勝ったら運、負けたら実力

　こんばんは。久し振りにレシピと考察投げます。
　今回は、しばらく「構築難度高い無理」と放り投げていたニセコイがわりと納得いくレベルの構築にできたので、そちらについて話していこうかなと。あ、もちろんタイトル通り、小咲ちゃん推しなので疑似リフ選抜です。え、ペンダント？　なにそれ食えるの？

　とりあえずサンプルレシピ。

■レベル0 キャラ17枚
《緑色　キャラ》
店の看板娘 小咲×4枚

《赤色　キャラ》
意外な一面 千棘×4枚
積極的な女の子 万里花×2枚
浴衣の万里花×2枚

《青色　キャラ》
水着の万里花×3枚
小咲の親友 るり×2枚

■レベル1 キャラ9枚
《緑色　キャラ》
優しい心遣い 楽×1枚

《青色　キャラ》
三角関係？ 小咲×2枚
はじめての訪問 小咲×4枚
首をかしげる小咲×2枚

■レベル2 キャラ8枚
《緑色　キャラ》
とびきりの笑顔 小咲×3枚

《赤色　キャラ》
警視総監の娘 万里花×1枚
お化け役の千棘×1枚

《青色　キャラ》
白衣の天使 小咲×2枚
ニセモノの恋！？ 小咲×1枚

■レベル3 キャラ8枚
《緑色　キャラ》
放課後デート 小咲×4枚

《赤色　キャラ》
深まる友情 千棘×2枚
乙女心 万里花×1枚

《青色　キャラ》
乙女心 小咲×1枚

■クライマックス 8枚
《緑色》
あなただけのジュリエット×4枚
《赤色》
10年間の想い×4枚



　小咲ちゃん推しによる小咲ちゃんのための小咲ちゃんを活躍させるためのデッキ。調子に乗りましたすみません。
　ええ、レシピ解説の前に、ペンダント選抜ではない理由を少しばかり。

・小咲ちゃん推しだから
　まあこれです。なんにしてもこれです。確かにペンダントを選抜していても、ペンダントに小咲ちゃんのイラストはありますし、乙女心や緑の1/0クロアン、秘密の場所等、ペンダントがあることによって活躍することができる小咲ちゃんも複数種存在します。でもナース可愛いじゃん！！！！
　あとはまあ、ペンダント使ったところでクロアンと秘密の場所は大して活躍しないし、乙女心はピン投ぐらいならペンダント無くてもいいし、あんまり変わんなくね？　ということで疑似リフ選抜に。
　先に言います。ペンダントの方がそら強いです。変態構築大好きなだけです。

・コスト面及び安定性
　ニタモノの規制により、ペンダント選抜は規制前と比べて格段に安定性が下がり、また１コスト回収に代わったことからストックの維持が厳しくなりました。それに伴って、若干の圧縮率低下も引き起こされていますね。ニタモノでハンドを切り辛くなったので、その影響は思いの外大きいのかもしれません。
　その点、疑似リフを選抜し、端からペンダントを諦めていれば、回収やペンダント自身にコストを費やしたり、ペンダントが撃てないという事故が起きたり、といったような部分を回避することができます。１リフしたらしたで良し、できなきゃできないで疑似リフ、と圧縮率的にも良い働きをしてくれますから、上記で挙げた現在のペンダント選抜には厳しい点を見事にクリアしてくれていますね。
　無論、これ以上に、ペンダント及び各種シナジーを持ったパワーカードの恩恵の方がはるかにでかいです。コストや安定性面も他のタイトルに大きく劣ると言う程ではありませんから、まあペンダント選抜が妥当ですね。

・そもそも変態構築がしたい
　ショップ大会にて。相手の方が「うわ、ニセコイか……きついな……ってあれ、ペンダント飛んでなくないですか？　事故……え？　疑似リフ！？ｗｗｗ」といった具合にもれなく狙い通りの反応を返してくれるのが非常に気持ちよいです。


