こんにちは。米原です。
ついに来ましたオーガスト秋ドリパ情報。
今回も新作テレカ1枚に春ドリパ、夏コミ再販というさびしいラインナップですが、そのテレカがすごい!
すでにサイトに画像が出ていますが、この佳奈、かわいいですねぇ。
もともと、そんなに佳奈を評価していなかったのですが、ここのところ発表されているかわいいポーズが、株価を押し上げています。
アクティブが売りの佳奈なので、今後の活躍に期待です。
さて、そんなかわいいウエイトレス姿の佳奈を見て、米原が黙っているわけがない!
2012秋ドリパの冊子風に、SSを書きました。
もちろん、テレカに描いてあるウエイトレス姿の佳奈が登場します。
ご期待ください!
オーガストオフィシャルハンドブック2012年秋号(米原Ver.)
大図書館の羊飼い ショートストーリー 専属ウエイトレス
今日もアプリオは大盛況だった。
「いらっしゃいませー!」
「こちらへどうぞー!」
ウエイトレス姿の女子生徒達が、忙しそうに飛び回っている。
「二名様お待たせしましたー!」
俺と高峰も、やっと席に着くことが出来た。
二人で、本日おすすめのハンバーグ定食を食べる。
「今日は鈴木さんじゃなかったなぁ」
少し残念そうな高峰。
「ん。そんな時もあるさ」
「まぁなぁ。他のウエイトレスさんもかわいいから、別にいいんだけどねぇ」
「ため息をかけると飯がまずくなるぞ」
「おぉっと、失礼」
結局、何度も鈴木の姿を見かけたものの、俺たちのテーブルに接客に来ることはなかった。
放課後、図書館に行くと、まるで誰もいないかのように静かだった。
「今日は静かでよろしい。どうやってあの娘たちを手懐けたのかしらん?」
小太刀にからかわれながら、部室に入る。
「今日はやけに静かだな、どうし……ん?」
「しー!!」
つぐみは人差し指を口に当て、俺に静かにするように促していた。
そして、目の前には、気持ちよさそうに寝ている鈴木。
さらに、高峰は疲れた顔をしながら、そんな鈴木を団扇で扇いでいた。
「おぉ……天使が、天使が現れた……。Change!!」
ボロボロに疲れ果てている高峰。
「ずっと扇いでいたのか?」
「十分ぐらいだけど……、疲れるな……」
「だらしないですよ高峰君。そんなんじゃお寿司屋さんになれません!」
白崎からの力強いツッコミ。
「なんだ高峰。鈴木を食べるつもりか?」
「なかなかおいしそうだけど、カンベン……」
そう言いながら、机に伏せる高峰。
結局、俺は右手でバテた高峰、左手で寝ている鈴木を扇いでやる羽目になった。
『そういえば、スズキの握り寿司って、あるのかなぁ』なんて思いながら。
数分後、部室にはフルメンバーがそろっていた。
「今日は、鈴木さんが寝ているので、静かに活動を行いたいと思いまーす」
「しつもーん。なぜ鈴木は寝ているのですか?」
「それはね、玉藻ちゃん。昼のアプリオがものすごく混んでいたから、疲れたって……」
「でも、起こしてあげたほうが良いんじゃないですか?」
「確かに御園さんの言う通りで、『部活始まったら起こして』って言われたんだけど、これだけ気持ちよく寝てると、ねぇ」
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
御園さんに抱かれた、あのギザまでも、無言で白崎の案に同意していた。
「すぴー」
気持ちよさそうな顔をして眠り続けるする鈴木。
この寝顔を見てしまうと、鈴木を起こそうという気持ちが、すぐに折られてしまうのであった。
しばらくすると、
コンコン
扉がノックされる。
「ん、誰だろう?」
白崎が反応する。
「依頼かなぁ?」
桜庭の言う通り、最近、図書部には個人的に依頼に来る人が多くなった。
さて、今回はどのような要件だろう?
