新しくChaosTCGを始める方向けにお送りしている企画です。
今回は第9回。これより前の回を見たい方は、
左のカテゴリから「Chaos初心者向け講座」を選んでください。
今回は引き続き、公式HPに載っている奇怪な(褒め言葉)デッキを紹介したいと思います。
なぜ僕がデッキ解説を行っているかについては、前回を見て下さい。
※前回の記事に、すぎなみさんのコメントをいただきました!
興味がある方は見てみてください。
では、始めます。
今回は横浜地区優勝のデッキです。
別窓でデッキレシピを開きながら読むのをオススメします。
前回同様、まずはカード紹介から。
大導師「マスターテリオン」
[自動]相手のキャラがアタックキャラやガードキャラに選ばれた場合、相手はカード1枚を引いてもよい。
【Main】〔パートナー:レベルカード1枚を控え室に置く〕自分の控え室のイベントカード1枚を手札に加える。
お茶注ぎ!
【使用】〔自分のデッキの上から1枚を控え室に置く〕
【Main】自分の控え室のカード1枚をデッキに戻す。その後、デッキを切り直す。
※現在はエラッタにより、テキストが変更されています。
暴走「ウォーロック」 with 赤城
【登場】〔自分の《暴走「ウォーロック」》を控え室に置く〕
【維持】〔お互いのキャラすべてとお互いのプレイヤーに9ダメージを与える〕
[永続]パートナーにできない。
海上訓練中「リーネ」&「宮藤 芳佳」
【エクストラ:「リーネ」&「宮藤 芳佳」】
[永続]自分のキャラすべてはバトル以外によるダメージを受けない。
海上訓練中「バルクホルン」&「ハルトマン」
【エクストラ:「バルクホルン」&「ハルトマン」】
[永続]相手はこのキャラのレベル以下の攻撃力のキャラをアタックキャラやガードキャラに選ぶことができない。
敵陣偵察中「ハルトマン」&「バルクホルン」&「ミーナ」
【エクストラ:「ハルトマン」&「バルクホルン」&「ミーナ」】
[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、カードを1枚引く。
【Main】〔【スタンド】から【レスト】にする〕自分の控え室の<ストライクウィッチーズ>のキャラカードを1枚手札に加える。
この6枚がこのデッキの核となりますが、コンボ自体は上3枚で成り立ちます。
簡単に言うと、暴走「ウォーロック」 with 赤城(以下赤城ウォーロック)の
効果である“お互いのデッキに9点ダメージ”を、自分だけ回避してしまおうというデッキです。
デッキ自体のプレイングは、僕のようなものに全てを把握することは出来ないので、
核となるコンボの流れを紹介していきます。
1、アリーナに赤城ウォーロックを登場させる。
このキャラの登場は、3体のキャラを経て進化する必要があります。
“ネウロイ”→「ウォーロック」→「暴走ウォーロック」→「赤城ウォーロック」。
それぞれのカードはデッキレシピを確認してください。
登場が大変なので、このキャラを実戦で使うのは無理だと言われていました。
2、大導師「マスターテリオン」(以下テリオン)の効果を使用し、
控え室にあるお茶注ぎ!(以下お茶)を手札に回収。
回収したお茶を使用し、テリオンをデッキに戻します。
…お気づきになられたでしょうか。
この、「テリオンでお茶回収→お茶でテリオンをデッキに戻す」
という一連の流れは、デッキが0枚でなければゲーム中何度も出来るのです。
このコンボを、通称“テリオンティー”と言います。
3、ターン開始時、赤城ウォーロックの【維持】の効果により、
お互いのデッキとキャラ全てに9点のダメージが与えられます。
自分のキャラへのダメージは海上訓練中「リーネ」&「宮藤 芳佳」で無効化するようです。
デッキへ9点のダメージは大きく、お互いにパートナーがレベルアップする確率も高いです。
他のデッキなら自滅もしくは引き分けになってしまいますが、このデッキは違います。
先ほど紹介した“テリオンティー”のコンボにより、そのリスクは激減します。
なぜかと言いますと、このゲームのパートナーはレベルが4まで上がりますよね?
なので、ダメージをキャンセルできる回数は3回です。
ですがこのデッキの場合、
“テリオンティー”で何度もレベルカードをデッキに戻すことが出来るので、
ダメージキャンセル回数は“何度でも”という事になります。
これで、相手はキャンセルが決められた回数しか出来ず確実に0枚に近づいていきますが、
こちらは何度でもキャンセル出来るためデッキは無くなりません。
4、後は、相手の攻撃をしのぎ切るだけでゲームに勝利します。
上で紹介したエクストラですが、
敵陣偵察中「ハルトマン」&「バルクホルン」&「ミーナ」を4レベルに上げ、
さらにそこから海上訓練中「バルクホルン」&「ハルトマン」に
エクストラ化することで7レベルになることが可能となり、
攻撃力が7以下のキャラは攻撃も防御もすることが出来ません。
キャラがエクストラ化する時には、元のキャラの1番上の1枚は
新たなエクストラのキャラのカードと“ピッタリ”重ねるので、
4レベル+4レベルの8レベルでなく、7レベルとなります。
このデッキの素晴らしいところは、“ロマンを実現させてしまった”ことでしょう。
上でも申し上げましたように、赤城ウォーロックは強いけども、
所詮実戦では使えないロマンカードだと言われて評価は低かったのです。
ですが、このデッキを構築した方はその常識を覆しました。
僕自身も決勝戦を見ていた時、非常に驚いたことを覚えています。
デッキ構築術はもちろんの事、プレイングも到底マネ出来るようなものではありません。
もちろん今はエラッタにより弱体化していますが、
新たな環境の中で自分なりに組んでみるのも良いかもしれませんね。
コピーデッキで大会に出るのは僕はオススメしませんが、
仲間同士で遊ぶ分にはとても面白いデッキです。
いかがだったしょうか。
次回は、
東京大会優勝の「2kill沖」デッキを紹介したいと思います。
初心者の方はご存じでないと思うので言いますが、
横浜と東京の優勝者は同じ人物です。しかも違うデッキで。
ホントすごいですよね…。
更新は9日の夜を予定しています。
では、何か質問等がありましたら、お気軽にコメントしてください。
また、間違っているところ等がございましたら、ご指摘ください。
ではでは~。
登録タグ:
テーマ:Chaos初心者向け講座 | 投稿日時:2009/10/08 16:16 | |
TCGカテゴリ: ChaosTCG | ||
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