　ではここからレシピの解説を。

・緑小咲軸
　今回のレシピは、レベル３の「放課後デート　小咲」を中心に組んでいます。
　実は僕はこの子が持つＣＸシナジーで２枚サーチというテキストが大好きでして、ビビオペの頃から愛用していたりします。まあビビオペもひまわりちゃんが好きでそれを中心に組んだだけなのですが、今ではすっかりこのテキストの虜です。
　というか僕としては、なぜこのテキスト、特にノンコストで撃てる小咲ちゃんが評価されていないのかが不思議でなりません。ハンドアドもそうですが、なにより、このテキストの強みは圧倒的圧縮率です。３帯なんてまず間違いなく２周目以降の山となってまして、適当にやっててもそこそこ圧縮が強くなっている山から、２枚もの不純物を抜き出すわけです。とある魔術の禁書目録にある「屋台の誘惑」互換のイベントを使ったことがある人ならば、その強さが分かっていただけるでしょう。ましてや、レベル３がＣＸシナジーでそれをできるとなると、１ターンで４枚・６枚と不純物を抜き出すことも可能です。
　さらに、そうして圧縮が強くなれば、キャンセルして次のターンが回ってくる確率も高くなり、さらにＣＸシナジーを撃つことで、ターンを重ねるごとに山が強くなっていきます。そうなったらもう手が付けられません。相手としては、文緒互換の逆圧縮を使うか、圧縮高め過ぎたせいで３噛みでもするのを祈るしかありません。
　そのうえ、この小咲ちゃんには回復がついていますから、メタが無ければクロックまで減らせ、さらにさらに、対応ＣＸが宝なのでクロックドローをしなくても比較的ハンドにＣＸを握りやすいです。
　まあ要するに、圧縮及び回復耐久という面において、この小咲ちゃんの右に出るものとかなくない？　って話ですね。最強です。艦これに規制が掛かったとはいえ、回復メタの存在は未だに脅威として消えない中、回復以外の方法で延命手段があるというのは心強い限り。ターンが多ければ多いほど、それだけアタックして勝てる可能性が上がりますから、圧縮して延命というのはある意味最大の攻撃手段かもしれません。
　また、そのぶんリフが早くなりますが、その点を疑似リフによってカバーできているのも、この構築の強みとなります。
　まあ、僕ぐらいになると、「圧縮→宝トリガー→宝トリガー→扉トリガー→宝でＣＸ飛んでることがあとで発覚」なんて流れで圧縮無駄になることも多いんですけどね……。まあ本来は滅多にないことなので、普通にやってれば相当強いと思います。

　では各レベル帯の流れを。

・マリガン
　０以外は切る。そこそこの枚数や移動相討ちが引けているなら１帯を握ることも視野に。ＣＸはどうせ噛むわ引くわで沢山来るので切りましょう（達観）

・０帯
　移動相討ちにおんぶにだっこ。まともなアタッカーを採用していません。２５のシステムキャラや応援を駆使して、ほどなく割りつつ流します。朝礼互換が２５は強い（真顔）。集中はアタッカーが確保できていれば積極的に。殴れなくなるぐらいならいらない。

・１帯
　適当にレベル１を並べる。後列に特徴パンプの小咲、応援、集中から２種、前列に２面以上レベル１を置ければおっけー。ここも適当に流す。そろそろ宝ＣＸは握る。理想は７戻り。タイミング的にそれが達成できそうなら２枚がめるのも視野。

・２帯
　ここからが本番。疑似リフ→チェンジ→ＣＸシナジー、の流れ成功に命をかける。要はここから超圧縮開始。サーチや扉トリガー時は優先して助太刀を回収、緑小咲を割られないように全力を尽くす。ＣＸシナジーを何回撃てるかが勝利の鍵。やれれば２面チェンジも。宝は圧縮できてればどうせ噛んで握れるので、あとに取っておこうとか考えない。

・３帯
　２の延長。小咲ちゃんが素出しできるようになるので、数の暴力に身を任せてアホみたいなハンド量と圧縮率で圧倒する。青小咲ピン投は事故ったときにこの子１枚から色々展開できるように。マリーは完全再スタンド要員。相手が雑魚置いてきたら食う。千棘はデメのない回復枠。


　ぶっちゃけ２帯まではほんとに雑魚です。移動相討ち強いクロアン強いって脳死でほざいてればいいと思います。２帯からはどうせアホほどハンド増えるので、ＣＸも積極的に張って問題はないでしょう。僕はよく朝礼互換や収録中互換のハンドコストに使いますが。
　とにかく、１リフor疑似リフ→ＣＸシナジーにより容赦のない圧縮をしていくことが狙いです。緑小咲を守り、次のターンには２枚目を並べながらさらに圧縮、その次のターンも……ってな具合ですね。２枚サーチとかいうぶっ壊れテキストのおかげで、１回シナジー撃ってからはもう安定しまくり。

　とまあここまで散々褒めちぎってきましたが、ここまで用意したあとに３噛み（宝なので場合によっては６噛みとかありえる）やボトム固まる芸で全て台無しになることもまああります。そうなっても笑顔で「ｗｓですから！」と言える人だけが使うようにしましょう。

　最後に。僕は序盤の方で、選抜はペンダントの方が良いに決まっている、と言いました。確かに、ペンダントによる恩恵は果てしなくでかく、特に、如何に１枚制限になったといえどマリーの暴力は未だ多数のｗｓプレイヤーを轢き殺しています。早出し小咲ちゃんのアホ強さも健在です。
　がしかし、緑小咲と疑似リフを組み合わせたこちらの構築も、僕なんて雑魚ではなくもっともっとうまい人が使えば、かなり化けたデッキになるのではないでしょうか。
　試しに一度、常識にとらわれず、様々なデッキタイプの構築を考えてみると、また新たな発見があって面白いかもしれませんね。

　ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
　以上、アゲハでした。


　――ポーラちゃんの追加待ってるよ！！　もうそれに備えて鶫デッキは作ったからね！！