こんにちは。米原です。
最近、(というより、ここ半年?)「ひなちゃんのSSが読みたい」と、名古屋のOSオーガスト優勝者が言うのですが……。
ネタがねぇっての。
聞けば、孝平君を攻めるひなちゃんが見たいとか(笑)
そんなのひなちゃんじゃないので、秋田のひなちゃん使いと相談。
「やっぱりひなちゃんはメイド服だろ」ということで作りました。
かなーり、ムリクリ設定でやってますが、とりあえず、読んで萌死にすれば、良いと思います。
では、かいしー。
Fortune Arterial 悠木 陽菜 SS メイドさんの仕事
ピリリリリッ!
日曜の朝10時から、電話が鳴る。
「誰だ、いったい……」
寝ぼけたまなざしで携帯をつかみ、通話ボタンを押す。
「もしもし?」
「あ、孝平君。おはよう」
「……陽菜?」
「うん、そうだけど……。もしかして、寝てた?」
「あ……、うん……」
「ご、ごめんね。せっかくの休日だもの、もっとゆっくりしていたかったよね」
電話先で非礼を詫びる陽菜。
あまりの低姿勢ぶりに、強く言い出せなくなる。
「あ……、ほら、そろそろ起きる時間だったし、大丈夫だよ」
「本当?」
こうでも言わないと、陽菜は一生、今日のことを後悔しそうだ。
「あぁ、気にしなくて良いよ。それで、どうしたの?」
「実は、お手伝いいただきたい事があって……」
……。
…………。
………………。
目の前に、扉。
この先には、禁断の花園。
俺は今、その前にいる。
「お、おまたせ~」
小さな声で陽菜は扉を開けると、打ち合わせどおりに、陽菜の部屋に逃げ込んだ。
「ふぅ……」
「ふぅ……」
男子が、女子のフロアに入るのは、ご法度。
見つかったら、フライパンが大きく曲がるのは、間違いない。
何とか第一関門は突破した。
「ごめんね。急に」
「べ、別に気にしなくて良いよ。今日は特にやることも無かったし」
「そう、それじゃぁ……」
とりあえず奥に案内され、座布団に座る。
「それじゃぁ、早速始めるね」
「あ、あぁ……」
服を脱ぎ始める陽菜。
わかっちゃいるけど、どうしても目を逸らしてしまう。
話は、陽菜から電話を受けた後に遡る。
「実は、お手伝いいただきたい事があって……」
「どんなこと?」
「実は、私が美化委員で着ている服のサイズが、少し小さく感じるの」
「ほうほう」
「それで、サイズを測りなおして、少し大きくしたいの」
「なるほど」
「そのために私の体のサイズを測らなくてはならないのだけど、そのお手伝いを、孝平君にお願いしたいなぁって思って」
ぶはっ!
「こ、孝平君?大丈夫?」
「あ、あぁ、大丈夫、なんでもない」
「お願い……できるかな……」
その後、白いモノと黒いモノが、俺の目の前に現れ、アドバイスをくれたのを覚えてる。
俺は、どちらのアドバイスに従ったのかはわからないが、今現時点でここにいる。
「お、おまたせ~。じゃ、始めようか」
学校指定の水着姿の陽菜から、メジャーが渡される。
「まずは……胸囲かな?サイズが一番小さく感じるのは……そこだし」
「わ、わかった…」
メジャーの一部を、陽菜自身が、陽菜のバストのトップに当てる。
そこから優しくメジャーの端を引っ張り、背中でクロスさせる。
計測場所が間違っていないのを確認する。
「86cm……」
「うぅ……」
がっくりうなだれる陽菜。
「ど、どうしたの……」
「今年の身体測定では、84cmだったのに、2cmも増えてる……。太った……ショック……」
俺には、魅力的過ぎて困る。
「ま、まぁ、陽菜が成長しただけだよ、うん」
