こんにちは。米原です。
フラフラとネット界隈をさまよっていると、こんな記事が。
http://blog.goo.ne.jp/tcg1234/e/8277cb797f0ff1b42b...
2009年2月21日、20時6分14秒に更新された記事です。
カードキングダム・池っち店長がブシロード・木谷社長にインタビューした内容をまとめています。
お題はなんと「ヴァイスシュヴァルツとChaosTCG、どう違うの?」
今からもう4年も前の話ですが、きになっっちゃいました。
で、この記事をまとめると、
○カオスTCGは、ヴァイスシュヴァルツより『ゲーマー向け』として作られるらしい。
○カオスTCGと、ヴァイスシュヴァルツで、同じタイトルが出ることは今のところ考えられていない。
○ヴァイスシュヴァルツは王道・安定、カオスTCGは冒険、驚き。
○カオスTCGには、マニアックなタイトルの参入が期待できる。
ってこれは池っち店長がまとめたのをそのまま持ってきたのですが。
順番に見ていくと"ChaosTCGはゲーマー向け"だそうです。
最初は"美少女ゲーマー向け"なのかと思いましたが、よく読むと、ChaosTCGはヴァイスシュヴァルツよりカードゲーマーが好むようになっているとのことです。
私はヴァイスのまわし方はほとんどわからないうえに、他のカードゲームもあまりよく知らず、批評をすべき立場ではないですが、"ChaosTCGは良くできたカードゲームだと思います!!"と言わせてもらいます。
ChaosTCGのまわし方は基本的に、"相手に防御させない状態にする→その後、通常攻撃でデッキを減らす"という事。
ChaosTCGは基本的に"相手のデッキに向かって攻撃をする"が、それを"場に展開したフレンドで防御が出来る"という仕組みをとっている。
そのため、普通であればお互いなかなかデッキが減らない状態になるが、相手のフレンドを裏にする「凹む」系のカードと、相手のキャラにダメージを与えて裏にする「焼き」系のカードが豊富にある。
また、相手のキャラを「レスト」状態にさせることも可能。
防御力のあるフレンドは"凹む"で、防御力は少ないキャラは"焼き"で、パートナーなど、なかなか落としきれないキャラクターは"レスト"にというのが一般的。
こうすることにより、相手はガードできなくなる。
後は通常攻撃でデッキを減らせば、The End ってわけ。
こう見ると、先に攻めきったほうが勝ちになるのだけど、そうは問屋が卸さない。
今はカードがどのような状態でも表スタンドにして防御が可能な「棄権」系のカードがあるし、オーガスト1.00から、レスト状態でもガードが出来るカードがいくつかあった。
今では「通い妻」系のレストからスタンドにするカードがあるため、レストのまんまでのガードさせるカードを使う人は少なくなってきているが、未だにレストガード内臓のキャラクターは重宝していたりする。
レスト=防御できないと思ってレストガードキャラを忘れたままアタックを加え、涙目になる場合も多く、このあたりが競技制のアピールにもなっている。
つまり、"自分が理想とする展開にもっていっても、相手はそれを対処する手段がちゃんとある"という点、そして"レストガードのような常識とは違うカードがあるため、それを見落としただけで狂ってしまう場合がある"という点。
この2点が、私が"ChaosTCGは良くできたカードゲーム"だと思う理由である。
相手が対処することを十分考慮したうえで、さらに自分が理想とする展開にもっていかなくてはならないし、1ミスにより大きな影響が出る場合もある。
これぞ、カードゲームらしさ満点のカードゲームだと思う。
ちなみに、この妨害系のカード、当然ながら永遠には続けられない。
基本的に、防御不可状態でもガードできるカードは"カオス"TCGと言えど、各種類4枚が限界。
つまり、"棄権"も"通い妻"も、回収しない限り、4回しかできない。
という事は、4回使わせてしまえば勝てる……のだが、このゲーム、4回も使う前に決着がつくのが面白かったりする。
さらに言うと、相手のデッキをわかっていないとかなり厳しいのがこのゲームの特徴。
先ほど話した妨害系のカードが収録されているのかいないのか。
まずここから差が付く場合が多い。
また、それの残り枚数……というより、手札にあるかないかの予想。
さらに、場のキャラクターの能力を把握しているか。
レストガードなどの、通常ではガードできないはずなのに能力があるから出来るとか、レストからリバースにしてフレンドを異常なまでに強化できるとか。
"普通は分からないはずの相手の出方"がわからないと勝てないのがこのカードゲームの特徴。
……まぁ、このあたりは他のカードゲームと同じだけどね。
