カードゲーム至上主義tocage支部

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ChaosTCG環境考察①

地区も約半分終わったところで、BCF2013の環境考察をしたいと思います。
なお、この記事はDC発売直前を想定しています。




自分の考える環境トップは以下3つ。

鬼神楽「柏木千鶴」
頼りになる姉御「来ヶ谷唯湖」
舞い落ちる雪「松嶋みちる」



鬼神楽「柏木千鶴」

通称「裸千鶴」。環境トップのパートナーだと思ってます。
そのテキストはもはや新ルール。どちらかが千鶴の場合、その試合はこれまでのchaosTCGとはかけはなれたものになります。
環境嫁と銘うったので、その強さについて考察していきます。


①あらゆる状態の表のキャラが、キャッチに参加できる。

これが千鶴の最大の特徴。中央のテキストでレストからリバースに出来るので、表である限り、あらゆる状態のキャラがキャッチに参加できます。このテキストのおかげで、タッパーとうたたねを腐らせる事が出来ます。また、単純にフルパンがしやすいというのも大きなメリット。萌えビデオも、ほぼノーコストで使ってきます。ここらへんが普通のchaosTCGと違う所以です。


②レストからリバースで2/2上昇

第一印象は、ぱっとしない効果ですが、動きをみると確かに強い効果です。感覚としてはバッキーリシアの上位互換。フレンド1体で2/2上昇というところが相互互換で、自身をひねれるところと、状態回復が裏から表よりもリバースからレストの方が軽いところが上位互換です。


③リバースキャラ2体以上で貫通

これは普通に貫通もってますよってだけです。セットやフレンド依存でないので、最初から貫通をもっていると考えて差し支えないでしょう。無論、強力な効果です。


以上3点が、千鶴のメリットといえます。特に1つ目が独特で、これのせいで、千鶴側はノーリスクでフルパン出来ます。



打点の入れ方

スキル無効登場ターンのフルパンを除くと、基本的には中央ワントップ。こちら側にもスキル無効が存在する場合、ハクトウカ常駐もしくは、萌えビ連パンが多く、凹むを絡めてくる事は少ない。




傾向と対策


傾向としては、盤面にスキルメタ、回収メタ、焼きメタを並べる事が多く、特に回収メタは、こちらの解決札が手札か山になければ、その時点で勝負が決まってしまう事の多い、強力なメタカードです。また、それらはほとんどレストかリバース状態であることが多いです。それは、千鶴のテキストを最大限に使うためであり、登場ターン以外は、ほぼ殴ってこないと考えて差し支えないでしょう。
また、山の枚数が少ない所から一気にまくってくるので、序盤にいくらか打点が入ったからといって気を抜けません。ちゃんと山0枚まで持っていかなければ、逆転される可能性は十分にあります。



対策としては、打点を入れるビジョンを頭の中に描くということが重要になってきます。とにかく表のキャラ全てがキャッチに参加してくるので、スキルメタが盤面にいる状態では、しっかりと準備をしなければ打点が入りません。
その状況下で、どうやって打点を入れるか、大きく分けて3つの方法が考えられます。


①スキル無効を裏返す
これは一番簡単な方法です。スキル無効さえいなければ、大型貫通パートナーを止めるために防御札を要求出来るでしょう。ただし、解決札が棄権、貫通無効どちらでもいいので、最初の何回かは防がれる事が懸念されます。回収メタが立っている状況下で凹むを使う場合は、最終的に勝つ所まで計算して打たなければ、すぐに山差をひっくり返されてしまうので、注意が必要です。オススメとしては、覇王を使う事が挙げられます。覇王さえ立ってしまえば、毎ターン2面ずつ取れるので、復帰と防御札を要求でき、かなり有利に運ぶ事が出来ます。


②中央を裏返す(焼き)
千鶴のテキストは、全て表の時のみ発動するので、中央さえ裏返せれば、高い確率でオートまで持っていけます。確実に打点が入り、対策がしにくい事から、非常に有効な手段だと思います。これを常にやれるデッキは、千鶴との相性がいいといえます。



③大型貫通3面
①②共に、手札を消費する攻め方です。最後の手段は、手札がいらない効率のいい防御札要求です。それが3面貫通。1面スキメタでとられても、他2面が止まらないので確実に防御札を要求できます。面が裏になりやすいので、ちゃんと復帰を考える必要がありますが、それさえクリア出来れば、有効な攻め方と言えるでしょう。



少なくともどれか一つは出来ないと、千鶴に勝つのは直ダメくらいしかなくなってしまいます。新しいデッキを組む時は、これらを意識するようにしてます。

他に対千鶴で意識する事を挙げると、
①リバース状態でキャッチに参加したキャラは次のターンに殴れない
②リバース状態でキャッチ出来るのは千鶴が表の時だけ

という2点は、意識しておくと得だと思います。①は、なるべく中央のリバースを強要するように殴ると、返しにパートナーが起きないですよ、ということ。②は、「中央がスキル無効にとられて、このフレンドが千鶴と相殺」って読むと、普通は打点が入らない計算ですが、フレンドから殴る事で防御札を要求出来る事があるということ。感覚としては対美春に似てますね。


