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信賞必罰

先日、Twitterでも書いたんだが、とある記事を読んだ。

【MTG】<翻訳記事>殿堂プレイヤーが語る、不正行為から身を守るために by Paul Rietzl
http://mtgoversears.blog.jp/archives/16676965.html

この手の文章はそれこそ遙か昔から延々と書き続けられてきた物だ。記憶にあるかぎり一番古いのは、Gary WiseのWise Wordか。

Wise Words - 武装せよ! by Gary Wise
http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=s...

重要なのは「イカサマ野郎の入るコミュニティに関わるな、イカサマ野郎をコミュニティに入れるな」である。これに異議のある人はいるまい。

で、先日某所で噂話を聞いた。あくまで噂話なので真偽は知らん。ということにしといてくれろ。

とあるTCGの大会。主催である出版側の企業の担当者も出張ってくるような大きめの大会だと思いねえ。そこで、一言で言えばイカサマがあった。そりゃもうあからさまな。見てるスタッフが苦笑するレベルの。当然スタッフはそいつの処分を決めなければならない。最終的には主催側の人間に確認を取りに行った。で、その担当曰く。

「ゲームの敗北にしましょう。そのプレイヤーの更生を願って」

主催の言葉なのでスタッフは逆らえない。ゲームの敗北。大会は続行。

ありえない。

気持ちは分かる。プレイヤーからゲームを取り上げることは勇気が要る。自分もかつてあからさまな積み込みに同じような裁定をした経験を、今でも痛恨の極みに心の底に持っている。だがしかし、それでもなおサマ師はコミュニティから追い出さねばならん。

罰(この場合はゲームの敗北)を与えて更生を願うという思想も根っこではわからんでもない。だが世の中には罪の重さに対する罰の重さの基準という物がある。それじゃ何かね、このスタッフは「デッキリストの記入間違い」と「イカサマ」は同じ程度の罪の深さだとでも言うのかね。

ありえない。

そのプレイヤーはその後も大会にいたのだろう。ひょっとしたら上位に入って賞品をもらったかもしれない。いずれにせよ、その裁定から一定の時間は『主催企業公認のイカサマ師入り大会が運営された』のである。主催がその裁定に自信があるなら、そのことを会場でアナウンスしてみれば良い。「私は更正をすることを信じて、一人のイカサマ師を軽いペナルティでこの大会に放ちました」と。誰がそんな大会に出たいのか。それが言えないというなら、なぜそんな裁定を下したのか。

あほらしいったらありゃしない。

https://twitter.com/yuna_118/status/53089641798893...

登録タグ: ジャッジ  不正行為 

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テーマ:日記投稿日時:2014/11/14 04:59
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