「横に成長したんじゃ、困るよぉ」
「ちゃ、ちゃんと身長も伸びてるかもしれないだろ。いろいろ測ってみようぜ」
「う、うぅ……。そうだと良いけれど……」
涙目の陽菜を元気付け、ウエスト、ヒップと計測していく。
「後は身長かな?」
「うん……」
元気の無い陽菜。
なぜなら、ウエスト、ヒップと、1cmずつ増えていたからである。
「だ、大丈夫だよ、2cm位増えてるよ、たぶん」
「うぅ、だと良いけれど……」
地面にメジャーを伸ばしておき、その上が背骨になるように寝てもらう。
かかとの位置が、丁度0cmになるように位置を調整する。
「もうちょっと下か……」
陽菜の足元にあるメジャーを引っ張る。
「ひゃんっ!」
「だ、大丈夫?俺、もしかしてどこか触った?」
「メジャーが、お尻を刺激して……。ちょっとくすぐったかった」
「ご、ごめんごめん。今度は体を浮かしてもらってから調整するようにするよ」
陽菜の足元の調整を完了させ、固定する。
「後は頭部から調整するね」
そういって頭部に移動しようとする。
「……」
だが、それは出来なかった。
床の上に、水着姿の陽菜。
洋室で水着という、アンマッチな光景だけでなく、陽菜の無防備な姿が、俺の脳をこれでもかと刺激する。
水着であるのだから、当然脚が丸見えである。
真っ白で、汚れのない、綺麗な脚。
思わず、見とれてしまう。
さらに、大きく実った二つの果実。
健康診断から数ヶ月しかたっていないのに、2cmも成長している。
その事実が、俺を興奮から混乱へと導く。
「……孝平君?」
「あ、あぁ。悪い。少し考え事を……」
「ど、どんなこと?」
「ほ、他に計測するところは無いのかなって?」
「他に?」
「ほら、例えば、ズボンだと股下が重要だし、股上だって計測が必要になるじゃん?メイド服はどうなのかなって……」
「他に……」
「し、身長測っておくから、その間に考えておいて!」
俺はすべての邪念を振り切るように、陽菜の頭部に移動し、メジャーのたるみが無いかを確認する。
確実に陽菜の中心にメジャーがあることを確認し、陽菜の頭部に三角定規を当てる。
「他に、他に……。あぁっ!」
「うわっ!」
驚いた陽菜に、驚いてしまった。
「アンダーバストも測らないと!」
「あ ん だ ー ば す と ?」
「そうだよ。胸囲だけではなくて、そっちも計測しないと、胸が苦しくな……」
顔が真っ赤になっていく陽菜。
「と、とりあえず身長だけ……」
俺はさっさと身長を測り終えた。
「……」
「……」
沈黙が続く。
アンダーバストを測らないと、メイド服のサイズを変えることは出来ない。
しかし、それをするには、水着では出来ない。
それよりも何よりも、胸に手が当たってしまう可能性がある。
そのようなことは、許されるのだろうか……。
「あ、あの……」
声が同時に発せられる。
「そ、そちらから先に」
また同時。
「レ、レディファーストで」
「お、女の子に、先行させるつもり?」
陽菜のこの発言を覆す事ができず、俺から発することにした。
「こ、ここまで来ると、かなでさんに依頼したほうが良いと思う……。少なくとも、俺じゃなくて、女子のほうが良いと思うよ」
「う、うん……」
にごった返事が返ってくる。
「た、確かにそうなんだけど……」
「そ、そうなんだけど?」
「じ、自分の体のサイズが、他の女子に知られるなんて、恥ずかしくて……」
ごもっともな意見。
「で、でも孝平君なら、バラしたりしないと思って、孝平君なら信頼できると思って、孝平君なら……」
どんだけ信頼されているんだ、俺?