「こんにちは!」
つぐみがドアを開ける。
「すみません……」
華奢な女子生徒だった。
「いっ、いらっしゃいませー!」
鈴木が目を覚まし、いつものウエイトレスモードに入った。
「……って、あり?」
あたりが凍りつく。
「……グッジョブ」
この猫は、食えそうもなかった。
どうやら、女の子ならではの相談ということで、女子生徒のみを図書部に残すことにした。
しかし、寝起きということで、スズキは俺たちとともに、追い出された。
「さて、俺とお前、そしてそこの居眠りウエイトレスさんはどうしようか?」
「居眠りウエイトレスとは失礼です!」
鈴木がプリプリと怒る。
「あー、わかったわかった。悪かった悪かった」
「全然気持ちがこもっていません!」
膨れる鈴木。
……なんだか、腹が減ってきた。
「何もすることがないのなら、アプリオに行くか」
「へ?」
「ゆっくりとお茶を飲みながら、本でもって……ん?」
「ふっふっふ! さすがは筧さん、良い考えをお持ちですね?」
「え?」
「決めました、私、今日はお二人のために専属のウエイトレスとなって働きます!」
「えぇーっ!?」
「お二人はきっと、だらしない私を見て『鈴木ってのは胸もないし、だらけまくり。嫁には向かないなぁ』とかなんとか思っているに違いありません」
「あのー、鈴木さん?」
「それは間違いだということを、私がいまから、はっきりとお見せしたいと思います!」
「……」
「ということでアプリオに先に行って着替えて待っていますので、ゆっくりといらしてください。では!」
「おっ、おーい!」
鈴木はダッシュで向かってしまった。
取り残される俺たち。
「……」
「……どうする、高峰」
「行くしかないだろ。行かなかったら後で何言われるかわからないし」
「……だな」
俺たちはしぶしぶ、アプリオに行くことにした。
アプリオに入る前に、こっそりとのぞいてみる。
特に変わった様子はない。
いつもの放課後の状態だった。
「行くぞ」
「……あぁ」
意を決して、入る。
「いらっしゃいませー!」
どこからともなく、突然現れた鈴木。
「お待ちしておりました。二名様ですね。お席までご案内させていただきます」
スカートを持ち上げて、元気よくこちらに向かってくる鈴木。
見えそうで見えない何かと、健康そうな太ももからよく見えている何かに興奮を覚え、席に着く。
「ご注文がお決まりのころにお伺いいたします」
鈴木は、そのまま厨房へと戻っていった。
「さて、腹を据えますか」
高峰からメニューを受け取り、注文をする。
「すみませーん」
「はい、ただいま!」
元気よく現れる鈴木。
「アイスコーヒーと、アイスティー。一つずつ」
「ご一緒にケーキはいかがですか? ご注文頂くと、飲み物が50円お安くなりますが」
「ん……、どうする、高峰?」
「どんなケーキがあるか次第だなぁ」
「今はこちらがお勧めですよ」
鈴木が指をさしたのは、モンブランだった。
「いかがですか?」
思わずドキっとしてしまうぐらい近くで、笑顔を見せられる。
「じゃぁ、それで……」
「ありがとうございまーす! ニコッ」
「おぉっ……」
「ま、まぶしい……」
結局、俺たちはモンブランと飲み物を頼むことになった。
その後も、鈴木の攻撃は素晴らしかった。
グラスが空になると、
「おかわり、いかがですか? 二杯目以降は、通常の半額でご提供しております」
と言って、笑顔を見せる。
ケーキを食べ終わると、
「おさげいたしますね」
とやってくる。
さらに、
「現在、アイスクリームのセールを行っているのですが、いかがですか? 通常の二割引きです」
と言ってくる。
断ろうにも、魅力的すぎる笑顔と、甘え顔に負けてしまい、断れない。
結局、一人二千円近くも払う羽目になってしまった。
「ご来店いただきまして、ありがとうございました」
お釣りを渡す時に、手をそっと添えてくれた上に、笑顔を忘れない。
完全に骨抜きにされてしまった。
翌日。
今日もアプリオは混雑していた。
しかし
「二名様、おっまたせしましたー!」
今日は鈴木が対応してくれた。
そして席に着くときに、耳打ちをしてくる。
「今日も私は、筧さん専用のウエイトレスですよ」
俺は早速、財布の中身をチェックした。
End
いかがだったでしょうか。
良いような、悪いような、なんだか微妙。
やっぱり絵がないと表現しづらいよなぁ。
ちょっと小説チックで、エロゲらしくないのがよくない。
あと、SSというところで、佳奈の怒涛の攻撃のところをはしょる必要があり。
(だらだらと萌えシーンを書くのは、SSでは長引かせるだけで、まとまりが出ません)
よって、テンポは良いものの、全体的に萌え不足。
うーん。
仕方ないか。
個人的には気に入っている展開であり、まぁまぁうまくかけたと思います。
計測したら、2,800字。
原稿用紙七枚程度です。
長すぎず、短すぎず、そして時間をかけすぎず。
(制作時間は一時間)
バランス良いかも。
さて、本物のオーガストオフィシャルハンドブック2012年秋号はどうなるのでしょうか。
かなり期待。
ちなみに、春ドリパに玉藻、夏コミに千莉、秋ドリパに佳奈、ということで、冬コミは凪ですね。
果たして、どんな絵柄になるのでしょうか。
そして、2013年度の春ドリパには、メインヒロインつぐみが登場することでしょう。
そうなると気になるのは2013年の夏コミの絵柄。
米原はフィオネが来てくれると思っているのですが、どうでしょう!
米原
登録タグ: 2012年秋ドリパ この佳奈かわいすぎ ChaosTCGの絵柄になるか? ファンタマも来てくれるかなぁ 冬コミは凪 春ドリパはつぐみで決まりでしょう 今後もますます 期待のオーガスト 大好きです! 応援します!!
テーマ: | 投稿日時:2012/09/13 14:40 | |
TCGカテゴリ: ChaosTCG ファンタズマゴリア | ||
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