カードゲーム至上主義tocage支部

カードゲームについて勝手に議論するブログです
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いつものアレ2016

WGP東京地区、お疲れ様でした。名古屋からの連日参加の方は、かなり充実した週末だったのではないでしょうか。
久々に問題提起していこうかなと思います。



その前に参加者の人に一言。アンケート用紙を面白おかしく書く文化はよくない。せっかく向こうの好意でわざわざ紙を用意してもらってるのに、いざ読んだら適当なことしか書いてない中身のないいたずら書きばっかり。こんなんじゃプレイヤー失格だと思います。ジャッジは1回戦開始前にはすべての机からあれを回収してくれてるんですよ?白紙ならともかく何かしら書いてあれば、それはやはり内容に限らず回収しなければならないわけで。それに後で目を通す社員がいるわけです。レシピ用紙よりも優先してアンケート用紙を各卓に用意してくれてるわけです。低俗な文化はさっさと捨てましょう。



で、本題。今回は2つ。1つは抽選の話です。

昨今のヴァイスは特に、大会の途中で、抽選が行われることが増えてきています。ランダム要素が高くなる抽選という方法ですが、ある意味公平とも言える方法で、徐々に定着しつつあります。

抽選というのは、シャッフルと同じです。全事象の発生確率が均等になるよう、充分に無作為化されなければならないわけです。さらにそれは不正なく公平に行わなければいけません。当たり前ですね。

3つ事例を。まずは名古屋のお話。


名古屋地区のネオスタンダードでは、決勝進出者決定の際にPCによる自動抽選が行われました。キー1つでランダムに番号が選ばれ、当落を決定するというものです。落ちるとそこでリタイアという形になってしまうので、参加者にとっては運命を決める抽選なわけです。
しかしながら、この時の抽選結果は明らかにおかしいものでした。同時に選ばれるはずのないふたりが選ばれていたのです。正しい抽選が行われなかったのが明白というわけです。

これに対して運営が下した処置は、その2人でじゃんけんをし、勝った方が当選、負けた方がリタイアというもの。なるほどね。




次の日の東京のお話。こちらも決勝進出チームを決定する際に、PCによる自動抽選が行われました。名古屋と同様に、当落を決める大事な抽選です。
しかしまたしても、抽選結果は誰の目から見ても明らかにおかしいものでした。確実に当選する権利があるチームが落選し、その分他のチームが1チーム多く当選していたわけです。東京もまた、正しい抽選が行われなかったのが明白になったというわけです。

これに対して運営が下した処置は、当選枠が1つ減ったことによる、再抽選でした。再抽選前に当選していたチームが複数落選になり、再抽選前は落選だったチームも複数当選になりました。なるほどね。





なるほどねじゃねーよ意味わかんないだろって話ですよつまり。名古屋の例を尊重するなら、再抽選前に当選だったチームだけで再抽選するべきでしょと。東京の例を尊重するなら、名古屋は2人でじゃんけんじゃなくて、1から再抽選するべきだったでしょって話です。

同じに見える人は、ちょっと考えてみてください。この二つは全く確率分布が異なってしまうほどの差があるわけです。
たしかにたった1度抽選するだけならば、確率は変わりません。しかし今回は共に1度抽選してからの再抽選です。つまり条件付き確率を考えねばならないわけです。この再抽選における抽選対象を気まぐれに変更してしまうと、公平性は失われ、贔屓されるものと贔屓されないものが現れます。
今回の場合、東京の再抽選前に当選だったチームは、運営に嫌われてるのかもしれませんね。逆に再抽選後に当選したチームは、運営に贔屓されたと受け取って良いでしょう。


簡単に説明するために、ABCにランダムに数字を振って、1番大きい人に賞品を渡すとしましょう。マスターは出来ればAに渡したいと考えているとします。
ランダムに割り振った結果、
Aが3、Bが5、Cが2
だったとします。この場合、Bに賞品を渡して終了です。なんの問題もない。
しかしここで、Bが実は権利がなかったとしましょう。もう結果が出てしまっているので、さてどうしようと。
まぁAに渡したいマスターからすれば、じゃあ2番目に大きかったAにって言うでしょうね。ある意味公平に見えますし。
でも、ランダムに割り振った結果が仮に
Aが2、Bが5、Cが3
だったらどうでしょう。Bが権利持ってなかったからAとCで再抽選ねって言うでしょう。汚いとか黒いとかの話じゃなくて、単純にゲーム理論です。そうするのがマスターにとって利益が最大になる選択ですよね。この選択も、ある意味公平に見えるのが問題なわけですよ。



