カードゲーム至上主義tocage支部

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WS環境考察20150801

前の環境考察は地区前でした。今回は、横浜を除くすべての地区が終了したこのタイミングで、環境考察をしたいと思います。GF発売1週間経った時点での暫定的な考察と、これからの方向性についてまとめました。発売から期間が短いので、レゾナンスは考察から除外してます。


個人的な感想では、GFが一番強いと思います。前環境までの艦これニセコイに、GFが並んだという意見も散見されましたが、仮に3強だとしてもGFが頭一個抜けてると感じます。まずはこのGFというタイトルについて、考察していきます。

GFの強さは、カードパワーに集約されています。初風のようなメタや、願いのような防御札ではなく、単にプール内のカード一枚一枚のカードパワーが全般的に高い。chaosTCGでアイマスが追加された時のような感覚です。新世代ヴァイスシュヴァルツ。過去のタイトルを使う理由を探す方が難しい。カードパワーの高さは艦隊以上です。個々のデッキ考察の前に、追加で特に優秀なカードを3枚紹介します。

1枚目はスーパーコンソール。青単に限らず、ほとんどの混色フレンドにおいて、極めて重要な追加でした。まず、序盤から終盤まで全般的に安定感が増しました。序盤の手札調整、集中のヒット率の向上に加え、終盤にクライマックスを噛むことが弱いこのデッキにおいて、山上一枚を確定出来ます。マミさやに似たテキストですが、マミさやに比べてメイン中に手札調整が出来るという点で勝ります。マミさやは赤きゅうべぇとの相性でアタックトリガーであることがメリットですが、GFにおいてはメイン中である事がメリットと言えるでしょう。1周目はコンソールが失敗することが少ないので、暁ほどではないものの、1周目のケアがかなり得意になったと言えるでしょう。


またもう一つ、特筆すべき追加として挙げられるのが、南瓜おばけと比例応援のセット。ただただ書いてあることが強いです。
まずは南瓜。ヒールに詰めテキストが書いてあるので腐りづらい極めて優秀な一枚。類似するカードとして一色あかねと比較すると、発動条件があり相手をリバースしなくてはいけない分、コストが軽くなっている。加えてタイミングの問題で、アタックフェイズ開始時にノーコストでも発動する点や、相手のターンにも発動出来る点などで優れる。
そして注目すべきは、その発動条件となるキャラ。南瓜の真の強さは、この対応キャラにあると言っても過言ではありません。
発動条件のキャラは、メリットテキストを3つ持ってる。もうこの時点でキチガイじみた強さ。テキスト3つというのは、過去に遡っても類をみない。一番近いのは青小野寺だろうか。まさにこれぞパワーカード、インフレの象徴といったところ。
1つ目のテキストは比例応援。色を縛ってるわけではないので、どのデッキタイプでも効果を発揮しやすい。極端に言うと、スタンダード構築でも100%死にテキストなしのパフォーマンスが期待出来ます。
2つ目のテキストは、ハンドカット型の絆で、お互いがお互いを参照している強いデザイン。片方なら林檎を代表として、古くは晴れ着ななかから存在しますが、お互い参照はまだまだ数が少なく、言うまでもなく優秀です。ハンドが増えないタイプの絆ですが、ノーコストで手札交換が出来るので、使用タイミングを考えると、優秀な方式と言えるでしょう。
3つ目のテキストは、ネーム指定のレストパンプ。古くはなのはの応援リンディのテキストですが、このテキスト自体めちゃめちゃ強いのは、火を見るよりも明らか。いつか必ず、このパンプ対象を実践クラスのキャラにしてインフレさせるんだろうなと思っていたので、むしろやっと刷られたか、といった印象です。言うまでもなく強すぎます。
最後にこれらのシナジーを考えてみると、比例応援+起動パンプで行きの14000は確定してます。これによってリバースという条件が非常に満たしやすいことが強さの一つです。早い話が3アンコして残した南瓜でさえ14000スタートで、3パンさえできれば5点バーンが打てるのが強いです。

