米原伊吹のオーガスト専用TCGサイト

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ついに本気を出したLycee、逆襲なるか?
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こんにちは。米原です。

本日は金沢の大会の前日発表のため、今まで取り上げることの出来なかったビックニュースをお一つ。

ついに、Lyceeにも大図書館の羊飼いを含むVer.4が登場です。
見所は何と言っても、「はにはに」「よあけな」「FA」「ユースティア」という、過去作も同時に収録しているところです。
また、構築制限:「Version August(AG)」を新たに追加した点も魅力の一つ。
このニュースについて記事にまとめましたので、お読みください。


~オーガストから始まる本格的な作品単戦略、果たして成功なるか~

2013年度から「構築限定」という新ルールを登場させたLycee。
簡単に言えば、ChaosTCGのネオスタンのように、各タイトルごとのみでデッキを作るという点。
既にイベント限定で専用のパックが売られており、「リセ リミテッドエディション」としてゆずそふとなどの作品が登場している。
また、5月31日に既にLeaf Ver.5が発売されており、ここにもすでに作品単用のカードが収録されているようだ。
だが、当時のニュース http://tocage.jp/pages/1363337702.html にはどのような作品単専用のカードが入っているのかは明記されていなかった。
しかし、今回は明記されている。
その中身は……

フィーナ・ファム・アーシュライト/作品『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』)

CHARACTER/属性:雪月花宙日/使用代償:無無無
登場制限:左中右-中-/AP 4/DP 4/SP 3/EX 2
基本能力 [サイドステップ:[0]]
特殊能力 (未定)
「オーガストVersion1.0」のキャラ全てはDP+2・SP+2・[デッキ・ボーナス:[相手のデッキを2枚破棄する。]]を得る。「オーガストVersion2.0」のキャラ全てはAP+2・SP+2・[ボーナス:[相手のデッキを2枚破棄する。]]を得る。

※構築制限:「Version August(AG)」

なんと過去作の救済!
Ver.2までというと、ちょうどFAまでの時代。
バイナリからFAということで、Moonlight Cradleは収録されていなかった。
その過去作品をMoonlight Cradleで強化するという、オールドファンにとってはうれしい限りのカードである。


~Lyceeだから出来た?考えられない作品の登場~

今回、信じられない点が一つ。
それは、「はにはに」の収録である。
ゲームエンジンがNScripterからEthornellに変更され、windows7対応が難しいことにより、「バイナリ」「プリホリ」「はにはに」は、オーガストが力を注いでいない。
windows7版を出した「よあけな3部作」と「FA」がオーガストが作品化する最低ライン。
正直、ユースティアですら、いまさら作品化して欲しくないとオーガストが思っているこの状態で、最低ラインを通り越して「はにはに」を持ってきたのは驚きだ。
今年がちょうど「はにはに」から10周年。
そして、Traveling August での「はにはに」の歌も出るのではないかという噂もあったためだろうか。
とにかく価値ある「はにはに」の収録。
これはやはり、歴史があり、付き合いの長い「シルバーブリッツ」だから出来たことだろう。
いまだに人気のほなみんを筆頭に、ツンデレ義妹の茉理など、個性豊なキャラクターが登場するのは、購買力をそそるだろう。


~これをもっても茨の道、過去の栄光は取り戻せるか?~

かつては美少女ゲームのカードゲームといえばLyceeだったが、ChaosTCGやプレシャスメモリーズに押されているLycee。
これだけの布陣を用意しても、かなり厳しいのは確かである。
原画だけでなく、イラストレーターを使用しているのは、Lyceeのアイデンティティ。
これはもはややめることが出来ず、仕方ないとしても、まだまだ努力が足りないと思う。
HPのカードリストは見づらいし、初心者講習会も少ない。
(カードをバージョンごとに検索すると、順番がめちゃくちゃで、非常に探しづらい)
大会はID取得後のランキング製で、初心者にはちょっと敷居が高い。
ブシロードのように、初心者向けの大会や、各作品ごとの大会をもっと増やすべきだと思う。
さらにはデッキレシピも必要だろう。
もはや一からファンを獲得すべく、出直しが必要である。


~コレクションから脱出できれば、成功につながる~

もしLyceeが今までと同じ道を歩むとすれば、正直、作品のファン層に「コレクション」としてシングルで数点買ってもらうだけの、「今までどおり」の結果に終わるだろう。
もちろん、Lyceeが好きでプレイしている方もいるわけで、全員がそうではないのだろうが、昔のような爆発的なヒットにはならないだろう。
コレクションからの脱出――つまり、競技性のあるカードゲームなのだから、きちっと「競技」をしてもらわなくてはならない。
それがユーザーの獲得につながり、大会を盛り上げることにつながる。
今回、過去作のバージョンの救済をしたのは、昔のプレイヤーを呼び起こすためにも、今のプレイヤーに訴えるためにも、そして新規層にもありがたい作戦である。
Ver.1のカードなんて、格安でカードゲーム屋に転がっているし、イエローサブマリンではVer.1と2を収録したベースドエディションや、Ver.2のみが新品で手に入ったりする。
過去のプレイヤーにとっては紙くずが復活するわけだし、今のプレイヤーには過去作とのシナジー効果を考え、非常に多くの戦法が生まれるだろうし、初心者には格安での参戦が可能となる。
そのためにも初心者向け、そしてライトユーザー向けの大会、つまりは「オーガスト限定大会」を多く開くべきだと思う。
これは前出のLeafでも行うべきだ。
Leafもオーガストも、幸いにして人気のある会社だし、ChaosTCGにも収録されているため、カードゲーム人口は多い。
あとは、他社に移ったカードゲームプレイヤーをいかに振り向かせるか。
Lyceeの手腕がとわれると思う。

米原

登録タグ: シルバーブリッツ  Lycee  オーガスト 

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テーマ:投稿日時:2013/07/22 22:35
TCGカテゴリ: Lycee  
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