対象を指定した後にキャンセルはできますか?」
2「『対象を指定させること』と『技の解決を了承すること』は同義ですか?」

(簡潔にしてこちらの都合のいい判断の出やすい訊き方もテクニックだと思います。)

前者は、総合ルールの解釈で判断出来る訊き方。

後者は、総合ルールの解釈だけでは判断出来ない訊き方だと思います。

後者の訊き方でジャッジは判断を下せるのか(下す権限を与えられてるのか)興味あります。



↑の「ちなみに対象は?」は、明らかに同義ではない例のつもりです。


標準のアバター 蒼夏凛 さん [2012/07/27 00:01]
私的には、相手が「対象は?」って言ってくることは「キャンセルしません」と同義だと思いますけどね。

明らかにタイミング飛ばしてるわけですから。上で仰られてる通りルール知らないだけって可能性はありますが、ルール知らないことによる不利益はその当人が受けるべきだと思いますし。

まぁ実際にあったらジャッジ呼ぶしかないですね。「対象指定を言った後なんで、今から巻き戻しされると不利益が発生するのですが」と言う言葉も添えて。