総合的に見て、僕は乙女心万里花と同じ程度に強いと思ってます。もちろん性質は違うのですが、キャラに触りやすく数字が出やすい、何よりもヒールキャラという点で、非常に評価が高いです。


以上3枚が、今回特にGFを強化する結果となった主役だと思っています。が、他にもカードパワーの高いカードがたくさん収録されています。特に混色を組むにあたって、風呂上り互換の集中の追加は価値が非常に高いです。まだあまり評価されてないようですが、風呂上りからのヤギ連打や武蔵連打だけでなく、単純に山を削る立ち集中としての役割もあり、プール全体に触れる唯一の集中なので、非常に強いと思います。また、風呂上りと違ってあってないような条件を付け加えたことにより、パワーが1000あるのも、地味ながら嬉しい。以降のデッキ別考察では、さらに何枚か紹介していきたいと思います。



黄単
追加前よりも安定した強さが売りです。オカケン静寂武蔵の既存の強さに、ショットトリガーとその連動、9500ソウル2など、さらに打点に磨きがかかった印象です。また、ウォータースライダーも使い方次第ではいい動きが期待できるアタッカー。4000あるのが偉すぎますね。苦手なデッキがない、相手を見ないという強さがあり、追加前より上から踏むことに長けているので、より丸く、安定した爆発力をもっている印象です。僕はプレイングが下手であまり勝ててないデッキなのですが、ポテンシャルは感じます。


青単
青単にする意味が薄くはなったものの、一番強い飛龍を扱えるデッキ。ヤギ+ハルヒ長門+飛龍が一番自然に出来るデッキで、集中や島風の追加により、カードパワーが単純に増加しました。中でも一番の強化はスーパーコンソール。これによって安定感が増しました。返し1000パンプ起動1000パンプの後列もカードパワー高いですね。島風ガウルの6500フラットにレストパンプの動きが対応力をあげています。


赤単
残念ながら、あまり強化されなかったデッキ。登場1500パンプ持ち全体パンプが強化されたくらいか。混色推しのカードばかりが強いので、現状あまり気にする必要のあるデッキとは思えません。


青黄
カラーリングから、門対応を駆使するデッキになりやすい。盤面依存の早出しヒールに、門対応のソウル減付与。門対応なので、既存の互換よりも連打しやすい事が長所としてあげられます。1の連動は、ノーコストでサーチであるものの、山札に戻す手段に乏しいので、1周目に対応を狙うのはなかなか難しい。しかし基盤としてオカケンを使えるので、序盤の安定感と早出しヒールでの面制圧と、終始高いパフォーマンスが期待出来ます。反面、既存の色単用カードがオカケンくらいしか使えないので、カードプールは意外と狭い。


赤黄
風対応を狙う形は、必要となるパーツが多いものの、成功すれば対応を2回打ってることになるので、高いパフォーマンスが期待できる。簡単に言うと、カードパワーが高い。古くはユイ早出しか。また、風が飛龍全般に強い。L1で8000アンコールを採用する事で、安定して高いパワーラインを作れます。また、CIPハンド入れ替えのL1がなかなかに強いですね。絆との相性もさることながら、風対応早出しギミックのようなコンボパーツを集めやすいのが高評価ですね。混色フレンドならば、どれも一考の価値があります。
また、昔ながらの黄軸t赤も十分考えられます。黄色のパーツが少し追加されたくらいなので、あまり強化されたわけではありませんが。
あと、大穴で、旧弾のハッピーセットを使う軸も一考の価値があります。豊富なハンド調整手段で1までにパーツをかき集め、1で複数面展開した時の面の数字は、ほとんどのデッキが触ること自体困難なまでに高いです。後列が固定されるのが難点ですが、対面した時はかなりきついので、考えておくべきかもしれません…