「も、もし、陽菜が嫌じゃないなら、もちろん手伝う。でも……」
「私、嫌じゃないよ」
「へ?」
「こ、孝平君なら、ちょっとぐらい触れられたって、かまわないもん!」
俺は、貧血で倒れそうだった。
結局、薄手のTシャツを着てもらい、計測することになった。
Tシャツを着て、水着を下ろす陽菜。
もちろん、腰のところまでだが。
「……じゅ、準備できたよ……」
陽菜は、自分で胸を少し持ち上げ、アンダーの位置をわかりやすくしてくれていた。
陽菜に触れないように、細心の注意を払い、メジャーをアンダーにあてる。
そして、ゆっくりと背中でクロスさせ、計測した。
「65cm……」
「あれ、そこは身体測定と変わっていない……」
「差が21cmってことか」
「えーと、差が20cmでEカップ、22.5cmでFカップだから……」
……。
俺はとっさに耳をふさいだが、後で陽菜に怒られたのは、言うまでもない。
午後。
手伝いのお礼ということで、陽菜の手料理に舌鼓を打った俺。
良い昼食になった。
「孝平君。今日はいろいろあったけど、ありがとう」
「ど、どういたしまして……」
「今日の結果を元に、作り直してみるね」
「あ、あぁ……」
「でも孝平君、1つだけ約束して?」
「な、なに?」
「今日の測ったサイズ、全部綺麗さっぱり忘れてね」
「だ、大丈夫……。仮に覚えていても、またサイズが変わるだろうし……」
「これ以上太ったりしません~!」
「ちゃんと身長も増えていたじゃないか、2.3cmも!」
「ホラ覚えてる!」
「う!」
「ち ゃ ん と 忘 れ て よ ね !」
「は、はい……」
終始押されっぱなしの俺だった。
翌日。
朝、登校していると、落ち葉拾いをしている集団が見えた。
全員メイド服。
その中に、陽菜がいた。
陽菜は、チーム内で最も活躍し、最も可愛かった。
そんな陽菜を、ものすごく近くで見ることの出来た俺は、本当に幸せだと思う。
しかも、水着姿……。
「あ、孝平君」
「おはよう、陽菜。サイズは、どう?」
「うん、ちゃんと補正したから、大丈夫」
「お役に立てたようで、良かったよ」
「実はあの後、制服もサイズ変更をしたの」
「へぇー。すごいなぁ」
「孝平君も、少し服が小さいと思ったら、言ってね。私、がんばるから」
「あぁ」
「それじゃ、教室で」
元気良く落ち葉拾いに戻る陽菜。
メイド服が一番似合っていて、一番綺麗だった。
その後、陽菜に服のサイズ依頼の変更が舞い込むようになったらしい。
どうやら大半は、メイド服を来た、プロ並みの補正術を見せる陽菜が見たいからだそうだ。
実は、第一号が俺なのは、内緒である。
Fortune Arterial 悠木 陽菜 SS メイドさんの仕事 END
いかがだったでしょうか。
ひたすらに萌えと言うか、エロと言うか……。
陽菜ファンが喜びそうなことを追求。
はて、判定やいかに。
あ、ちなみに、今回は付き合う前の一シーンでっせ。
しかし……こういうのって、ライターが妄想しているわけであって。
まぁ、米原が書いたので、米原の妄想なんですけど、ハズカシイ……。
いくら作品内とはいえ、水着で3サイズ測るとか、水着を腰までずらした状態でTシャツ着せて、アンダーバスト測るとか、ヘンタイ以外、何者でもない……。
あくまでライターとしての妄想であり、女性に対してこういう事がしたいわけではない!と言っても、通じないだろうな……。
あと、絵が無いので、自分で脳内補正してください。
てか、誰か描いて……。
米原
PS 近日中に、凪を書きます。
登録タグ: オーガスト Fortune Arterial 悠木 陽菜 tocageにSS リクエストに答えました メイド陽菜 これは15禁か? それとも17禁か? 全年齢ではなさそうだ ま、楽しんでください!
テーマ:日記 | 投稿日時:2012/07/02 12:07 | |
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鳳仙綾瀬 さん | [2012/07/02 12:19] |
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仕事が早すぎる~(>_<) |
米原 伊吹 さん | [2012/07/02 12:25] |
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鳳仙綾瀬さん
シチュさえ決まれば、後はらくしょーです。 |
米原 伊吹 さん | [2012/07/02 18:38] |
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白米神@メイド厨さん
美少女ゲームの主人公が紳士なのはお決まりですが、たまに異常なくらい紳士ですよね。(笑) 今回は完全に誘われているわけで…。 書いているこっちも、耐えるのが大変でした。 そういえば、アマガミSS+に計測シーンがありましたね。 そんなのより、はるかにエロくなっちゃいました。(汗) 水着姿を計測とか…。 ちょっとアイディアがヤバかったかなぁ? 陽菜のメイド服ご奉仕プレイは、原作で既にある上、18禁になるので、今回は却下。 既にあるシーンの再現は、パクリだと捉えられ易いので、あまり書きたくありません。 お詫びに、米原のSSサイトでひなちゃんHシーン書きます。 どんなシチュがお気に入りですかね? やっぱりメイド服ですかね…。 一応、案ありなので、やってみます。 凪は、最新の美少女ゲーム雑誌に凪が主人公の家のベッドて寝そべっている画像があるので、買っておくと余計に楽しめます。 まぁ、もうすぐオーガスト公式HPで画像が公開されるでしょうが。 最近は、カードよりも、こっちが本業だなぁと思うように…。 米原 |
米原 伊吹 さん | [2012/07/02 22:39] |
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白米神@メイド厨さん
お楽しみいただけたようで、何よりです。 米原 |