面白そうなのでちょこちょこ書いていたら、気づいたら今日が〆切らしいという(笑)
なので、今日の大会のレポも書かずにこちらを書き上げました(ぁ
大会のレポは次回に、必ず・・・。
『わたしのカードゲームマナー論』
カードショップや大会などに行くと、様々なプレイヤーさんと出会うことが出来ます。
さわやかなプレイヤーさんや礼儀正しいプレイヤーさんなどと出会うことが出来ると、それだけでとても良い気分になります。
しかしその一方で、そういった方々とは正反対の、マナーを守ることが出来ず他の人たちの気分を害してしまうプレイヤーさんが居るのも事実です。
そして、そういったプレイヤーが一人でもいると、せっかくの楽しさが損なわれてしまうのでとても残念に思います。
ところで、自分はマナー違反を犯すプレイヤーには二種類あると考えます。
その違いは何かといえば、マナー違反を犯す上で意識的にマナー違反を犯しているのか、無意識の内に犯してしまっているのかです。
言い換えれば「故意性」があるかどうか、ということにもなります。
マナー違反を犯したプレイヤーについて「故意性が有り」と判断できる場合、つまりそのプレイヤーが意識的にマナー違反を犯している場合、それは極めて悪質であると言うことができます。
マナーというものは往々にして守るべきものであり、それを意識的に守らないということは他の人々に対して大変失礼な行為であると言うことができます。
カードゲームは、人と人とがあって初めて成立するものです。
なのでコミュニケーションが非常に大切な要素であり、これが無ければカードゲーム自体が成り立たなくなってしまうと言っても決して言い過ぎではないでしょう。
ですのでカードゲームをする以上、コミュニケーション相手である対戦相手やその他のプレイヤーは尊重するべきであり、その為にもマナーは守るべきものなのです。
以上のような論拠から、マナーを意識的に守らないプレイヤーはカードゲームにとって非常に重要な要素を蔑ろにしていると言え、さらに言えばその人の人間性すら疑われてしまう可能性もあるのです。
しかしながらマナー違反を犯す人が全員、意識的にマナー違反をしているわけではありません。
むしろ無意識のうちにマナーを犯してしまう場合、言い換えれば「故意性は無し」の場合が多いと言えるのではないでしょうか?
そして無意識のうちにマナー違反を犯しているプレイヤーはある意味では、意識的にマナー違反を犯す人よりも性質が悪いと言えます。
なぜなら彼らは無意識であるが故に、悪気が無くマナー違反を犯しているのです。
この「悪気が無く」というのは曲者です。
悪気が無い人というのは、仮にその人がマナー違反を犯していることを指摘したとしても、そんなことは無いと認めようとせず、場合によっては逆ギレしてしまう場合もあるでしょう。
そしてさらに悪気が無いが故にその行為を正すことも無く、マナー違反に当たる行為を頻繁に行って(または繰り返して)しまうのです。
こういったプレイヤーへの対処は難しく、自分も良い方法が思いつかないのですが、やはりマナー違反を犯しているプレイヤーがいたら注意しあうのが大切なのではないかと考えられます。
これは口で言うのは簡単ですが、実際はかなり難しく、ハードルも高いことであると思います。
しかしそれでも大切なことには変わりありません。
ですので、その店の店員さんや大会のスタッフさんが率先して行っていくなどして、注意しあえる環境を作っていくことが大切になってくることでしょう。
そして忘れてはならないのは、「自分はマナーには気を使っているよ」と思っているプレイヤーでさえ、無意識のうちにマナー違反を犯している可能性もあるということです。
「自分は大丈夫だから」と思わず、他のプレイヤーさんの声に耳を傾けたり、時には一度立ち止まって自分を客観的視点から見直してみることは、誰にとっても重要なことであるのでないかと考えます。
そして最後に、これまでマナー違反については比較的厳しい立場に立ってきた論述ではありましたが、マナー違反に対して時には寛容になることも大切であることを述べておこうと思います。
マナーというものは一見普遍的なもののように見えますが、その実、そのマナーが存在する環境によって極めて微細に変化します。
カードショップというもの一つとっても、店ごとに様々なマナーが存在しています。
先ほど自分は、マナーは守るべきものであるという旨を述べた時に、敢えて「マナーというものは往々にして守るべきものであり」と表現しました。