人間ですからね。参加者と全くノータッチの運営陣というわけにはいかないでしょうよ。だからこそ1回限りの機械抽選を採用しているのに、これでは全く意味がありません。明文化されていないので運営のやりたい放題です。これが一つ目の大きな問題点です。もっと当事者は怒って然るべきだと思いますよ。




また、もはや当たり前のように正しい抽選に失敗するのでさらりと書きましたが、大事な抽選に失敗するのももはや言語道断です。しかも2日続けて。
大会システム上、参加者にとっては非常に大事な抽選なわけです。運命を決める抽選をいともたやすく失敗するのは本当に良くないことです。
たかが2回だと思いました?だとしたらそれは大きな間違いなので改めましょう。失敗した事が明らかに証明出来る事例が最低でも2回は確認されたってのが正しい認識です。裏で何回失敗しているかわからないってことです。


抽選で1番難しいのは、公平に行い、その公平性を認識してもらうことです。公平な抽選て何が浮かびますか?

一般的なじゃんけんという方法。これ公平ですか?公平というのは各々の勝率が50%丁度になる事です。49%じゃないですか?51%じゃないですか?ちなみに数学的には、たしかに50%になる方法です。が、実際のじゃんけんはどうですか?
コイントスという方法もメジャーです。これも公平と認識されていますが、じゃんけんとは全く対極にある公平性なのが面白いところです。つまり、物理的には全く公平じゃないんですよね。弾く条件や高さ、コインのステータス、天候や重力加速度等をきっちり設定すれば、表裏は全くランダム要素がなくなります。視力が良いだけでも簡単に当てられそうですね。勝率は100%と0%。公平な抽選とは言えないわけです。

しかし現実世界ではどちらも公平だということになっています。じゃんけんは、少なくとも数学的には公平なわけだから、生物学心理学その他余計な要素は考えないことにすることで、公平だと認識されてるわけです。コイントスも同じで、物理的には全く公平ではないものの、現実的に当てるのは不可能であるという考えのもと、公平ということになっているわけです。


では機械抽選は公平ですか?流石に公平ですかね?

いきなり答えを言うようで申し訳ありませんが、機械の大きな欠点の一つに、ランダムな作業は一切出来ないという点があります。乱数と呼ぶのですが、真の乱数は機械には絶対に作れません。それは機械が計算機だからです。計算することしか出来ないので、不確定なことは求められないわけです。
乱数に見えるものの大部分は、擬似乱数と呼ばれるもので、その根底にあるのは大体の場合「時刻」です。時刻を乱数として使っているわけです。ポケモントレーナーなら常識だと思いますが。
だから、やっぱりタイミング次第でコントロール出来てしまう機械抽選は、公平じゃないんですよね。コイントスに似た、現実的には不可能であるという前提のもと、公平ということになっています。



かなり脱線しましたが話を戻しましょう。今回の抽選の話です。これは公平ですか?
わかってきたかと思いますが、これを公平だと証明するのは非常に難しいわけですね。まぁとりあえず機械に乱数が作れないという前提はなかったことにして、乱数は作れるものとしましょう。



例えばABCの3択の抽選で、Cが選ばれたとしましょう。公平ですか?
もう1度抽選したとしましょう。Cが選ばれました。公平ですか?
もう1度抽選したらCが選ばれました。さらにもう1度抽選してもやはりCが選ばれました。公平ですか?

さらに最後にもう1度、抽選したとしましょう。Bが選ばれました。さぁこれは果たして公平ですか?



もう一つ例として、サイコロを振るアプリってありますよね。僕ならあれはタッチの仕方によって出目をコントロール出来るように作ります。イカサマですね。



もしかしたらこれまでの地区でもあなたが落ちる様に細工されてたかもしれません。ランダムに見えても、押してるキーが違っていて、運営の思惑通り当たるように、仕組まれているかも知れません。でも証明出来ないわけです。ランダムに見えてしまうから。



現実世界で機械抽選が公平だと認識されるための方法は大きく分けて2つです。一つはソースコードを全て公開すること。もう一つは、誰もが公平だと認識してくれるほどの実績、つまり信頼を得ることです。


長くなりましたが、そういった観点からこういった失敗は非常に良くないわけです。しっかりと公平ないし公平に見える抽選を数多く行うことで、徐々にユーザーの信頼を勝ち取っていくしかないのが機械抽選です。これほどまでに公平な抽選に失敗していては、別の方法を考えねばならなくなってしまうかもしれません。案外アナログな抽選方法の方が、あの運営には合っている気もします。






