あすぎめむいのたいしたことじゃないんです。

当たって砕けてみるよ！

あすぎです。

獣王爆進の発売記念がてらちょっとゴルパラの動きを小説形式で紹介したいと思います。

この物語はフィクションです。ヴァンガードのカード以外の、団体、個人名、がん回り等は一切関係ありません。

みき「そう君。ヴァンガードファイトしませんか？」

この人はみき、別のクラスの同級生。まだまだＴＣＧは初心者だが、彼女の頼みで俺や先輩たちは彼女にＴＣＧの楽しみ方を教えている。

そう「いいのか？　みきは他のＴＣＧを始めたばっかりだろ？　デッキは？」

みき「あります！　先輩方から少しずつ頂きました。先輩は『みき……相変わらず豪運……いや怪運すぎるだろ』と言われてしまいましたが」

……何を当てたんだろう。

そう「ところで、どんなデッキを組んだんだ？　大体想像できるけど」

大方パラディン系のデッキなのだろう。

みき「えーと、確かゴールドパラディンのうさぎさんがいっぱい入ったデッキですね」

予想どうりすぎた。というかみきは本当に騎士が好きだな。

みき「なので、ファイトしてください！」

そう「分かった。じゃあいくぞ……」

みき・そう「「スタンドアップヴァンガード！」」

そう宣言すると同時にギャラリーが集まってきた。どうやらギャラリーは女性のファイターを珍しがっているらしい。まあ学校だしな。俺達にとってはいたって普通なのだけれど。

みきのファーストヴァンガードは春風のメッセンジャー。俺はドングリ・マスター。

そう「俺のターンからいくぞ。ドロー。シルバーウルフにライド、ドングリ・マスターはリアガードに移動。ターン終了だ」

みき「私のターン。スタンド＆ドロー。えっと、グレード１にライドすればいいんですよね。美技の騎士ガレスにライドします。メッセンジャーは後ろのリアガードに移動するよ。後攻だからアタックしても良いんだよね？」

そう「そうだよ。ブーストは分かる？」

みき「大丈夫です。メッセンジャーでブーストして、ガレス……１３０００でアタック！」

そう「ノーガード」

みき「ドライブチェックをします。……ありませんでした」

そう「じゃあ、俺のターンだな。ドロー、ジオグラフ・ジャイアントにライド。さらにドングリの効果。ソウルに入れてカウンターブラストを使うと、デッキの上から５枚見てグレード３を一枚手札に加える。アプトをゲット！　さらにジオグラフでアタック！」

アプトじゃなくてレオパルドだよな、という声がギャラリーから聞こえた気がする、うるさい、勝手だろ。

みき「ノーガードです」

そう「ドライブチェック。……またアプトだ。……ターンエンド」

みき「スタンド＆ドロー。聖弓の奏者ヴィヴィアンさんにライドします、そしてメッセンジャーのブーストを付けてヴィヴィアンさんでアタックします！」

そう「(手札にグレード３が多い、グレード１はうかつに使えないし……)ノーガード」

みき「ドライブチェックします。スタンドトリガーです！　メッセンジャーをスタンド、パワーを＋５０００します。そしてヴィヴィアンさんの効果を発動します！」

そう「ヴィヴィアン？　メッセンジャーじゃないのか？」

みき「はい。カウンターを使って、デッキの一番上のユニット……、ロップイヤー・シューターをコールします。さらにうさぎさんの効果、手札のガルモールさんを捨てて、デッキの上から三枚を見ます。その中から一体、月影の白兎ペリノアさんをコール！」

そう「豪運過ぎだろ……」

みき「いきます！　ペリノアさんはヴァンガードになります。野を跳ねる白兎よ、声なき声をあげる者たちを救って！　神速ライド！　月影の白兎ペリノアさん！　先輩方が言っていたのですがスタンドするんですよね？」

そう「うん。ヴァンガードはライドするとスタンドする」

みき「メッセンジャーでブーストしたペリノアさんでアタック！」

そう「パワー二万とか無理。ノーガード」

みき「ドライブチェックします。一枚目、二枚目、……スタンドトリガーです。スタンドはメッセンジャーで、パワーはリアのうさぎさんに」

そう「ここまでダメージくらってトリガー無しかよ。ロップの攻撃も受けるよ」

みあ「うさぎさんでアタックです」

そう「ドロートリガー、一枚ドロー」

みきの初心者とは思えない連続攻撃に苦戦する、そう。はたして彼は勝てるのか。

次回！