"いかに相手が想定していない状態でこっちが優位に進めるか"ってのは他のカードゲームと同様だけど、こうすれば勝てる!って決まっていないのがChaosTCGの面白いところだと思う。
また、あまりにも妨害カードを使わないからデッキに入れてないのではないかと思って調子に乗ると、ここぞというときに使われて涙目になったり、逆に本当に入れてなくて警戒しすぎて負けてしまったり。
こんな駆け引きも面白かったりします。
最近はどのOSにも似たようなカードが入っているため、なんだか似たり寄ったりになりつつあるとも捉えられるけど、私は実は賛成だったり。
将棋なんてのは全く同じ能力を持ったコマを使って勝負しても勝ち負けが付くわけだし、トランプは決まった枚数をランダムにプレイヤーに配って勝敗をつける。
ChaosTCGも"ある程度の攻撃カード"と"ある程度の防御カード"は公平に入れてほしいな。
他にも色々と素晴らしいところがある。
例えば、各ターンがビギニング、メイン、バトル、エンドに分かれていて、よくわかりやすい点。
最近はミスもかなりなくなってきているし、私はChaosTCGのシステムが大好きである。
そんなべた褒めのカードゲーム、ChaosTCGですが、池っち店長のまとめの2つ目以降から暗雲が立ち込めたりします。
○カオスTCGと、ヴァイスシュヴァルツで、同じタイトルが出ることは今のところ考えられていない。
まぁ、これを書いた時から4年もたてば方針も変わる……とは言いたいですが、やっぱりかぶっているタイトル、出ています。
4年たった今だからこそ、「■カオスTCGとヴァイスシュヴァルツって、どう違うんですか?!」 「ヴァイスシュヴァルツとの住み分けが良くわからない」になってきています。
で、その明確な違いがこちら。
○ヴァイスシュヴァルツは王道・安定、カオスTCGは冒険、驚き。
確かに、ヴァイスは王道が多いです。
アニメファンならずとも、若者なら聞いたことであろうタイトルや作品が参戦しているのがヴァイス。
そんなのと比べたらまだまだマイナーな作品がChaosTCGには多く、「人気がある」とは言えど、それは「マイナーなジャンルの中では」の話になってしまう。
"冒険"、"驚き"は、今も根付いているような気はします。
でも、一つだけ気になるのが、木谷社長のこの一言。
「アニメ、ゲームコンテンツの世界は、日々めぐるましくブームの移り変わる、動きの速い世界です。
ファンの人達の嗜好も、どんどん変わっていきますし、メーカーがコントロールできるものでもない。
では、そうした最先端の動きにこちらが合わせていくことができる、ごく一部の『早い』人達が『欲しい』と思い始めた途端に、素早く、何でも取り込む事が出来るような、まさに“カオス”なカードゲームがあっていいんじゃないか?
そう考えて作ったのがカオスTCGなんですよ。」
どちらかというと、ファンの人たちがコロコロ変わっているのがヴァイスじゃないでしょうか……。
アニメが終わったり、連載が終了すると、途端に次のブームになるなる作品って、ヴァイスのほうが多くないですか?
最近では、こんな話も。
http://nyankobiyori.com/articles/14901.html
木谷社長の目測とは異なり、現実では早いものがヴァイス、遅く、じっくり、安定がChaosTCGになっているような気がします。
OSがたった4年で3.00になっているってのは、すごいことじゃありませんが?
もっと言う、最古参のニトロプラス、今週末に新弾が出ます。
4年間、ずっとニトロプラスから新弾が出続けています。
これをじっくり、安定と言わず、なんというのか。
ブシロードには、ヴァイスとChaosTCGだけでなく、Vスパもありますし、今のChaosTCGに冒険、驚きってあるの?なんて思ってしまいます。
ついでに最後。
○カオスTCGには、マニアックなタイトルの参入が期待できる。
ラインナップを見れば、マニアックなのが多い。
「え、これでマニアック? 全部有名どころじゃん!」と思う方も多いと思いますが、一般人からすれば全参加作品、十分マニアックです、ハイ。
しかし、「それでもカオスなら・・・カオスならTCG化してくれる!」っていうこの文、いまだになされていないような気もします。
正直、(私の物差しですが)謎な参加作品もいくつかあります。
ゆずソフトとか、もう少し早くても良かったような気がします。
Lump of Suger はマジカルチャーミングだけだし、(メインの萌木原先生の作品でないってどういうこと?)まだまだ、「カオス」らしさがないと思います。
まぁ、人の欲望は果てしないので、今でも十分ChaosTCGとしての独立性は保たれている気はしますけれどね。
期待するから「モットモット!」になってしまう。
木谷社長が今一度池っち店長のインタビューを思い出してくれたりしたら……。
んん? 私にとって得なのか、損なのか???
