これまで自分が書いてきた記事が、どれも(いい意味で)予想を超える反響で、大変参考になります。色々なプレイヤーの意見が聞けるのは、これからのいい糧になると思います。
今になって、各記事を書いた経緯とねらいが伝わり切っていない部分があるな、と思ったので、今回は各記事の補足説明をしたいと思います。というより、書き方が悪かったです。これでは伝わらなくて当然です。
記事の後半では、今現在のブシロードについて、その問題を論じたいと思います。
時系列順に挙げていきます。
怒り
http://tocage.jp/blog/8262/1355063384.html
WGP2012全国決勝大会の記事です。記事名にもあるように、怒りに任せて書いた部分が多々あります。特にデッキレシピと交通費との部分ですね。会場で説明を聞いて、正直頭にきた部分がありました。その怒りのまま、記事にしました。
書いたねらいは、正直ありませんでした。こんなことが許されるのか!と叫びたいという、自己満足が強かったですね。
なお、交通費問題に関しては、以下の様にブシロードが対応しました。
http://tocage.jp/blog/8262/1355498141.html
デッキレシピについては、いまだに解決していないです。詳しくは記事の後半で。
BCF2013仙台地区決勝大会での出来事
http://tocage.jp/blog/8262/1371623922.html#res
BCF2013東京地区決勝大会(CMV)での出来事。
http://tocage.jp/blog/8262/1372766560.html#res
以上2つの記事は、「怒り」とは性質が全然違います。
これら書いた経緯は、冒頭にも書いてある様に、あくまで記録です。自分が行った地区決勝はどのようなものだったのか。これを記録する意味で書いています。だから、イカサマの話も出てきます。運営は関係なく、あくまで自分が見聞きした「イカサマ」の記録という意味です。
勘違いして欲しくないのは、「イカサマされたー運営なにやってるんだよー」ということではない、ということ。というより、運営に頼るのならば、終わったあとにこんな記事を書くのは間違ってると思います。ちゃんとその場で運営と掛け合い、運営の見解を聞き、併せて載せて違う性質の記事を書くべきだと考えます。
また、ジャッジを叩きたいだけの記事だと感じる方もいる様ですが、決してそういう意図で書いているわけではない事も、わかって欲しいです。
もちろん、仙台でのタイトルカップの延長や怠慢、東京でのヘッドにちゃんと伝達を行わなかった事などは、ジャッジ個人に問題があると思います。
しかし、全体の運営や、ハンドシャッフルに対する個々の判断が違うのは、ジャッジ個人の問題ではありません。というより、特に東京地区のジャッジ一人一人は、いつも以上に仕事をこなそうと一生懸命だったように見えました。2戦目に警告を宣告したジャッジも、3戦目に声かけしたジャッジも、自分の基準でジャッジとして判断を下したのだと思います。運営しているブシロードがそうしろというのだから、従うのは当たり前です。叩かれるところなどありません。それ自体を非難するつもりはありません。
書いたねらいは、多くのプレイヤーが今季の地区決勝がどのようなものかを擬似体験出来れば、という所が大きいです。擬似体験なしで参加すると、予想外だらけで、上手に参加出来ない可能性もあると思います。
ハンドシャッフルに関する考察
http://tocage.jp/blog/8262/1372766563.html
これについての説明が、一番足りていなかったと反省しています。これまで読んでくださった方々には、わかり辛い所があったかと思います。申し訳ないです。
この記事を書いた経緯は、自分が警告を宣告されたときのジャッジの以下の発言に疑問を持ったからです。
「ハンドシャッフル本来の目的である、「引いたカードをわからなくさせる」を超える、過度なハンドシャッフルだと判断しました」
言葉使いがうる覚えなので、実際は少し違った言葉使いだったと思います。とにかく、「ハンドシャッフルの目的」が、自分にとってひっかかりました。
ちなみに仙台では「引いたカードをわからなくさせる"など"」でした。つまり東京では、断定的になっていたわけです。
ということで、TCGプレイヤーとしての自分の、ハンドシャッフルをする意義を考えてみたわけです。ジャッジが挙げたものの他に、集中力が増したり、相手の手札の枚数が確認しなくてもわかる、などの、多数の効果がある事が再確認できました。少なくともハンドシャッフルの目的は、引いたカード云々以外にもあるという事です。ひっかかっていた所が解消されました。
書いたねらいは、あくまで自分個人としてのハンドシャッフルする理由なので、ではこれを他のプレイヤーが見たらどう思うか?という意見が欲しかったからです。
また、自分が警告ないし注意をもらった事が気に入らない!という記事ではない事もご理解いただければと思います。ハンドシャッフルが警告を取られうる事は知っていましたし、大切なのはその基準が著しく不明瞭であることですから。その問題提起もねらいの一つです。
今現在の反響としては、「ハンドシャッフルは反対だ(規制して欲しい)けど、それはジャッジの介入する事ではなく、プレイヤー達で決める問題だ」という意見が多いように思います。
また、全ての記事に共通するねらいとして、運営側(社員及びジャッジ)に対する、以下のようなねらいもあります。
「この記事を通して、今後の運営の見直しをする。」
「自分達が頑張って協力しているイベントが、このような状態で本当にいいのかを見つめ直す。」
これについて、以下では今現在のブシロードについて考察します。
ここ半年でブシロードという会社の性質で気がついた事が一点あります。それは
「問題改善能力が著しく低い」
ということです。
まず大前提として、ユーザーから不満がでない限り、決して問題点を改善しようとしない事が論外ですね。これでは成長するわけがありません。
また、不満が出れば「申し訳ない」の一点張りで、そうなった経緯や具体的な改善案の提示もない。折角問い合わせても 下で書いたように、事実関係の把握が非常に乱雑。これでいて同じ失敗を何度も犯すのですからあきれます。
これは大会に限った話ではなく、感謝祭やコミケの話も同様です。
今回の記事についてTwitterで見た意見に
「ユーザーサポートに連絡しろ。しないのはユーザーの怠慢だ」
