Nakajiのダメさ加減が炸裂するToCaGe出張所

SCFの感想、に対する感想。
今回、Vスパークのスタンダードとネオスタンは同じ時間帯に開催された訳です。*1
つまり、スタンダードとネオスタンダードのどちから片方にしか出場できない仕様だったのです。それなのに、スタンダードの優勝デッキが4地区中3地区までネオスタンダードの構築条件を満たすデッキでした。
構築ルール上、スタンダードの大会にネオスタンダードの構築条件を満たすデッキで参加しても問題ありません。トーナメントリーガルです。
それなのに、スタンダードの大会にネオスタンダードのデッキで参加した人が居る事や、優勝したデッキがネオスタンダードのデッキだった事に対して、不満や批判を述べている人が多く目に付きます。
俺には、不満や非難を述べる理由が理解できません。

あと、参加者の分布ですが、ネオスタンダードよりスタンダードの参加者の方が少なかったみたいですね。
個人的な予想ですと、スタンダードの方が参加者は多くなるかと思っていました。
そう予想した根拠は、直近であった、緒花の《花》技や夜空の《黒》技に対する賛否の話題。
原作再現性から見て疑問なので否定とする意見よりも、原作再現性なんて関係なく作品を超えたシナジーを重視して肯定する意見の方が多いように見受けられたから。作品を超えたシナジーって事は、スタンダード重視って事ですよ。それなら、スタンダードのプレーヤーが多いって事だと解釈していました。
そんな事では無かったみたいですね。

MTGには、発売されている全てのエキスパンションが使える「レガシー」ってフォーマットがあります。このフォーマットに熱心なプレーヤーに対して、「レガシー厨」とか「レガシー豚」とか言う蔑称が存在します。
Vスパークでも、スタンダードを重視する余り、有害な言動をするような人がいるのであれば、同じような蔑称で呼ばれるべきなのかも知れません。

ここからが本題。
個人的には、スタンダードとネオスタンダードの他に、この2つの中間的なフォーマットが1つ必要なのでは無いかと考えます。
これは、Vスパークのみならず、ネオスタンダードを採用していて一定数のタイトルが参戦しているTCG全てに言える事だと考えます。
ネオスタンダードをサポートの中心に据えるのであれば、全ての参戦作品に対して追加カードを定期的に出さないとなりません。メーカー的にそれは無理でしょう。
かと言って、プレーヤーが自分の好きな作品のデッキを強化する為に、発売されている全てのエキスパンションが使えるフォーマットに参戦するのは、金銭的な負担が高くて難しいです。
例えば、ネオスタンダードのタイトルから2つを選んで構築するフォーマットとかあればどうでしょうか？
これなら、作品を超えたシナジーを追求しつつ、金銭的に無理なく遊べます。また、追加のカードが出ない作品のカードも、他の作品のカードと組み合わせる事でいつまでも遊べます。

まぁ、これを実現するのであれば、作品を超えたシナジーを形成するカードが、双方の作品のファンやキャラのファンが喜んでデッキを組むような組み合わせにしないとなりませんが。
前述の、『花咲くいろは』の「緒花」にしても、『僕は友達が少ない』の「三日月夜空」にしても、これらのキャラクターのファンが他のVスパーク参戦作品のキャラの中で誰が好きな傾向にあるのか、ちゃんとブシロードが調べて遊宝洞に伝えてデザインに反映させないとならないでしょう。*2

前にWSで同じような事を書いて、フォーマット名を『ダブルスタンダード』ってしたらネタみないな記事になってしまった。