米原
登録タグ: ブシロード ヴァイスシュヴァルツ ChaosTCG カードキングダム 池っち店長 木谷社長 それぞれの違いは?
テーマ: | 投稿日時:2013/07/09 14:37 | |
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るう さん | [2013/07/09 17:47] |
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コメント失礼します。 自分は遊戯王関係の動画でいけっち店長を知っていましたが、こんな記事があったことは知りませんでした。 まあですがこの記事はカオスが始動される戦略発表会の前の記事なので結構古いですね・・・w 確かにWSはともかくVSは旧OSのバックアップがあまりされていないようなので、冒険しているのはむしろVSだったりするかもです・・・w ですがカオスはやはり戦略性という参戦タイトル以上に引き付けるものがあると思います。(いや、とっかかりは好きなタイトルの参戦でしょうが) まあでもあれですね。 実はこの二人(木谷社長といけっち店長)ってカオスを今でもあまり知らなかったりしますw いけっち店長は村山PとOS:ネーブルのTDで対戦動画が上がっていますが、カオスは難しすぎ!!っていっていましたし。 今でもそうかはわかりませんが、木谷社長は社長なのにカオスはルールも微妙・・・ってナイトカーニバルとかでも言ってますしw やはり布教のためにも、ブシモ版カオスが早く出てくれるのをまっています。 |
米原 伊吹 さん | [2013/07/09 23:16] |
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るう さん 09年の2月の話ですからね。 今とは異なる状態……でも仕方ないのですが、コンセプトは変えないで欲しいと思います。 はたして、Chaosのコンセプトは……という視点で書かせていただきました。 どんどん参戦するWSに、今勢いのあるVS。(ラノベが増えてますから) Chaosは今も昔も変わらず、コアな人たちに受けるものが多いというのは、狙い通りなのでしょうか。 一部、私はどうしても納得いかないOSもありますが、もう今更ですので仕方ありませんね。 一応、私がアニメやラノベのタイトルを嫌う理由を話しておきますと、2.00、3.00につながりにくいからです。 新作でなけりゃ延命できませんもの。 待ってればいつか復活するのがChaosTCGのタイトル"ズ"ですよ。 そんな関係で、今年のChaosTCGはあたりのタイトルが多いと思います。 今後もこの勢いを望みたいところです。 木谷社長は今でもChaosTCG知らないんですかね? 下手したらWSやVSも知らなかったりして。 池っち店長もどうなのでしょう。 ネーブルTD発売時にプロデューサーSと対戦して確かに「難しい」とおっしゃっていましたが、あれから3年たった今はどうなのか……。 変にChaosオンラインを作ってつぶしたのがいけないのだと思います。 ルール違うって……ダメだろ。 米原 |
るう さん | [2013/07/10 00:53] |
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アニメ作品は一部例外以外は続きづらいのは確かですね。でもアニメ枠は新規層開拓だと自分は考えています。だってゲームタイトルだけだとどうしても偏るだろうし、あわよくばアニメしか見なかった人がゲームに興味を持ってくれれば将来的においしいのと、参戦を渋っていたゲームメーカーも快諾するかもしれないですし。(角砂糖とかゆずはそうゆう経緯は あったように感じます) 木谷社長はWSもVSもできるみたいです。特にVSは思い出があるようで。 いけっち店長は数字計算が面倒に感じるみたいです。(実は木谷社長も同じ理由だったり)村山さん体制になった今なら楽しさも伝わるはず…、いやみちるとかシュタゲ見たら無理に感じるかも…w |
米原 伊吹 さん | [2013/07/10 21:48] |
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るう さん アニメ枠はアニメ枠であってもよいとは思います。 でも、もう少し考えて欲しい……。 ただ、ストパンあたりは私はいいと思っています。 なんとか猫はちょっとねぇ。 Rioやぱいろんとかは、この話をきいている限り、Chaosらしいのかな? 計算が面倒って……まあイワンとしていることは分かりますがw まぁ、今後に期待です。 今までだって悪くないし。 米原 |