Nakajiのダメさ加減が炸裂するToCaGe出張所

個人的にはブシロードがVスパークのサポート・商品開発を現時点で打ち切るとは欠片も思っていないので、特に心配はしていませんでした。
ブシロード製品の中では相対的にシェアが低いでしょうが、打ち切られる程に悪くは無いと思っています。
それなのに、新規エキスパンションの予定が無い状態が1ヶ月以上も続いた上に、出てきた新商品が1エキスパンションのみなのは腑に落ちない部分があります。

Vスパークという商品がブシロードにとって採算が取れないのであれば、すっぱりと切り捨てられると推測されます。
そうはならず、1エキスパンションだけとは言えサポート・商品開発が継続したと言う事は、ブシロードとしては切り捨てたくない商品だと言えるのでしょう。

では、何故、こんなに期間が空いた上に、出るタイトルが少ないのか？
幾つか理由が考えられます。
以下は、絶対的な根拠がある訳ではない、推論です。

【理由1】版権が取れない？
よく言われている話です。
ここ数年、新作TCGが良く出ていて、Vスパークみたいな版権物TCGも増えています。去年はブシロード自身が『ファイブクロス』を出しましたし。今年4月にはムービックから『レベルネオ』が出ますし。
新規放映のアニメで目ぼしい版権は獲得争いが熾烈でも不思議はありません。
ブシロードとしても、今までみたいに思うように版権が取れず、規模が小さいVスパークに回す分が足りなくなっているのかも知れません。

ただ、別に版権は新規放映のアニメでなくても構わないと思うんですよ。
コンシューマゲームでも良いわけですし、アニメ化されていない漫画でもラノベでも良い訳です。

【理由2】開発ラインが足りない？
Vスパークの開発は遊宝洞です。
遊宝洞は、日本最高峰のTCGデベロッパーと言っても過言ではありません。
一昨年ブロッコリーから出た『Z/X』は「全国決勝イベントを公式で開かない」と言う斬新な戦略が成功して好調です。
去年は富士見書房とメディアファクトリーが組んで出した『アンジュ・ヴィエルジュ』も手がけています。
もちろんブシロードから出ている『ヴァイスシュヴァルツ』や『ヴァンガード』も続けて作っている訳です。
つまり、遊宝洞の手が回らなくて、なかかなVスパークの新製品が出せないという可能性があります。

また、ブシロード側の受け入れ・チェック体制もキャパシティを超えている可能性があります。
ブシロードは自社内にテストプレイチームを持っていて、デザインを外注してるTCGでも、販売前に自社内でテストプレイしているそうです。
去年から今年に掛けて『ファイブクロス』『バディファイト』が増えました。これらのタイトルは、自社開発商品ですから、余計に人手を必要とします。

開発やテストの人出が足りないなら、相対的にシェアが低いTCGが割を食うのは仕方ない事なのかもしません。

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いずれにせよ、ブシロードにVスパークを続ける意思があれば、いずれかは解決される物だと思われます。