昨日のトッキュー8の会場にて、どうやらカードが盗まれたみたいなのです。
家から帰って超次元ファイル(サイキックがたっぷり入ったファイル)を整理していると、2枚ほどカードがかけているのを発見。
被害にあったのは、ラスト・ストームとデビル・ディアボロス。39弾の2大トップレアです。
(DMが分からない人は、大体4000~5000円分盗られたと思ってもらえれば)。
確認できたのはこれだけなので、もしかしたらファイルからまだ抜き取られている可能性もあります。
まあ、子供達にせがまれてファイルを見せ歩いており、カード管理が出来てなかった自分の責任ではありますが、子供の中でもカードを盗む人がいるというのが非常に残念でした。
もちろん、どこかに落とした可能性もあるのですが、狙ってあの2枚だけ抜けるのはなんだかおかしいのです。
欲しい物が目に入れば手に入れたくなる、それは当然のことだと思います。
そのために、頑張ってお金を稼いだり、買ってもらったり、(カードで言えば)トレードをしたりするものです。
そうやって苦労して手に入れたものだからこそ、初めてそのカードに価値が付くものだと思います。
一方、盗んで手に入れたものというのにはどんな価値があるのか。もちろん金銭的な価値はどう手に入れたものであろうが変わらないでしょうが、愛着というか、自分だけの価値というものは「ほとんどない」のではないかと思います。
大体の高いカードは、強いカードが多いです。が、だからと言ってそれを入れれば即勝てるというものではありません。
強いカードでも、それを生かすデッキ構築やプレイングをしなければ、ただの紙です。
カードゲームが強い人は、その強いカードを組み込むなら、そのカードを生かした戦略を練り、そのためのカードでデッキを組み、そのデッキにあったプレイングをします。
カードゲームが強い人は、ただ強そうなカードを適当に入れ、一応戦略はあってもそこにいたるプロセスが無く、手札に来たカードを使いたいときに使うだけです(楽しくやれればそれはそれでよいと思うのですが、やはり真剣に勝つためにはそれではダメです)。
カードゲームが強い人は、今手元にあるカードでデッキのやりくりをし、どうしても必要な場合のみ、シングル購入やトレードで手に入れ、デッキを完成させます。
カードゲームが弱い人は、恐らくとりあえず強そうなカードを適当に集めるだけで、手元にあるカードでやりくりして強いデッキを目指そうとしない人です(そう言うと、私はカードゲームが弱い部類に入りますが……)。
確かに、今回被害にあったラスト・ストーム、デビル・ディアボロスはシングルで買おうとすると、小学生にとっては非常に高価なものです。お小遣いでは足りないかもしれません。
ただ、大人にとっては、「たったの5000円」なのです。多分、正社員なら日給換算で2日ほど働けば手に入る額でしょう。アルバイトでも、10時間も働けば到達できます。
しかし、それでも「自分で汗水流して稼いだお金」で買ったもの(あるいはより多くの資金をかけて当てたもの)です。
小学生には、「せっかく自分のお小遣いで買ったものを誰かに盗られた」時の残念さは理解できるでしょうか。多分、被害に遭えば分かるとは思います。
小学生が5000円貯めるのが大変なように、大人も5000円貯めるのは大変です。「2日働けばいい」と書きましたが、言い換えれば2日「も」働かなければなりません。
前述の「たったの5000円」と言ったのは、「たった5000円のものを得るために、こんなことをする子は非常に残念な子だ」ということです。
簡単に言えば、本を1冊盗んで捕まるようなこと。ばれなきゃそれでいいのか……ということではないのです。
もし盗んだことがばれたら、ただ返せばいいという問題では済まなくなります。「あいつはカードを盗む奴だ」などとうわさを立てられ、それが兄弟や両親にも影響し、友達が離れていくかもしれません。
大体そういう人はカードゲームは強くありません。強い人は、カードを盗む必要なんてありませんから。
もし子供が誰かにカードを盗まれたら、「盗んだ奴誰だ!許せん!」だけの感情になると思いますが、大人から見ると「あぁ、こんなことする子がいるんだ。残念な子だなぁ」と、盗んだ子に対して哀れみの目を向けるでしょう。だって、被害が「たったの5000円」ですから。
地元の大会会場で、そんな子がいるのが非常に残念だと思うのです。
……とまあ、愚痴のような説教のようなことを延々述べてきましたが、小さな大会会場でもこのようなことが起きています。
ましてや、大きなイベント会場では、利殖目当てでカードを盗むことやシャークトレードを申し込む人が絶えないのではないかと思います。
なので、イベントに行く際には以下のことには注意しましょう。
1.無駄な荷物を持たない
たくさんの荷物を持つと、それだけ荷物の管理が大変になります。
必要なものを最小限もって行くにとどめておきましょう。
2.カードファイルは整理して並べる