赤青(レッドブル)
環境最強No.1候補。これが現環境の中心。前環境艦隊これくしょんに対して、圧倒的な強さを誇ります。既存の最強の飛龍を存分に活かす追加が来たという印象です。0で高いパワーラインを形成しつつ、1で島風による高いパワーラインの形成とパーツ集め、2での最強の飛龍による面制圧に3での南瓜バーンと、圧倒的な強さを誇ります。特に飛龍で南瓜にパンプする動きは、飛龍で得たアドバンテージを存分に活かしやすいので、非常に相性がいいと言えます。また、今回の島風も、500査定対応テキストを2つつけたという、ただのカードパワーの塊。対応出来た時のパフォーマンスはもちろん、対応出来なかった時でも、対応が控えストブであるので、面制圧する飛龍との相性が良いです。比例応援で南瓜を拾う動きは、ハンドが少ないながらもクロックを通過する飛龍軸において、手札の質に貢献します。また、みなつに対してヤギという明確な答えを持っているのも強い理由の一つです。
既存の艦隊ニセコイに対して強いのですが、このデッキを対策した環境になると話は別です。具体的には風の採用や、1で島風サーチさせてくれないパワーラインの形成に環境が傾くと、このデッキの強さが揺らぎます。また赤城や鳳ちはやクラスなら、まだなんとか行き南瓜返し飛龍で対抗できますが、デビルほむら軸は流石に全然有利とれません。以降はこういった観点も加えて考えていきます。


3色(オールカラー)
混色推しによって、3色で組む価値が出てきたGFのプール。プールを全て使えるのがこのデッキの強み。単色推しのカードを採用するのは、それなりのプレイングスキルが要求される。基本的には、2色に渡るカードを主軸にしつつ、もう一色タッチする形が丸い。

風対応早出しに比例応援と南瓜を入れる軸は、風を無理なく採用しつつ、南瓜を活かすことが出来る。特に青軸と当たった時に、飛龍を抑制出来るのが環境的に強い。

また、青黄に南瓜をタッチすることも考えられる。序盤がオカケンで安定しつつ、ヒールを早出し出来るが、早出し条件を満たすのが少し難しくなる。

赤青に黄色をタッチすると、飛龍によって面を開け、南瓜を避けられチャンプされた面に武蔵を出す事が出来る。飛龍の早出し条件を満たすような構築にすると色が厳しいが、GFの詰め手段を複数採用できるので、ポテンシャルは高い。



このようにGFは色々な軸が考えられ、どれも強い。スーパーコンソールによって、暁程ではないにしても、山のケアが出来るので、比較的安定した強さを誇る。特に最強の飛龍、神楽坂の評価は高い。


これらを加味して他のタイトルを見ていきます。


艦隊これくしょん
風が採用されていない艦隊全般は特にきつい環境。ハンドが増える手段に乏しいのに、面は取れずにL3も普通。神楽坂に対する答えを早急に見つけなければいけないタイトル。暁だけで勝てるほど、GFは甘くない。

アクアフォース
粗大ゴミ。満点大笑い。これをネオスで握ろうとして人は考え直しが必要ですね。
真面目に考察すると、龍鳳対応で処理するのが一番現実的。しかし狙おうとすると構築やプレイングが歪むので、現在のところは難しい。

