米原伊吹のオーガスト専用TCGサイト

こんにちは。米原です。

昨日、やぁっと金沢の結果が更新されました。
これによって(ブシロード側による何らかの誤りがなければ)すべての会場の上位者 or 入賞者のデッキを確認できます。

さて、オーガストだけ取り上げてみてみましょう。
まずは全貌。

札幌 5/12(日) : 千莉
名古屋 5/25(土) : 玉藻
広島 6/1(土) : 真帆
仙台 6/16(日) : 真帆
大阪 6/23(日) : 水結
東京 6/30(日) : 玉藻
福岡 7/6(土) : 玉藻
金沢 7/20(土) : 玉藻

玉藻 : 4勝(4負け)
真帆 : 2勝(6負け)
千莉 : 1勝(7負け)
水結 : 1勝(7負け)

最初は千莉が制しましたが、中盤には真帆、終盤には玉藻が安定してタイトルを取っています。
パワーデッキに対抗すべく、水結が5戦目の大阪で頑張りましたが、それ以降はどのキャラも力及ばず、玉藻と言う結果です。
ではなぜここまで玉藻が強いのでしょうか。

一言でいえば、「相方を出せる確率が一番高い」という点でしょうか。
また、「初手のステータスが、大図書館の羊飼いで最も高い」と言う点ですね。

詳しく解説しますと、玉藻はバトル時に+1/+1補正を受けますので、普通の状態ではどのPTも落とせません。
千莉と真帆はキャラが誰か出れば玉藻を越えられます。
しかし、レベルアップしなければ千莉は最大14/14、真帆は最大9/9しか上がりません。(真帆は、防御時だと6/9)
千莉は14/14にしてしまうと、水結の貫通があった場合、7点も与えることが出来るようになりますが、他で誰も攻撃が不可能になったうえ、防御側になった時に苦労してしまいます。
真帆は葵の貫通で2点与えるのがせいぜいです。

ちなみに、これはあくまで玉藻が単体だった場合。
玉藻にフレンドがつぐみ込みで4体いた場合はどうなるでしょうか。
玉藻は10/10になりますので、千莉では4点、真帆では与えられなくなってしまいます。

※これはお互いがレベルアップしていない状態という仮定です。
4ターン終了までレベルアップしていないとは考えづらいわけで、ちょっと非現実的です。

とにかくフレンドを出せば出すほど強くなる玉藻は、「初期ステータスが他よりも高く、レベル1の最大値がかなり高いという」事がわかります。
ここが玉藻有利な点ですね。

さらに、玉藻が強くなる条件としては「つぐみ」を出せばよいわけです。
キングつぐみでも、+2/+2修正つぐみでも、Extraつぐみでも、誰でも良いわけです。
対して、千莉や真帆はカードが指定されています。
デッキを見ると、5枚分つぐみを採用しているデッキが多く、ここでも差が付きます。
これにより、他のパートナーよりも高確率で相方を出し、強化することが可能となります。

さて、そんな玉藻ですが、各地の大会では半分しか優勝できてないわけで。
その理由は「貫通の不在」だと思われます。
玉藻にはセットやイベント効果(デッドヒートなど)でしか貫通をつけられません。
つまり、貫通をつけるのに最も効率の良いカード、「制服の下にはスクール水着」を引かなければ厳しくなります。
メイン開始時2ドローが可能なので、比較的効率よくドローが可能ですが、千莉や真帆のように、「まじかる★つぐみん」などでの大量ドローをもくろめるわけではないので、上手くいかなければそのままダメージを与えられずに負けてしまいます。
そんな弱点がある玉藻ですが、相方のつぐみに8/4の貫通(玉藻で裏にすれば11/4)になるカードがあるため、ツートップ体制の攻撃が可能。
筧 or 筧＆凪や紗弓実単体を用意してせーので殴ることも可能。
やっぱり強いです。

他のパートナーはワントップ型になることが多いですが、ツートップ型に簡単にできる玉藻。
弱点はもちろんありますが、やはり8戦中4戦で勝利を収めたことにも納得できます。

盾が欲しければ玉藻で出るべきでしたが、それを千莉で勝ち取りたかったので、悔いはありません。
しかし、もう少し何とかできたのではないかというのが、残念な点です。
次回のオーガストでは、強いキャラで出るとします。

米原