ストレージに入れているカードもそうですが、特に高額カードが並びやすいカードファイルは、色ごとや種類ごとなどに、きれいに整理して並べておきましょう。
こうすることで、イベントが終わった後に無くなったカードが無いかチェックしやすいですし、相手もきれいに並んでいるファイルから抜くとばれるのでは、という心理的プレッシャーを与えることが出来ます。
3.トレードできないカードや大切なカードはファイルに入れない
どうせトレードに出す気がないカードなら、最初から持っていかないようにしましょう。
相手も欲しいと思っても出せないと知ったらがっかりするでしょうし、それが盗まれたら最後です。
4.ファイルを見せる際は、1冊だけ見せる
複数人に複数ファイルを見せていると、目の届かないところでファイルを見ている際に抜き取られていることに気が付かないことがあります。
必ず目に届くところで、1冊だけ見せるようにしましょう。
5.トレードする際には相手に抜き取らせない
たまに「欲しいカードがあったらファイルから出しておいて」と言う人がいますが、正直「盗ってください」と言っているようなものです。
ファイルから出したままにすると、相手のカードとごっちゃになる可能性もありますし、無くなった場合に「盗った」「盗ってない」で言い争いになることがあります。
トレードする際は欲しいカードは指摘してもらうにとどまり、成立したら自分で自分のファイルからカードを出し、自分で相手に渡すようにしましょう。
6.荷物は目の届くところに置くこと
トレードに夢中になると、荷物の管理がおろそかになりやすいので、必ず足元など、目の届くところにおいておきましょう。
あるいは、信頼の置ける友人に預かってもらう、という方法もあります。
イベントでの荷物管理は自己責任です。
盗難に遭っても、誰も助けてはくれない、と思っておいたほうが良いです。
また、盗まれたらまず返って来ないと思っておいたほうがいいでしょう。
そうならないためにも、荷物管理は自己責任で、きちんとやりましょう( ・_・)b
テーマ:落書き | 投稿日時:2011/09/25 20:35 | |
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蔵女 さん | [2011/09/25 20:51] |
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それは、災難だったのですね。
2枚でそれだと随分高レートカードだったようですし。 手持ちが多いと、2番が疎かになります。 私も最近ショップに行く機会が増えたので、バインダを新調しました。 トレードに出す分だけとは常々思ってはいるのですが……。 |
塚PON さん | [2011/09/25 21:07] |
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子供向けコンテンツでのことだけに
親の躾がなってないとしかいいようがないですなぁ。 躾されてなくとも、自制できる子が育って欲しいものです。 |
TASUKU さん | [2011/09/25 21:08] |
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災難でしたね。
高レートなのもそうですが、それによってプレイしている相手を信用できなくなってしまうのはもっと悲しい・・。 こういう話を聞くと、店舗さんでトレードが禁止されたり、バインダを開いていると注意されたりというのも仕方が無いのかなと思ってしまいます。 そういう思いが出てくること自体も悲しいことですが。 |
フィーカス さん | [2011/09/25 21:45] |
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>蔵女さん
まあ、エキスパンションのトップレア2枚が盗られた、と考えていただければ。 数が多くなると、ファイル2つ以上、ということも多くなりますからね。 なかなか整理するのが大変になるのです。 >塚PONさん 正直、今は「知ろうとしなくても知ることが出来る」「必要なことは教えてくれる」「知らなくてもどうにでもなる」ような環境ですからね。 自分は誰かが守ってくれる、だから自衛手段をとろうと思わない。 自分が守られているから、人を傷つけてもその痛みが分からない。 環境が環境だけに、親がそういうことを教えていかないといけないのですが、親ですら自衛手段を持っているかどうか怪しいのです。 多分、だからオレオレ詐欺に引っかかる人が多いのでは……などと考えてしまうのです。 >TASUKUさん 値段はともかく、そういう人がいたのが悲しかったのです。 >店舗でのトレード禁止 トラブルの発生に責任が持てない、というのもあるのですが、何よりトレードで済まされるとカードが売れなくなってしまう……というのもあると思うのです。 |