なんだかんだでもうすぐ8月も終わっちゃうのです。
早いところではもう始業式なんだとか。この企画とは何だったのか(汁
ということで、夏休みも終わるので、1日程度で終わるようなものを挙げてみます。
夏になるとのどが渇く→冷たい麦茶が恋しくなるものです。
おばちゃんが麦茶の量産体制に入ったりするものです。
さて、麦茶を作る際に、お湯を沸かします(最近は冷たい水でも出来るそうですが)。
沸騰したお湯は約100度。非常に熱いのです。一度測ってみると良いでしょう。
さて、水は100度で沸騰しますが、ほかのものはどれくらいの温度で沸騰するでしょうか?
たとえば塩水は?しょうゆは?コーラは?
今回はそんなテーマ。
準備するものはいろんな液体、150度くらいまで測れる温度計、調理器具。火を使うので、小学生の人は両親といっしょにやってください。
実験方法は簡単で、準備した液体を火にかけ、何度で沸騰するかを温度計で測定するだけ。
比較対象として、水も沸騰させてみましょう。
結構、コーラとか高い温度になると思います。やりすぎると焦げてくるので注意。
大体、何か混ざっているものは水より沸点が高いと思います。
これは「沸点上昇」という現象が起こっているためです。
ちなみに沸点がどのくらい上がるか、というのは、混ざっているものの分子やイオンの数によって決まります(重さではないのです)。
スパゲッティをゆでる際、塩を入れるのは、水に塩を入れることによって沸点上昇を起こし、高い温度で早く茹で上げるためなのです。
逆に、いろんな液体を凍らせて、どのくらいの温度で凍るか、というのも調べてみると良いでしょう。
同様に、いろいろ混ざったものは水より凍りにくいと思います。
これも同じく「凝固点降下」という現象が起こっているためです。
氷に塩を混ぜると、普通の氷を使ったときよりも早く冷えます。これを利用してアイスクリームを作ったりなんかもできます(ドライアイスを使ったほうが早いですが)。
化学の実験なのですが、身近に利用しているものを考えると、「なるほど」と思ったりするのです。
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テーマ:自由研究をしよう! | 投稿日時:2010/08/23 21:49 | |
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yamaimo さん | [2010/08/23 23:39] |
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>スパゲッティ 塩味が必要なんだと思ってた、流石理系。 ちなみに250mlのペットボトルに入ったサイダーを 一度も栓を抜かず冷凍庫で凍らすと割れるらしい。 (or耐久あるならフタ空けた瞬間パチパチッと氷になってしまう) |
フィーカス さん | [2010/08/24 21:44] |
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>塩味 ゆで汁も調味料として使うから、塩分を補うという意味もある。 そうでなければ塩化マグネシウム(にがり)のほうが水に溶けやすくて効率が良い。 >冷凍庫で凍らすと割れる 水は物質の中では特異的に液体よりも固体のほうが体積が大きくなる。さらにサイダーには炭酸が入っているから、膨張しまくってそりゃ割れる。氷が水に浮くのも氷のほうが密度が小さいから。 >開けた瞬間に凍る 過冷却という状態。振動を与えない状態で水を0度以下にしても凍らない。0度以下の状態で振動を与えてやると、ショックで凍りつく。 と説明したが果たして理解できるかどうか。 |