3つめのお話は話題にもなった、前期の大阪トリオの話です。








これは…ひどいとしか。明らかに抽選に入っていないのに運営が押し通して揉み消した例ですね。参加者側に全く非がなく、かなり話題になりました。



で、世論に押されての弁明?わずか1日で調査して存在しなかったって結論づけたらしい。大学生のレポートでももう少し時間かかるよね。全く関係ない猛暑とかわかりにくさとかは今ここに書くことじゃないでしょっていう。



さらにその1日後ね。やっと上の名前が出てきた。こうあるべきだとは思う。
これもお客様からのご連絡により判明したって部分がおかしいよね。担当したジャッジからすみません伝え忘れましたならわかるのに、お客様から連絡されて、伝達されなかった可能性あるなってなるのは、昨日の調査が甘かったってことでしょ。

先に繋がるわけでもないからこの時は記事にしなかったけど、これがあってさらに今期もミス多発ってなると、僕はもうあの機械抽選を信じることが出来ませんね。信用がどれだけ大事なのかってことを、もう少し強く意識してほしいと思います。



で、やっと2つめの話。会場を追い出された話です。

まぁ話は単純で、クローズステージ終了後の17時半過ぎ。各決勝ラウンドを観戦してたら、観戦者はもうご退場くださいって追い出されたわけです。どう思いますか?

ブシロードワールドグランプリ。数々の大会が開かれて、プレイヤーはそれらの大会に参加するために、来場しているわけですよ。
僕らが最後に追い出されたわけなんですけど、その日開催の大会のうち、クローズステージ終了時点で終了していた大会、いくつだと思いますか?


1つですよ1つ。境界の輪廻カップが辛うじて終わっていたみたいで、他のタイトルカップはもちろん、朝1から開催されていたネオスタンダードやトリオサバイバルすべてが進行中でした。大会レギュレーションにはもちろん全勝者が1人になるまで、決勝まで開催すると書いてあるのに、それらが全て終わる前に追い出されたわけです。
当日集まったプレイヤーすべての頂点を決めるのが決勝戦なわけです。スポーツならば多くの観客を集めますし、他のカードゲームでは生中継が行われたり、専用のステージでの対戦になったりもします。グランプリと銘打って開催する以上は当然の事でしょう。
それが、決勝という大事な一戦を、中継はおろか、観戦すらさせてもらえない大会など有り得るんでしょうか?TCGカンパニーとは。


決勝戦が見れない地区大会は、僕が経験した中では初でした。参加者が皆なんのために、どこに立ちたくて参加しているのかわかってるんですかね。侮辱された気分です。

雇われジャッジに上からの命令ですって言われ、ラチがあかないのでじゃあその上と話すって言いました。島村さんの名前が出てきたので、あーこの前の大阪での不手際で名前載せてた人か、少しは話になるのかなと思って待ってたら出てきたのはなんとわずか5日前に帰国したあの人。袖フィン以来の邂逅。

結局会場によって異なるので今日は帰ってくださいこれ以上はフロアルールに基づいて制裁しますって押し切られて泣く泣く会場をあとにました。あいかわらずさらりとテンプレで流すの得意ね・・・そういう意見があるのはこちらでも確認しておりますって言ってたけど帰ってきたの5日前だろ…明らかに嘘やん…
しかもその後雇われジャッジがしきりに小声で「ありがとうございます!ありがとうございます!」って言ってるのマジなんなんだ。



それでも決勝に臨む友人にエールを送れたのは良かったなと思います。本当は最後まで見守っててあげたかったですけどね。
ちなみにこれまでの地区でクローズステージまでに全大会が終わった地区は存在しなかったと記憶しています。東京が特別だったわけではなく、観戦者はクローズステージが終わってからも残って観戦しているのが通例でした。
そもそもTCGをなんのためにやっているのかって話ですよ。システムが面白いのは本当にそのとおりなんですけど、やっぱり人と人との繋がりも大きなファクターだと思います。システムが面白いのにプレイヤーがいないからとなくなっていったゲームがどれだけあることか…
別に仲間意識を持てとか、人付き合いを優先しろとかいう話ではありません。基本的に個人のゲームなので、自由にやったらいいと思います。
せっかくのアナログTCGなんだから、注目の中決勝戦を行い、勝った側には多大な祝福を送る、負けた側には労をねぎらうギャラリーは、なくてはならない存在だと思います。勝っても負けても周りに誰もいないというのは、少し寂しいと思います。極度の緊張と疲労の中、勝ったのならまだしも、負けた側のたまんなさは、形容しがたいものがあります。僕自身何度も経験していますが、この時にお疲れ様と声をかけてくれる仲間には、何度も救われてきました。これが仕事でやってるジャッジにだけ囲まれて拍手されるのでは、あまりに違いすぎると僕は思います。