それはマナーの中には、そのコミュニティーを形成する一部の人たちにとって都合が良いように決められているものも、少しではありますが存在するためです。
こうした歪んだマナーは、往々にしてそのコミュニティーを閉鎖的なものにします。
そしてそれにより、いわゆる新規プレイヤーの参入が妨げられてしまう可能性もあります。
これは非常に悲しいことのようにも思います。
ですので、新規プレイヤー(“そのカードを初めて始めた人”だけではなく、新しくそのコミュニティーに入ってきた人)が犯すマナー違反に対しては時には寛容に接していくことも大切であると言えるでしょう。
「マナーに対しては厳しくも、時には寛容に」。
矛盾しているようでもあり難しいことではありますが、そのタズナ捌きを上手くできるようになることが、ひいてはより良いプレイヤーになるための条件の一つであるのではないでしょうか。
以上が、自分が「カードゲームのマナー」というテーマから考えたことです。
マナーというものに対して日ごろから問題意識を持って、プレイヤー一人ひとりが真摯に接して考えていくことが、今回自分が述べてきたことを考え、行っていく上でも重要なのでしょうね。
この言葉を以って結びとさせていただきます。
それでは。
登録タグ:
テーマ:日記 | 投稿日時:2009/11/08 23:57 | |
TCGカテゴリ: | ||
表示範囲:全体 | ||
前のブログへ | 2009年11月のブログ一覧へ ブログ一覧へ |
次のブログへ |
バツローグオトゥ さん | [2009/11/09 01:35] |
|
ドラゴラーさんも文章書くの上手いなぁって思ってたけど、 ソウラさんは論文書くのがすばらしいですね。 今度、会社の昇格試験論文お願いしようかな? ホント、うちの会社って昇格するのにメンドクサイ! |
シードラゴン さん | [2009/11/09 10:06] |
|
流石は院生! うま~い!! 対戦は、熱く・楽しく・マナー良く! 気持ちよく行いたいものです。 By 「さわかやじじい」(自称) |
ソウラ@氷上そう さん | [2009/11/10 07:21] |
|
> バツローグオトゥさん お褒めにあずかり光栄です♪ バツローグオトゥさんもレポが詳細かつ分かりやすくて、いつも楽しく読ませていただいています^^ 昇格試験論文がどんなものか興味はありますが、今は自分の修士論文と就活で手一杯ですので、聞こえないフリをさせていただきたく思います(笑) しかし、昇格するのに論文を書かなければいけないとは大変ですね(汗 もし昇格試験を受けられる際は間違ってジムチャレのレポを出してしまわないよう、くれぐれも、お気をつけください(笑) > シードラゴンさん ありがとうございます^^ シードラゴンさんは、まさに「熱く・楽しく・マナー良く」を体現されたプレイヤーさんですよねっ。 自分がいつか「お父さんプレイヤー」になる時がきたら、シードラゴンさんの様にできればなと思っています。 ちなみに「ものまねおやじ」は既に、真似らせて頂いています(ぁ あ、「さ“わ”かや」となっているのも、お茶目でよいですね(笑) |
とむやんぷ~ さん | [2009/11/12 04:16] |
|
若輩ながら今回審査をさせていただいたことをお許しください。 審査と言うほどたいしたことではないのですが(苦笑 個人的には非常に勉強になりました。 私が感じましたことは http://tocage.jp/blog/351/1257966012.html で全部書かせていただきました。 隠しても仕方ないので。(苦笑 皆様の意見は同時に私にとっても、またTCG業界全体にも非常に有益だと思います。 意見はどんどん上げていくべきと感じます。 この度は有難うございます。 |
ソウラ@氷上そう さん | [2009/11/13 16:26] |
|
> とむやんぷ~さん コメントありがとうございます^^ そして審査員、本当にお疲れ様でしたm(_ _)m とむやんぷ~さんの記事、拝見させていただきました。 論文としての完成度を評価して頂けましたこと、とても嬉しく感じております♪ 修士論文を控えた院生として、そこは非常に大事なポイントでありまして(笑) 後ほどそちらの記事にレスさせて頂こうと思っておりますので、よろしくお願いいたします~。 |