カードゲーム至上主義tocage支部

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運ゲーとはなにか。クソゲーとはなにか。

問1
以下のA〜Cの内、最も運ゲーなのはどのグループか?


A(コイントス、ルーレット、宝くじ)
B(TCG、麻雀、ポーカー)
C(囲碁や将棋、世界陸上、柔道)


問2
では、最もクソゲーなのはどのグループか?











複数のTCGをやってるプレイヤーは時々、「○○(TCG)はクソゲーだ!」という意見を耳にすることがあると思う。年がら年中言ってる人も居れば、こういう言葉を聞くたびに傷付いている人間もいるだろう。

今回は、この「クソゲー」について、考えてみる。

そもそも「クソゲー」とは何なのか。辞書には…当たり前ながら載ってない。ということで体験から推測。

「クソゲー」と言われる要因の大部分は、おそらく運要素であると推測される。
「リーチ一発ツモ…っしゃー裏3でハネツモ条件満たしたで!」
「トップCX引かれなきゃ勝ち確…
あー引かれた1キャン条件かよー…あ。全部通った。対戦ありがとうございました。」
などなど。あげればキリがない。

これを「クソゲー」と呼ぶ者は少なくない。おそらく、最も一般的な「クソゲー」の定義なのではないだろうか。

面白いことに、この「クソゲー」発言には、返し言葉がある。
「そんなに嫌ならこのゲームやめて、囲碁将棋やってろよ。」
何度か聞いたことがあるセリフではなかろうか。運ゲーを望んでやりつつ、自ら運に嘆くその滑稽さに対して、しばしば使われる返し文句である。
大抵こう言われると黙ってしまう。そりゃそうだ。非常に筋の通った返し文句ゆえ、ロジックにスキがない。
(ちなみに囲碁将棋とは、先攻後攻以外に運要素が全くないボードゲーム。加えて、囲碁は後攻に、先攻アドバンテージを相殺するだけのアドバンテージを与えた状態でスタートする。将棋はハンデこそないが、先攻勝率と後攻勝率がほぼ同じであることを考えれば、先攻後攻含めても、極めて運要素の低いゲームと言える。)

しかし、はいそうですかじゃあ囲碁将棋やるか、とならないのも事実。言い返す言葉がないのに、なおもこのクソゲーを続ける場合が多い。なぜだろうか。




僕「なんでそれでもTCG続けるんですかね?」
友人「そりゃ面白いからだろ」
僕「でもクソゲーらしいですよ。囲碁将棋やらないんですかね」
友人「囲碁将棋はクソゲーじゃないの?」
僕「え?」
友人「僕は囲碁将棋こそ、クソゲーだと思うよ」
僕「マジですか。なんでですか?」
友人「相手より弱いと絶対勝てないから」
僕「…はぁ」
友人「初心者が勝つ可能性が存在しない、ある意味やる前から結果のわかってるゲーム」
僕「うん…まぁたしかに?」
友人「そんなやる価値ないゲームこそクソゲーと呼ぶに相応しいとは思わない?」



初めてこれを聞いた時は衝撃でしたね。こんな考え方があったのか!と。我々とは全く異なる視点から見た、同じ"クソゲー"の見解です。

友人「有段者と初心者の対局。観戦者の立場に立つと、非常につまらない。
世界陸上。あんなの毎回出来レースじゃないか。日本人は永遠に勝てないだろ。
格闘技。赤子の手を捻るっていうたとえは、あくまで比喩の話。本当に赤子の手を捻るのなんてクソつまらないでしょ?格闘技だって、重量制限無くすと面白くないからわざわざ複数のレギュがあるわけ。

どんなに有利な状況でも、もしかしたら負けるかもしれない、どんなに実力差があっても、もしかしたら勝てるかもしれない。それくらい不安定な"勝利"を必死にもぎ取ろうとするからこそ、面白いんじゃない?どんなに完璧に立ち回って、最善を尽くしたとしてもなお負ける、その負けるこそが面白いんじゃない?」




これを聞いてから僕は、クソゲーなんてものは、定義出来ないんじゃないか?と思うようになりました。運要素が高いとクソゲーと呼ぶものもいれば、運要素がなかったらつまらないというものもいる。

あるゲームがクソゲーかどうかという問いは、そのゲームに占める運要素の割合が、判断する人の許容できる範囲の中にあるか否か、という問いではないだろうか?多くの人は、その割合が高い場合ばかり考えるが、極端に低い場合も、それが万人にとってエキサイティングなゲームになるとは限らない。


だから僕は、どうやらむやみやたらに人前で、「○○はクソゲーだ」というのは、よくないと思う。他者から見てどんなに面白くなかったとしても、当人はその条件のなかでより勝率を高めるべく、努力をしているわけだ。それを蔑んだところで、それがクソゲーであると示せない以上、聞いた側を不快にするだけで終わる。人によって面白いと思う運要素の割合が違うのだから、人の趣味嗜好に文句をつけたいのでない限り、避けるべきだろう。


「運要素が無ければ無いほどクソゲー。だからこそ一強環境というのはクソゲーなのだ。他の追随を許さない、圧倒的なカードパワーで相手を踏み潰す。TCGの醍醐味の一つであるが、それと面白さは、ときに両立しない。」

ということで今回は、"クソゲー"と"運ゲー"について考えてみました。どうなんですかねこれ。若干僕のひとりよがりかもしれませんが、自分が何を楽しんでいるのか考えるきっかけになれば、と思います。

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テーマ:日記投稿日時:2015/01/04 22:13
TCGカテゴリ: ヴァイスシュヴァルツ   ChaosTCG  
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現在“3件”のコメントがあります。
無題 まゆげ さん [2015/01/05 08:31]
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします。

クソゲーの定義ですか・・・個人的には友人さんの意見に同調できますね。
勝ち負けが決まってる勝負は、負けると決まってる側からすればクソゲーでしょうし、勝ちが決まってる相手からすれば神ゲーですね?
ですので、これに関しては本当に身内同士の冗談の域を出ないでほしいと願うばかりです。
あまりそういうことを連呼されてるのを聞いてると、その人の知性とか品性とかを疑ってしまいますし、そういう人は少し嫌いです(直球
結論、クソゲーというのは身内同士が罵り合ってる冗談のようなものと捉えさせてほしいという希望ですね。

運ゲーは言葉通りかとおもいます。
運要素が絡むもの、それがゲームの勝敗を決定的に分かつほどの影響力を持つもの、そういったゲーム全般を指すと思います。
これに関しては、大体の人がどうと感じてることはないかな?とは思っていますし、そう思いたいですね。
ただ、クソゲーの方にも共通しますが、それを口に出すのは身内同士、しかもあまり公共の場での発言は控えてほしいと思いますね。
思ったことをとりあえず喋ってるようでは、色々と困った人でしょうし周りも迷惑ですよね?
すごく極端に見れば、それは誹謗中傷の域に達するものだとも思います。

なにをするにしても、発言は思ったことを口に出すのではなく、少し考えて話すべきと思います。
無題 大方 健三 さん [2015/01/05 14:45]
クソゲーと言えば
ポケモンカードにあるナッシーの玉投げMAXがクソゲーでした
愛良 深夜 さん [2015/01/05 19:20]
明けましておめでとうございます
コメント失礼します

なるほど、友人さんの意見は初めて聞きますね。
そういう考えもあるのだと気付かされました。

個人的には運が絡むTCGの方が好きなため、友人さんの意見に同意ですかね