少なくとも自分だったらと考えた時に、終わって外でたら誰もいなかったというのはとても寂しいので、会場のすぐ外で待つことにしました。他にも何人か、追い出されつつも待っているプレイヤーが散見され、アナログTCGの良さを感じました。あったかいですね。
待ってる間も、通行の邪魔になるからどけと言われてさらに遠くの位置まで移動させられました。そこを通ったのは、40分の間にわずか3人でしたね。少しでも近くで見ていたかったのですが、気に触りましたかね。

これまでの会場ではなかったんですけどねーこんなこと。2年前に会場撤収のため決勝戦だけ別室になった際は、観戦者もどうぞこちらへと誘導され、感動を覚えました。また変わってしまったんですかね…
総じて、今回はとても残念な運営だと感じました。参加者側が言うことではありませんが、参加者が居て、初めてイベントは成立するわけです。その参加者に対する配慮を欠いた運営は、次第に不満を集めていくのではないでしょうか。難しい事は要求していないつもりです。
今後の参考にさせていただきますっていうテンプレ(これをテンプレにしちゃうから成長しないんだよ)も聞いたので、期待しないで改善を待ちますかね…

こんだけ書いても、とりあえず今年はもうそんなことないから大丈夫とかいう考えに多分行き着くんでしょうね。

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あなたはこのブログの 7606 番目の読者です。


テーマ:日記投稿日時:2016/11/21 17:56
TCGカテゴリ: ヴァイスシュヴァルツ  
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うーさー 天海 翔 さん [2016/11/21 19:52]
初めてまして
 
今は大きな大会だとこういうことが
多いみたいですね私はツイッター等は
やっていないのですがやはり大会で
こういう理不尽なことが多くなってる
ように見受けられます

私自身も何度かこういったことに
経験があるので大きな大会に
出なくなりました
 
担当者によって命運が分かれる
印象は受けますね
ちゃんと対応してくださる方は
良いのですがそうでない方の方が
多いような印象をうけます

コメント失礼いたしましたm(__)m
標準のアバター なるまさ さん [2016/11/21 22:16]
こんにちは、抽選の話1つ目の例当事者です。いつも楽しみにしております。

あの時は初めて抽選に通った喜びからどん底まで叩き落され、感情の起伏が大きすぎたため、冷静になれませんでしたが、あとから冷静に見返した時に気づいた事がありました。既に状況はご存知かもしれませんが、記事だけでは状況が伝えきれないかもと考えたため、書かせて頂きます。

名古屋Aブロックでは全勝が、おそ松さん・シンデレラガールズ・艦これ・DCDSの4名でした。

これに対し1敗ラインの方が23名いて、そのうち、
シンデレラガールズの3名とDC・DSの5名が(本来)抽選から排除され15名。
その他タイトルは、ToLoveる3名・物語2名の2つ、残り10名のタイトルがバラバラという状態でした。

なので、よくよく考えたら、公式HPに記載されていたルールである
「予選全勝通過者と異なるタイトルを使用しているプレイヤーから、復活枠同士でタイトルが被らないように抽選」
に従って、全勝タイトル・1敗の被りタイトルを除いた10名が当選確定、ToLoveる・物語各1名を当選で、丁度計12名が決勝進出になる計算でした。抽選失敗が発覚したあとに『一生懸命表を見ながら、付箋を貼りつつ何かを数えている』のが見えたので、あとからこれに気づいたものと思われます。
一応、「番号とタイトルが赤く光らない方は当選の可能性がない方、光りにくくなっている方はタイトルの被りが1敗同士で発生している為です。」という説明があったため、先に気付いてる可能性は皆無であろうことも追記しておきます。
シンデレラガールズやDC・DSの部分も赤くなる瞬間があったので、この時点でジャッジに言って止めるべきであったと今は後悔しています。(この部分だけで言えば私にも非があると考えています。)

結局のところ、最初から10名当選確定にして、ToLveる3名と物語2名を別々に選んでくれれば1番よかったのかなと感じました。(もちろんせめて機械的乱数の方法で)

感想みたいになってしまいましたが、ルールを作っている本人たちが理解出来ていなさそうなのはこれではっきりしましたので、抽選に頼らず全勝できるように頑張らないといけないな、と自分を戒めるつもりで書かせて頂きました。長文駄文、失礼いたしました。