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Magic: the Gathering、Force Of Will TCGを中心に国内外いろんなTCG、DCGを嗜んでます。

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お久しぶりの記事となります。ここ半年近くカードゲームモチベーションが上がったと思ったら急に下がったりしてブログを書く気力が全く無かったのですが、せめて公式大会のログくらいは残そうと立ち上がりました。


【今シーズンの特徴】
今大会は今まで自分が参加してきた日本OPEN、OPENチャレンジとは異なりアリスクラスタ限定構築(Magicで言うところのブロック構築)でして、色々と勝手が異なりました。以下に具体例を示します。

・いわゆる「二色魔石」の使用不可
グリムクラスタ以降のForce Of Will(以下FOW)ではノーデメリットで2色出る魔石が使えたことで(天地裂開さえなんとかすれば)3色、4色と多彩なカラーのデッキを組むことが出来ました。しかし、今シーズンのOPENチャレンジおよび日本選手権では二色魔石が再録されたセットが出る前のアリスクラスタ限定構築だったことから、多色を維持するには《覇者のメモリア》を採用するほかはなく、レガリアをコントロールしていない限りタップインとなるためデッキ構築にある程度の制約が生まれました。

・炎の強力なカードの不在
グリムクラスタ環境~グリムクラスタ+アリスクラスタ環境(ニューフロンティア)では炎属性の強力なカードが猛威を振るい、常に炎系の速攻デッキを意識する必要がありました。特に、《天雷》《生ける炎 クトゥグア》《天地裂開》といった汎用火力、序盤のアタッカー、エンドカードはゲームスピードを著しく早めることから「遅いデッキに晴れ舞台はない」とばかりにデッキ選択の自由まで奪っていました。しかし、アリスクラスタ限定構築によりこれらのパワーカードが使えなくなり、《ロック鳥の卵》を召喚→《生ける炎 クトゥグア》の顕現で《ロック鳥の卵》を破棄→PIGのサーチ能力で次ターンで出したいリゾネイターをサーチ→《生ける炎 クトゥグア》に《可能性のリフレクト》の+200/+200強化を使用→700/700になった迅速持ちの《生ける炎 クトゥグア》で攻撃の流れで動くいわば「A定食」が出来なくなりました。これによりデッキ速度が低下し、序盤《狂魔の騎士 ランスロット》や《爆炎の追跡者 プリシア》で削ったとしても除去で追い付かれ、大型リゾネイターで蓋をされ、結果的にミッドレンジに背後から食い付かれるケースが多くなりました。

・マキナの存在
では、高速型のデッキは絶滅したのでしょうか?否、高速型のデッキは全く別の形で生まれました。BFA以降で登場した「リゾネイター:機械」を参照するコスト軽減カードと低コストの機械のリゾネイターを一気に並べて《機王の進撃》で強化+迅速付与を与えて瞬殺するデッキです。特に、《機王 マキナ》は毎ターン機械のリゾネイターをサーチする能力を持つため、場に並べる戦略が取りやすいです。しかし、BFAでは《炎の罠》、《次元脱出》といった条件付きの全体除去が同時に収録されたため、ただ並べるというわけではない状況でもありました。とはいえ、機械は無属性のため、どんな色でも組めることから、風系に合わせカウンターに寄せることである程度の除去をいなすことも可能です。


【大会の結果】
・総参加者数:44名(途中数名ドロップ)
・使用デッキ:リフレクト潜伏型


・デッキ選択理由
FOWはWebに転がっている情報が他のTCG(Magicとかヴァンガードとか)と比べると少なく、特にデッキレシピについては日本語文献として漁ることが可能な場所がFOW公式かプレイヤーのブログくらいしかありません。そのため、ゲームの自由度とは裏腹に環境に蔓延るデッキタイプが凝り固まりやすい印象があります。今シーズンではOPENチャレンジ新潟で綿さん(@watawatapot)が使用した「兎」を並べるタイプのデッキ(通称兎リフレクト)が発展型を含め多大な影響を与えたように見えました。少々のカウンターで牽制しながらリゾネイターを並べて《白き竜 グウィバー》や《誇り高き女王 ティターニア》のコスト軽減に繋げる動きは非常に強力なのですが、弱点として確定除去や手札破壊に弱いという面もあります。自分自身はデッキビルダーのセンスが全く無いことを自覚しておりますので、参考に出来そうなデッキを探していたのですが偶然イタリアAGP2位のデッキが目に入りました(http://fow.cardgamerobot.com/deck/998)。このデッキはチェイスに載らない詠唱待機、除去、カウンター、手札破壊で追い詰めながら《最初の屍者 リザ》(場に出た時にライフを1000点支払い、デッキから好きなカードをで場に伏せて置く)、《最後の屍者 メルダー》(場に出た時に潜伏持ちの数だけ-400/-400修正を与える誘発型能力を持つ)で確実に残った中型リゾネイターを仕留めて劣勢から一気に追い上げる構成なのですが、ビートダウンを受け切って後から食らい付く構成が環境に対して噛み合っていました。

