Nakajiのダメさ加減が炸裂するToCaGe出張所

アクエリが新章突入で今度出る『始まりの地球（ほし）』以降のカードのみが使えるレギュレーションが発表されて新規に始めやすかったり、シルバーブリッツが新規TCGの『ファンタズマゴリア』を出したり、ムービックが新規TCG『プリズムコネクト』を出したりと、これから先は新しいTCGを始めるのに良い季節である。
で、TCG取扱店の少ない地方で、自分が始めたいTCGを取り扱ってくれるお店を開拓する方法について語ってみたいと思う。
発売前の段階で、商品の取り扱いと、大会の開催をお願いする方法についである。
**何故、お店は新規にTCGを扱ってくれないか？
TCGを取り扱うにも、大会を開くにもコストが必要って事です。一定の投資を先行させる必要がある。
取扱いを始めたTCGにユーザが付いてくれれば、投資が利益を生んで戻ってくるが、ユーザが付かなければ投資が損になる。
特に新規のTCGの場合、人気が出るかの予測は難しい。
人気が出てから取り扱っても遅くは無いし、お店的には安全である。

**取り扱ってもらい易い店の探し方
同じメーカーの別のTCGを既に扱っているお店なら、新規に扱ってもらうお願いをし易い。
商品の仕入れは問屋経由だろうけど、公認大会とかサポートとかは直接TCGメーカーとお店でやり取りが発生する。
同じメーカーの別のTCGで付き合いがあれば、付き合いが無い店よりもハードルが低い。

**取り扱いをお願いする時の作法
取り扱いをお願いする事で、自分がお客としてお店に利益を与えられる事をアピールする事が重要。
具体的には、そのお店で商品を買う事。
「大会を開いてもらえるなら、商品を予約します」
と言う事を表明すれば良い。
可能なら、前金で予約する。*1

あと、地方によくあるTCG専門ではない店舗だと、店員が大会を開催・運営するのが難しい。開催するTCGのルール的な知識と、スイスドローのマッチングの知識が必要になる。(オポーネント計算の知識も必要になるけど、計算方法はメーカー別に違っていて、計算方法は公認大会のキットに記載されているから、記載通りに計算すれば問題ない。)
お店はメーカーとの連絡と場所の提供だけ担当して、実際の大会運営は一部のお客にお手伝いをお願いするというスタイルもある。
そう言うお店の場合、手を挙げた自分が、大会運営のお手伝いをすると事も申し出る。

**維持
取り扱いのお願いに成功した後も、自分がそのTCGを遊び続けている間は、お願いしたお店でパックを買い続ける事が重要。
シングルはお店によって値段の上下が激しいし、地方のお店だとシングルの扱いをしてない所があるから、足りない分を他の手段のシングルで補うのは否定しないけど、パックは値段の差は小さいし、どこで買っても内容は変わらないのだから、通販や安売り店と比べて多少高くても、自分が開ける分は全部そのお店で買うようにしよう。
また、書店や玩具店がTCGも取り扱っている場合、自分が本やゲームソフトを買う場合は、極力、そのお店で買うようにしよう。TCGはパックだけ売っていると利幅が小さいので、客寄せと割り切って、本業の方で儲けるというスタンスのお店もあるからだ。

**一番手っ取り早い方法
以上は、全く面識の無いお店に取り扱いを始めてもらう方法である。
が、他のTCGでそのお店の常連になっていれば、もっとスムーズに話が進むはずである。
もちろん、自分が常連になっているお店に対しても、上記の方法でお願いするのが効果的である。