カードゲーム至上主義tocage支部

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WGP2014大阪地区決勝大会WS&chaosステージにおける時間切れについて

現在の段階で明文化されていない、ジャッジの時間切れ間際の振る舞いについて。大阪地区決勝でのジャッジの振る舞いを見て、これは一度議論するべきかと思ったので、記事にします。

まずは3回の時間切れの事例から。

事例①
chaosTCG日本選手権予選最終戦における、全勝卓でのこと。
プレイヤーをA、Bとすると、二人は知り合い同士でした。
時間切れ間際になり、ジャッジが卓につきました。
Aが残り何分ですか?と聞くと、ジャッジは
「残り数分です。これ以上は(言えません)。」
2分程度のち、Bが山0でラストターンを迎えた時に、時間切れ。
ジャッジ「はい、タイムアップです。」
A「棄権懇願あるんで勝ちでいいですか?」
B「抜けません。負けました。」
ジャッジ「引き分けでお願いします」

これで5分ほど裁定を巡る議論が勃発。ちなみにこれが引き分けだと、これまで全勝の二人は、引き分けのせいで無敗ながら決勝トーナメントへの参加が絶望的になります。
ジャッジがもう一人ジャッジを呼んできて協議するも、やはり時間切れ宣言時に投了が間に合ってなかったので一次裁定は引き分け。
AB両者で上告。ヘッドジャッジ(梅田社員)がやってくる。盤面は崩れてるものの、誰がどう見ても抜けなかったことを強く主張。詳しくは聞き取れませんでしたが、ジャッジや運営の対応の遅さも指摘。
「相手山0で手札公開で勝ち確です」
「ジャッジが来るのが遅い」
「マナーだからターン返してあげた、前の自ターンに手札見せて投了促してもよかった」などなど。
結果的に、ヘッドジャッジは今回は滑り込みセーフ、ただし両者に注意を与えるという形で決着しました。

両者、決勝トーナメントへ。



②WSネオスタンダード決勝トーナメントにて。

時間切れ間際になって、ジャッジに時間を聞く→残り若干?とのこと。
1〜2分あるだろうと思って詰めを用意したら、実は30秒しかなく時間切れ両者敗北。
あと30秒あれば、決着がついていた様子。



③chaosTCG日本選手権決勝トーナメントにて。

カオスの決勝トーナメントの時間切れはエクストラターン制。当該ターンを0ターン目とし、追加1ターンを行う。
決勝トーナメントなのでジャッジが一卓に一人つく。時間切れ間際、プレイヤーAが残り時間を何回か聞き、ジャッジはついに「のこり30秒です」と宣言。
プレイヤーAがカウントダウンを要求し、ジャッジはのこり30秒から、20秒、10秒、以下1秒ずつカウントダウン。それはまるで将棋の秒読みそのものでした。
残り2秒の読み上げと同時にAがターンエンド。時間切れになり、エクストラターンはB、Aの順に。結局Aがきっちり決め切り、勝ちました。







以上が大阪地区決勝での時間切れ三事例です。①は引き分けだったら上がれてた他の二人のプレイヤーからしたら面白くないでしょうし、②のプレイヤーはこれらの話を聞いたらジャッジの対応の違いに疑問を持ったはずです。③はプレイヤー的には理想的な対応ですが、初めて見ました。


そもそも、時間切れ両者敗北後に投了出来るかどうかというのは、非常に難しい問題です。運営としてもなるべく一括で処理したいでしょうし、時間切れ後に投了というのは、ルール的には出来ないと解釈されます。一方で、プレイヤーの立場からすると、時間切れ引き分けになったら負けでいいので、最後までじっくり考えさせてくださいという場面が少なくありません。
かといって、毎試合残り時間をカウントダウンするのも、状況によっては悪用出来てしまい、難しいところです。

