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Magic: the Gathering、Force Of Will TCGを中心に国内外いろんなTCG、DCGを嗜んでます。

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TCGのへや行ってきました/融合するコミュニティとその拡散

カードゲームがしたい!でもプレイヤーがいない!

地方に比べてカードショップが多い東京近郊においてもこのような叫びを上げた方は自分以外にもいることでしょう。近場にカードショップがあっても「なんかあそこ治安悪いから行きたくないなぁ」という身の安全を案じた不安で行けないって方も多くおられるでしょう。しかしカードゲーム業界も20年もやってれば少しは変わるものです。カードゲーム開発側が提供するタイトルクロスオーバーなカードゲーマーの交流空間、それがTCGのへやです。


【TCGのへや、それは何か?】
同イベントは今年7月を皮切りに月1~2回(9月以降は完全に月1回に移行)の感覚で秋葉原近辺の多目的スペースを貸し切って行われるのですが、特徴として

・スタッフが様々なカードゲームに精通している(熟練スタッフの配置)
・デッキレンタルによりやったことのないカードゲームでも体験可能(カード資産の完備)
・プレイヤーカード、立て札などを用いたコミュニケーションが苦手な方への配慮(カードゲーマー個々の分析)
・メーカーの枠を超えたイベント内イベントの開催(企業体としての強み)

といった、個人ではなく企業主導だからこそ出来るイベントとなっております。ここ数年、TwiplaやATNDなどのSNSと連携したイベント開催支援ツールにより個人主催イベントの開催敷居は大幅に下がっているのですが、それでも場所代や景品の提供は個人の予算を逼迫するものです。そういった意味では、個人主催と企業主催のイベントの間に立つようなTCGのへやは個人的に興味深い一例です。


【ではカードゲームを楽しもうか!】
自分はTCGのへや今回が4回目くらいなのですが、何をしに行ったのかというと、

!!!バレーボールするためです!!!

というのも、今回はハイキュー!!バボカ!(以下バボカ)の交流イベント「バボ会」が共催され、なんかバレーボールしたいとかそろそろ夏合宿シリーズ集めておきたいとかシャドーボックス渡したいとかあったので参加しました。
決して制服女子に吸い寄せられたわけではございません。

ガンスリンガー形式のイベントの方では前記事の烏野ワイドブロードを更に攻撃的にした「烏野ワイドブロード改善」と伊達工ブロックデッキを使ったのですが戦果は半々くらいで八王子のバボ会ほどの戦果は挙げられませんでした。とはいえとり店長(カードキングダム練馬春日店の超強い人)から色々動かし方の真髄を教わったり出来たので上々でした。まさかあんな形で遭遇するとは(完全にニンジャに遭遇したネオサイタマ市民とかバットマンに遭遇したゴッサムシティ市民の顔でした)

バレーボールばっかりやっててもとても疲れるので合間合間に無理ゲーさんからChaos教わったりForce of Will(以下FoW)紡いだりジーククローネ(以下ジーク)やったり実はビートダウンよりコントロールなMtGプレイヤーのビートダウン柴田さん(ジーククローネの開発スタッフ)のディミーアコントロールにゲームデー後組み直したアブザンアグロで挑んで狩猟者サイ引けずに負けてたりと色んなTCGを堪能してきました。真珠湖の古きものでゲインランド回収して生き延びるあの技はどっかで活かしたい。

打って変わってここからは少し重くややこしい話になります。


【融合するコミュニティとその拡散】
少し前に「TCGで何が得られたか」というtwitter上のpostがTCGクラスタ界隈でちょっと物議を醸していました。TCG自体、人と関わらなければ単なる綺麗な紙でしかないので物目線で利得を語るのはナンセンスな話でしかないのですが、近年のカードゲームのユーザーからの扱いを見ていると綺麗な紙自慢になりつつあるような感じもします。自分はカードゲームをコミュニケーション手段の一つとして認識しており、その為にとにかく戦って札を交えたいという若干戦闘狂のような部分もあるのですが人と関わりたいってのは事実です。もし3年前、社会人になってカードゲームの世界に帰ったものの地元コミュニティが「そういう」プレイヤーの集まりであったら自分も「そういう」プレイヤーとして人間的にとても味気ないカード野郎になっていたかもしれません。幸いなことに、自分が所属する地元コミュニティは「そういう」プレイヤーではありませんでした。コミュニティの束縛もないので自分はここ数ヶ月地元コミュニティを離れ。とても遠い休日の多摩センターや仕事帰りの秋葉原にふらりと出掛けて現地のコミュニティと交流を深めることが多くなりました。

多々のコミュニティに所属するということは、コミュニティ間の空気に影響を受けるという事にもなります。一例として、多摩センターでの「異文化交流」が挙げられます。同カードショップでは毎週日曜日にバボカ、ジーク、そして今年10月からはFoWのショップ大会が行われ、それぞれのタイトルごとに常連プレイヤーが存在し別々のコミュニティが生まれていました。

しかし、ここ数ヶ月の間に奇妙な変化が起きました。FoWに興味を持ったバボカプレイヤーがFoWもバボカもやっているプレイヤーを架け橋としてFoWを始め、それを追うかのようにジークプレイヤーがFoWとバボカの盛り上がりに興味を持ちジークもバボカもFoWもやっているプレイヤーを架け橋としバボカだけでなくFoWも始める現象が観測されたことです。自分もカードゲーム復帰して3年が経ちますがこんな現象は今まで一度も見たことがありません。3つのコミュニティがカードゲームを掛け持ちするプレイヤーによって繋がり、あたかもニューロンにおけるシナプスの結合のような奇妙な光景を異文化交流という形で見せ続けています。


(イメージ図)

このようなケースが見られたのはおそらく「活気あるプレイヤー」が集まる場所であるのが大きいでしょう。同カードショップは店長自身が活気を求める侠気の塊みたいな方なのですが、店長の求める空間+店長と気の合う活気あるプレイヤーという組み合わせがコミュニケーションツールとしてのカードゲームが水を得た魚になり得たのかもしれません。実際、活気はあるが不快な五月蝿さは感じられないというカードショップでは中々見ることの出来ない空間は自分も気に入っています。客層もバラけていて、我々が想像する典型的な男性カードゲーマーだけでなく女性プレイヤー(女子高生や主婦など)、小中学生、初老の方まで混ざり合っています。層が分かれることにより、カードゲームにとってポジティブな影響を拡散するプレイヤーが身内カードゲーマー界隈だけに滞留することなく外へ広がっていくことでしょう。


【おわりに】
長くなりましたが、普段日曜の多摩センターに集まっている方々やtwitter上で交流はあるもののアカウントと顔が一致しない方とリアルで繋がることが出来たってのが今回最大の収穫です。コミュニケーションってのは自分から突っ込んでいかないと刺激が生まれず続かないものなのですが、いきなりやれってのも酷な話だと思う方もおられるでしょう。だからこそ、最初はシンプルに、猪突猛進に、軽率に、ただ

「カードゲーム楽しみたいんじゃあ~!!!」

と叫びましょう。さぁ、「カードゲーム楽しみたいんじゃあ~!!!」





#叫び続けていればどっかで制服女子とカードゲームする機会が生まれるかもしれません、たぶん

登録タグ: ハイキュー!!バボカ!  TCGのへや  レポート 

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テーマ:レポート投稿日時:2014/12/15 22:16
TCGカテゴリ: ハイキュー!! バボカ!!   Force of Will  
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