というものがありました。ブシロードをあまり知らない人間からしたら、至極当然な意見に見えますが、ことブシロードに限っては、誤りであると思います。
ユーザーサポートというものは本来、数少ない企業と消費者を直接つなぐものであり、従って両者にとってその価値は大きいです。消費者にとっての企業の窓口はユーザーサポートですし、企業にとっても貴重な消費者の意見が入ってくる大事なものです。
しかしながらブシロードの場合、ユーザーサポートを軽視しすぎです。なにかあるとすぐ、
「今後はこのようなことを極力なくし、皆様に気持ちよく大会に参加していただけるよう努めてまいります。
今後とも弊社ならびに弊社商品をご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。」
が返って来て、具体的な説明も、改善案も提示されずそれで終わり。これでは折角の改善するチャンスを棒に振ってます。
参考のため、半年前のユーザーサポートからのメールを貼っておきます。
「この度はご連絡いただき誠にありがとうございます。
今大会において、デッキレシピと異なるデッキを使用していた方が
いらした、ということはこちらでも把握しておりますので、
このような事態になった経緯を調査し、対応をしております。
今後はこのようなことを極力なくし、
皆様に気持ちよく大会に参加していただけるよう努めてまいります。
今後とも弊社ならびに弊社商品をご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。」
こちらが
「年末の連絡から、4週間が経過しました。
調査内容と、その対応について、教えて欲しいので、連絡お願いします。」
と返すと
「この度はお問い合わせいただき誠にありがとうございます。
大会中に提出したデッキレシピとは違う形になってしまっている
という自己申告がありましたので、その場で警告という形を取らせていただき、
次の試合までにデッキを修正していただく、という処理をさせていただきました。
今後はこのようなことを極力なくし、
皆様に気持ちよく大会に参加していただけるよう努めてまいります。
今後とも弊社ならびに弊社商品をご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。」
・本人が警告どころか注意さえされていない、お咎めなしだった。と話していること
・応用フロアルールによれば全国決勝では警告では済まないこと
を考えれば、誰だっておかしいと思うわけです。
ちなみに、このあとは何を言っても
「これ以上はお答えできません」
の一点張り。これでどうやってユーザーサポートを信用すればいいのか教えて欲しいものです。
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テーマ:日記 | 投稿日時:2013/07/04 21:32 | |
TCGカテゴリ: ChaosTCG ヴァイスシュヴァルツ | ||
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コネット さん | [2013/07/06 08:51] |
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厳しい意見を失礼します。 Kさんの場合は、ジャッジで運営サイドの経験が必要かなと思います。 それがない以上は、どのような弁明であってもジャッジ側は「どうせいつもの連中が過敏に騒いでいるだけだ」程度の認識で終わると思います(残念ながら今件の日記もそれで終わる可能性は大ですね)。運営サイドを経験していた私自身の意見ですが、今件の日記はプレイヤー側が過敏になっているだけに過ぎないなと思える感は少なからずあります(今件はそれだけに留まらない内容もあったため、ご意見しました)。理由は様々になりますが、1番の致命的な理由が運営サイドの経験がないからになります。 実例としまして、昨年夏のChaos全国決勝大会においてもオポ計算間違いで騒がれていましたが、結局はジャッジ側は「運営サイドの事情も理解しないで過敏に騒いでいる」認識でしかなく、風化していきました。 ジャッジ全員がそういう態度ではないが、プレイヤーらの不満は、客が好き勝手言っている程度の認識でしかないのが現状ですね。 現状としては、粘り強く、かつ、クレーマー発言にならないように情報発信をし続けるしかありませんが、私はそれをし続ける所存です。 余談ですが、ジャッジは終わりに日当(あるいは現物)+交通費(上限有り)+当該日開催イベント分のPRカードが渡されますので、実質ボランティアではなくて、アルバイトにはなりますね。 |
K さん | [2013/07/07 00:26] |
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コネット さん コメントありがとうございます。 厳しい意見とありますが、非常に参考になる視点の意見だと思ってます。 これまでのことを通して、「ジャッジで運営サイドの経験」をしたいなあ、と頻繁に思うようになりました。 特に「理由は様々になりますが、1番の致命的な理由が運営サイドの経験がないからになります。」これは、耳が痛いところです。本当にそのとおりだと思ってます。 「現状としては、粘り強く、かつ、クレーマー発言にならないように情報発信をし続けるしかありませんが、私はそれをし続ける所存です。」 これについても、同意なんですが、残念?ながら、自分はクレーマーとして認識されているように感じます。良い悪いの問題ではなく、事実として。 自分としては、「クレーマー」という立場も、なぜこんなに叩かれやすいのか?と疑問に思ってますがね。いいじゃないですか。「claim」。 とか考えてたりw BCF2012の件は、自分が一番最初に「これは絶対におかしいだろ」と思った案件でもあります。疑惑だったとしても、事実だったとしても、企業としてのこれについての見解が聞きたい、と今でも思ってます。 ジャッジの話ですが、世間的にはアルバイトですね。 ですが、定義付けがアルバイトかどうかと、精神面での定義は、また違った問題だと思います。深い議論はここでは避けますがw(記事一個書けそうなのでw) ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 |