ただ、詳細な残り時間を知りたいと思う場面はあるかと思います。②の事例は、詳細な時間を教えてもらえていれば、決着がついてたかと思います。これを教えないのは一つ疑問。
また、①が引き分けでないのも納得がいきません。運営遅延やジャッジの対応が間に合ってないような運営がもはや定着しつつあるなか、この主張が通るなら、引き分けはもっと減るかと思います。プレイヤー的には通って欲しいですし、ずっと通らなかったのですが、今回ヘッドジャッジが前例を作ってくれたので、ある意味光明でしょうか?
③に至っては、ここまでやってくれるのか!と言った感想ですね。詳細な時間を聞く事でタイムコントロール。両者了承の上とはいえ、これが認められるならやはり、引き分けは激減するかと思います。


総じて、これまでの時間切れ関連の対応を、一度明文化して整理して欲しいと欲しいと感じました。電子機器は使えないけど腕時計の確認ならOK。詳細な時間を曖昧にしか伝えてくれないジャッジに対して今回の事例。少なくともなんらかの公式の見解が欲しいところです。

例えば両者了承済みならば、詳細な時間を教えてくれても良いのではないでしょうか?

これまでも言って来ましたが、運営やジャッジは、プレイヤーが快適に大会に参加、競技を楽しめるために働いてくれています。プレイヤーとしては感謝しなければならないことです。
そういった経緯である以上、プレイヤーのためにならない、競技の楽しみを奪うような運営やジャッジの対応は好ましくありません。プレイヤーとの見解の違いもなくしていくべきです。スムーズな運営と快適な大会参加の両天秤で、最適な対応を探して行くべきかと思います。
そういう意味で、今回の事例は不公平に思うプレイヤーが複数生まれてしまうような対応だったので、考えるべきかなと思いました。


こういった事例を目の当たりにしてしまったので、今後、ブシロード側に見解を聞くことにしたいと思います。どういった方法でどこに問い合わせるのかはまだ考えている途中ですが、袖フィン問題や交通費問題、ハンドシャッフル問題と同じく、解決すべき問題かと思います。

これを読んでくれた読者の方々には、まずはこう言った前例があったというのを把握して欲しいと思います。次回自分が同じ立場になった時、きっと役に立つかと思います。

また、似たことを地区決勝ないし全国で経験したことがあるよ!という方は、是非教えていただけると助かります。

運営ジャッジプレイヤーみんなで、大会環境を良くしていきましょう。

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あなたはこのブログの 6786 番目の読者です。


テーマ:日記投稿日時:2014/10/26 07:40
TCGカテゴリ: ヴァイスシュヴァルツ   ChaosTCG  
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現在“9件”のコメントがあります。
無題 キキ さん [2014/10/26 09:20]
コメント失礼します。
①についてですが、確かにプレイヤーとしてはこの上告が通ったことは嬉しいと思います。しかしこれは逆インテンショナルドローともいうべき事例をジャッジ、しかもヘッドジャッジが認めたことになりませんか?確かに、残り時間のコールやら、ジャッジの残り時間を聞かれたときの対応など問題はありますが、プレイヤー間の協議で勝敗を操作することを認めることになるのは考えるところがあると思います。
総じて、プレイヤーとしては嬉しい裁定でしたが、ジャッジ視点ではヘッドジャッジ以外の対応は正しいものであり、ヘッドジャッジが認めた事例ができたことにより、似たようなことで逆IDが多発するのではないか、と考えます。
長文失礼しました。
私服よみな 杏子 さん [2014/10/26 10:20]
コメント失礼します。

私も大会出ましたので、丁度気になっていた、
試合中に時間を聞くことができるのかどうかを、
試合前にジャッジ(だと思います)の方に確認を取りました。
返答としては、時間確認はできる、また、腕時計は可。
ということでした。

難しい問題だとは思いますが、何分間隔で教えてくれるのか、
細かい時間は聞けるor聞けないのかなど、
どういった対応がなされるかは明文化してほしいと思います。
試合数に応じたそれぞれの対応を決めておくのが無難な気がします。
(大雑把にですが、例えば今回の③のような、
決勝トーナメントではカウントまでします
それまでに至る試合までは10分、
10分を切ると5分間隔でなら答えられます
また、聞ける回数を設ければ悪用も少なくなるとは思います)
確実なのは、時計をしていくことだと思います。
あとは大雑把でいいので、
全体にアナウンスがあってもいいかなとも思います。