1st:炎水ブレイザーアグロ(1-1-0)3戦目時間切れ
1戦目はビートダウンの序盤の猛攻を受けきり、頃よくライフが減ってきたところでリザを詠唱待機エリアから出し、ライフ2000点以下を維持しながらメルダーと《過去を記録するもの ウルズ》で各個撃破し勝利。2戦目はランスロットに《血塗られた斧》を2枚付けられ1500点からいきなり削られ敗北。3戦目に入った時には残り時間5分を切っており仕方なく引き分けに。今回から引き分けのルールが少し変わりました(ライフ差など関係なく容赦なく引き分け)

2nd:リフレクトミッドレンジ(2-0)
1戦目は相手のリゾネイターをカウンター&除去でいなしながら低コストで場に並ぶリザとメルダーの物量で押し切って勝利。2戦目はサイドインした《影の結界》が序盤で2枚引けたため、相手の《幻想球体 チェンジ・ザ・ワールド》が機能しなくなりアドバンテージ差で押し切り結果として勝利。

3rd:兎リフレクト(1-0)2戦目時間切れ
この辺りから昨日からの蓄積疲労がフィードバックしてくる。1戦目の記憶が怪しいのですが押し切って勝ったことだけは覚えています(大変申し訳ありません)

4th;リフレクトミッドレンジ(1-1-0)3戦目時間切れ
1戦目は相手がなかなか覇者のメモリアを出せず事故っていた所にひたすらリフレクトで強化したリザで殴り切り勝利。2戦目は次元脱出で《四聖の長 黄竜》を凌いだものの、追加でdリゾネイターを並べられメルダーを並べられず敗北。3戦目は黄竜から出てきた四聖ごと《次元脱出》で(一部除いて)吹き飛ばしたものの時間切れ。

5th:風マキナ(0-1)3戦目時間切れ
1戦目は除去を重ねても重ねてもマキナの機械サーチに押し負けてしまい、最後は土壇場で《マリアベルの仕事》から機王の進撃を引かれてしまい敗北。2戦目は相手が詠唱待機を警戒してきたものの、反面速度が低下し自身のデッキ速度の低さと相まってゲームが終わらなくなってしまった。

6th:兎リフレクト(1-1-0)3戦目時間切れ
1戦目は次から次へと出てくる兎やグウィバーを止めきれず敗北。2戦目は打って変わって相手のリゾネイターを除去とカウンターで撃ち落としながら選択肢を奪い結果サレンダー勝ち。3戦目は影の結界2枚で動きを完全に止めたものの、後半で自身の《収束のリフレイン》が《黒き月光》で破壊さrてしまい、結果負けそうになった所で時間切れ。

・最終結果
2勝1敗3分(21/37名)


【反省点】
まず、今回はデッキに助けられた面が多大でした。自分の実力以上に「なんだろうこのデッキ」という相手の疑心暗鬼が味方していた事が感じられたくらいにはほぼ毎回相手からリザとメルダーの効果を聞かれました。メインデッキの反省点としましては、デッキが残り2000点から回り始める非常にスロースタートなデッキであり、エンドカードを用意できないことから「相手を制圧することはできるが決定打が足りない」という弱点が露呈した点に尽きます。サイドボードの反省点としましては、チェンジ・ザ・ワールドの恩恵を受けられ、ライフロスを逆にメリットに持っていける《世界樹 ユグドラシル》をサイドルーラーに仕込めば良かったと思いました。対リフレクト/リフレイン用に《守護天使 ラファエル》を積んでも良かったと思いました。時間切れが連発したのは対戦相手に対しても申し訳なく、自分にとっても勝ちでも負けでもない虚無としての悔しさがありました。勝ち負け後の言い訳はアレですがそもそも言い訳が生まれるようなパフォーマンス低下をやらかしてしまう自分が何より辛いです。


【カードゲームエキスポのなかのFOW】
今回の参加者数はおそらく歴代の日本OPENと較べても最低数であり、これは言い逃れの出来無い現実です。しかし、この現状に反してプレイヤー自体がFOWに対して興味を持っているのは事実であり、実際今日の体験会にはFOWとは何の縁もないショップ関係者(カードキングダムのJackさん等)が来ていたという話もありました。自分自身、FOW劇場版に関わっている方とSNS上でお話する機会が少しだけありまして、カードゲーマーとは全く異なる視点でFOWという作品をどのような視点で捉えているかを少し知ることが出来ました。

競技の熱狂は確かに熱源の中にいる間は非常に面白いのですが、熱狂が公式大会の参加者数に比例しないってのも現実です。日本のカードゲーマーが競技性よりも気軽さを求めているってのは以前DuelPortalの記事(http://tocage.jp/pages/1464922561.html)で気軽さ8割、競技性1割という結果を出しているように明白です。今回のカードゲームエキスポはFOWを含めて競技性寄りの印象が強く、ティーチングイベントはあれどマスとして見るとカードゲームの敷居を上げているような印象も受けました(ショップ主催の大イベントとしての性質もあるのかもしれませんが)。

登録タグ: Force_Of_Will  カードゲームエキスポ  大会 

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テーマ:大会投稿日時:2016/07/31 00:25
TCGカテゴリ: Force of Will  
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