BF
先上がり羽黒3面ならキャラは帰ってくる。が、サイドされて返しに踏めないのであまり変わらない…

赤城
神楽坂を踏めない赤城では意味がないので、加賀+転生を試みるも、助太刀で弾かれる模様。神楽坂強すぎる。

そのほか
一周回って響選抜はワンチャンスある。かぼちゃ初め、採用枚数の多くなってきたヒール持ちを腐らせる意味合いは大きい。風を入れて研究したいところ。



ニセコイ
暁がない中で最強、だったタイトル。スーパーコンソールと南瓜セットのせいで、GFに世代交代した感がある。
赤青GFとのマッチングは、0は移動相殺有利も1は島風有利。2はお互いに早出しに触れず、みなつを握り牽制し合う戦い。その過程でダイレクト枠をお互いに作るので、そのダイレクト枠で打点が入ると、ゲームが最終局面になることが多い。3ではニセコイ側がマリカでダイレクトして1点ずつ刻めるが、それしか出来ないので、GF側が南瓜で回復しつつ、5点バーンのタイミングを伺う展開になる。マリカが比例応援込み11500だと、南瓜に丁度圏外から踏まれてしまうので、やはり少しGF有利というのが現状。
これを踏まえてニセコイ側の構築を考えるのが今後の課題であろう。一番楽なのは風を採用することだが、それで他のタイトルに勝率を下げてしまっては意味がないので、要調整といったところ。
また、風以外にもプールには神楽坂対策札が収録されている。流石ニセコイのカードパワーといったところ。GFの追加で艦隊の評価が下がったので、相対的に評価が上がったタイトルである。近々追加もあるので期待したい。


SAO
GFの追加により、評価が上がったタイトル。6500サイズ複数面に控えストブを連動として打つGFに対して、同じようなパワーラインでシャミセンを構えるSAOは、まさに理想的。加えて風で飛龍を抑制出来るので、赤青GFに対しては強い。
ただ、結局艦隊やニセコイに勝てるほどの強さはないので、ネオスでは難しいか。こちらも追加に期待したいところ。GFクラスに返り咲ける可能性は十分あるかと。



ラブライブ
風を無理なく採用できるタイトルとしての一考の価値があるが、結論としては難しい。現状では、風を複数枚採用して安定するタイトルではなく、南瓜の14000に圧倒されがちという印象。ポテンシャルは高いだけに、良い構築が見つかれば、環境に入ってくることも十分考えられる。

レライブ
黄GF赤青GFどっちも無理すぎあばよ。


タイトル別にはこんな感じで。
とにかく面に関しては赤青GFが圧倒的に強いので、これをどうにかしないと先に進めない感じ。この答えが見つからない限りは、自分がこれを握るしかないという考えです。


さいごに

大会に出る事を考えた時、ネオスよりもトリオの方が面白い環境だとは思います。ネオスだと当たり次第になってしまう部分が大きくなってしまいますが、トリオだと3人の配置もあり、なかなか色々なタイトルに当たるので、特定のデッキとのマッチングを捨てて、自信のあるタイトルを持っていくということもできるようになります。また、連勝が極めて難しい環境なので、1回負けたら終わりのネオスよりも、自分の負けを隣に拾ってもらえるトリオの方が、やりがいがあると思います。


所詮発売後1週間の感想なので、その程度の浅い見解ではあります。なにか思うところや、異論がある際は、ぜひコメント欄から意見を貰えれば幸いです。


登録タグ:

あなたはこのブログの 8770 番目の読者です。


テーマ:WS投稿日時:2015/08/01 21:39
TCGカテゴリ: ヴァイスシュヴァルツ  
表示範囲:全体
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現在“4件”のコメントがあります。
無題 モリセオ さん [2015/08/01 22:07]
艦これのBFってどんな構築ですか?
あと、赤青の後列要員の候補教えてください
木山春生 K さん [2015/08/01 23:01]
BFは人によって違うのでなんともいえません。赤青は青の後列大体全部が候補です。
標準のアバター ありす さん [2015/08/01 23:49]
GFの様々な形があり悩んでいた中もやもやしてた思いが払拭され参考になりました。

ところでレライブというのはどういうデッキなんでしょうか?
木山春生 K さん [2015/08/01 23:56]
http://ws-tcg.com/deckrecipe/detail/recipe_llfes2015_torio_01

この一番最後のレシピですね。艦隊ニセコイに強いデッキです。