そろそろだめかも…

*キングオブプロレスリング
**ターゲットについて
元々プロレスヲタっていうのもあって昨日の「We are Pro-Wrestling Love！」の会見はリアルタイムで見てた。

正直な感想、商業的な大成功は難しいだろうね。
プロレス人気的に考えて、一部の層にある程度受け入れられれば御の字かと。

ただ、昨日の会見で木谷会長が「最も購買力が高い層はいわゆる闘魂三銃士世代を見ていた層」と言っていたように、既存のTCGプレイヤーではない層をターゲットにしている。（※闘魂三銃士世代とは90年代中盤から後半にかけての橋本真也・蝶野正洋・武藤敬司が中心に活躍していた時代のこと）
それについては発売してみないとどうなるかわからない部分も大きいかなと。

プロモーションもPRカードを試合会場で配布するなど既存TCGプレイヤーがメインターゲットではないのは明白なので、上記記事に関するブログにあるような既存TCGプレイヤーの憶測は無意味だなと。
むしろ、今までTCGに興味のなかった層にアピールする商材なんだもの。

ただ、それだけに流通ルートにも気を使って欲しいとは思う。
TCGに興味のない大人がカードショップとかおもちゃ屋には行かないだろうし。
「じゃぁ、どこで売ればいいんだ？」と言われてもわからないけどｗ


**収録選手など
また新日本所属選手以外のカード化は難しいだろうという不安も、木谷会長の「今後は新日本の所属選手以外も収録する予定。」というような発言で無くなった。
（第2弾では武藤選手などOBを収録したいとのこと）

武藤会長から「俺以外の全日本の選手も入れてよ」といった発言もあり、他団体選手参戦の期待度は高いと思う。


**ゲームとして
カードデザインも公開されていたが、正直「オーナーズリーグのパクリ」と言われてもしょうがないデザインだったのは残念。
親会社のブシロードがTCGを中心に販売している会社なんだから、もう少しオリジナリティが欲しかった。

プレイシステムもオーナーズリーグ同様、インターネット上にカードのシリアルを登録して遊ぶタイプ。
詳しい情報はなかったが、1対1になるのか団体対団体になるのかで大きく変わると思うので情報公開に期待といったところ。


**企業として
上記の記事に関するブログで「萌え」を売ってきた会社がユーザーの金を社長の趣味に使うな！といった意見を見た。
でも、企業的に考えてそれってどうなんだろう？
ある程度のリスク分散は企業として当然だと思うので、あまりにも短絡的な思考、悪く言えば馬鹿だなぁと思ってしまう。

例えば、今後TCGブームが下火になった場合にカードゲームにしか手を出していない企業は経営的に厳しくなると思うし、そうなるとヘタすると潰れてしまう。
それって、TCGユーザーにとっても「カード作ってる会社自体がなくなる＝そのカードゲームは終了」なわけだし、損じゃない？

他の分野にも手を出していればTCGが下火になっても、他の部分で補填しつつ長く続けることができる。

まぁ、その「他の部分」が社長の趣味じゃねーか！というのは否定せんけどｗ

とはいえ、これって至極当然な考え方だと思うけどどうなんざましょ。


**まとめ
プロレス好きとしてはかなり注目している。
ただ、実際に買って遊ぶかと言われると微妙なところ。
まだシステム的な部分など不明点が多いのと自分自身が新日本に対する興味が減ってきているというのが大きい。
これがDDTや大日本プロレスなどのマイナー系団体も収録されるようになれば即買いだけど。

ということでもう少し動向を見守っていようというのが結論。