長文失礼しました。
無題 養 分 さん [2014/10/26 10:23]
コメント失礼させていただきます

今回の1の案件に置ける裁定は非常に波紋を呼ぶのではないかと感じます

確かにプレイヤー側からすると嬉しい対応なのは間違いありませんが、この前例が生まれたことでこの先のWGPで似たような事案による対応が増えるので武士ロードには統一見解を示していただきたいところです

長文失礼いたしました
無題 カート さん [2014/10/26 10:51]
コメント失礼します

難しい問題ですよね、アナウンスを細かい単位でやるということは3のようなケースが増えることとなりゲーム時間が延長されてしまうことになりかねませんし、かといって2のようなケースが起こるのも望ましくはないですし。
1についてはかなりめんどくさいことになりそうです。ヘッドジャッジがジャッジの意見2つをひっくり返してしまったため同じようなケースが他でも起きていたかもしれませんし対応をしっかりしてほしいところです。

1は勝ち負けがはっきりしていたとはいえ投了による勝ちゆずりを認めてしまった(けっこう今でも行われていますが)ということになるのが今後どうなるかですね
無題 久遠寺 さん [2014/10/26 11:07]
結構前のことですが1と同じような状況でゲームが終了、対戦相手が自分自身で投了を宣言したのにジャッジが認めず両者敗北と言うことがありました。
しかも、それと同じ日にタイトルカップ決勝が時間切れしたのにもかかわらずそちらは続行ということが起きていました。

まぁ改めて言ってもしょうが無いことですけど武士のフロアルールは明確にして欲しいものですね
ノーム クララ さん [2014/10/26 11:08]
当事者として、一応①の補足をしておくと、今回の大阪地区は試合の進行が運営の不手際で遅延しその処理の為に本戦担当のジャッジが少なかった事が特殊であること。
前期博多で、自分が同じ様にジャッジに時間確認をするがジャッジ1分程来ず。その時に時間延長要求するが通常運営の範囲なのでと断られた。
この事があったので今回の試合中ジャッジに同じ様に時間確認を取るがまたしても1分程来ず、このまま待っていて前期と同じ様になる最悪の事態を避ける為時間確認をせず続行。

と言う経緯があっての裁定だった事を説明しておきます。

標準のアバター ライシン さん [2014/10/27 23:00]
③の事例ですが、エクストラターンの調整に2秒前にターンエンドは、「リカバリーのための危険考えます」や「バトルテキスト考えます」って言えば相手のエンドフェイズを引き伸ばせるので、必ずしもターンプレイヤーが有利とは限らないかもしれません。
ただ、時間切れスレスレで冷静にその判断が出来るかは多分自分では無理だと思いますが、よく「考えます」って言われ2分くらい手札シャカパチされて結局なにもしないプレイヤーもチラホラ居るので、遊戯王みたいに全体の時間だけではなく1ターンの時間制限(効果処理時間は省く)や対応宣言の時間制限を設けて欲しいと思います。そうすればなにもせずに2秒エンドも遅延とみなしてジャッジキルに出来て悪用もされないかと、あとは将棋や囲碁みたく各プレイヤーの持ち時間を20分にして出来れば良いのですが、運営の負担が大きくなりますね。
結局は時間制限があるので相手のターンでも相手の盤面や手札の枚数、控えの種類などをある程度考えて『○○されたらこうしよう』位のことはして時間短縮に努めましょうと言うことですね。時間切れの原因は大概「考えます」の一言の遅延ですから。
標準のアバター sanuwiz さん [2014/10/28 13:32]
まあ基本的に負けそうになったら考えてる振りだけして時間ぎりぎりに勝負をかける手段をとれば勝ったらラッキー決め切れなくても時間切れで両者引き分け狙えば負けませんよ
標準のアバター ライシン さん [2014/10/28 15:10]
引き分けは普通の負けより優先度の低い負け扱いなので普通の負けより順位が悪くなりますよ。