これ以上やると千鶴の考察になってしまうのでとりあえずここまで。現段階では、様々なタイプの千鶴が環境に居るので、その見極めも大切だと思います。






頼りになる姉御「来ヶ谷唯湖」


貫通と焼きを兼ね備える、高速型のパートナー。自動ドローメタに引っかからないドローテキスト及び上下3上昇をもち、真ん中だけみて既に強い。


打点の入れ方

専用貫通セット、メイド由美子、10貫麻子によって貫通で押して来られると、受けきれるデッキは少ない。特に、初期状態でもブレードつけるだけで12貫通になるのは、一姫などグリザイアとの大きな差別化。アンネよりも1大きく、凹むを挟んでくるので、これまでの同系統のデッキの中で一番攻撃力が高い。

メインドローよりも見れる枚数が毎ターン一枚多いため、焼きも得意。ピン3点ピン4点ピン5点ピン6点が全て搭載されていることも多く、凹むを絡められると、全面裏のまま山が溶けておしまい、というゲームもある。

総じて、全て受けきれるデッキなどないに等しく、理想的な動きをしてきた唯湖に対しては、レベカの位置がいい事を期待するしかない。


傾向と対策

流行の構築では、スキル無効が採用されず、防御札が極端に少ない構築である事が多いため、受けは並。そのため長期戦は苦手。イベントを拾うことも、ほぼ不可能なので、長期戦になれば勝ちやすい。
また、ドローテキストがメインドローよりも一枚多く見る、というメリットも、レベカを引く確率も高いと考えればデメリットともとれる。

焼きだけに関していえば、中央に焼きメタをセットするのは有効。セット割の採用率も低く、上手くすればかなりのカードを腐らせる事が出来る。ただし貫通面を揃えられると、中央のサイズ差だけが残るので一貫性のある対策とは言えない。



舞い落ちる雪「松嶋みちる」

環境唯一の2012年登場パートナー。非ドロソであるが、書いてある事が優秀ゆえ、最大値は環境トップ。ドロー量、盤面、中央のサイズの全てで圧倒出来る。公開当初から注目されており、発売2日後の全国決勝大会ですでに使用者がいた。
さっちんクッキングというカードの性質上、最大値と最小値の開きが大きいパートナーでもある。そのため、マリガン後にさっちんが引けていないと、並以下のパートナースペックである。
指標として、同じグリザイアで、環境パートナーであった風見一姫を例にとると、
さっちん2枚以上みちる>天音あり一姫>さっちん1枚みちる>天音なし一姫>さっちん0枚みちる
が目安。
問題を簡単化して、一姫が天音なしマリガン、みちるがさっちんなしマリガンと、想定すると、初ターンは一姫の方が若干優秀である。しかし、みちるがさっちんでさっちんを引く確率と、2ターン目以降の事を考えると、総合的にはみちるの方が優秀と判断するのが妥当であろう。



打点の入れ方

唯湖よりも速度は劣るものの、貫通と焼きの両方で打点を入れる。
特に焼きメタのない時のカッターナイフはかなりの威力。ばらまきやピン5点からのカッターでスキル無効や中央を落としてくる。

また、7貫一姫、乱入由美子、10貫麻子、幸天音などの貫通フレンドの採用率は高い。そのため、3面貫通も余裕。

そのほかには、凹むループもみちるの特権。総じて中盤以降の攻撃力は高い。


傾向と対策

傾向
セットは10枚~12枚が主流。さっちん4ケータイ2にゃんめる2はテンプレといった所。ここの枚数が少し増えたり、カッターや通信機、焼きメタセットが選択で全部で10枚~12枚という構築が多い。

セットに偏った構築であるため、イベントの枚数は9枚~12枚と少なめ。テンプレは凹む2懇願2。選択はマグロ、うたたね、セット割り、雨、レスガ付与、引き金、噛みつき、スクールキラーなど。特に雨やスクールキラー、引き金は、パートナーテキストとの相性が非常に良いため、人気がある。
ただし、枠の絶対数が低いため、それぞれ積まれるとしても1枚が普通。凹むについても、4枚入れる枠がない。

キャラは特に縛りはない。そう言う意味で、みちるで一番個性が出る所。
とはいえ、一姫、雄二、由美子、幸はほぼテンプレと言えるだろう。一姫は下位がさっちん掘りに優秀で、上位に変身できることに加え、赤天使の元なので4枚以上入ることが多い。雄二は百春としての運用の他、単騎エクストラがPRで登場したこともあり、採用率が高い。由美子は回収メタと大型貫通を兼ね、幸は由美子とくっついてばらまきになる。
このほかだと、麻子の採用率も高い。併せてJBが採用される事も。



対策

完璧に回ったみちるに有利を取る事は困難なので、ここではその時、その時に応じた対応が出来るように、いくつかの策を講じておく事にします。

みちるを意識するならば、セット全割は必須と言えるでしょう。単純に、それが全て相手の手札に返ることを考えると、コストに見合っただけの効果が期待できることが多いです。割った数だけ中央のステが下がるため、一つのわかりやすい回答と言えるでしょう。全割りした後に、にゃんめるを握られていると、セット2枚が約束されてしまうことを考えると、回収メタと一緒に使いたいところです。

回収メタは、セット全割との相性もさることながら、そもそもみちるに刺さりやすい効果です。中央のセットはケータイまたはにゃんめるである事が多く、戻す牽制にもなります。また、少ないイベントをケータイで使い回すのがみちるの基本の動きとも言えるので、回収メタは強く意識したい所です。

また、回収メタと併せて、バック送り有効な手段と言えます。極端にイベントの枚数が少ないので、苗1枚でも、懇願懇願スクールキラーと送れれば、相手は防御に徹する事が非常に困難になります。凹む凹むうたたねでも、かなり攻撃力を削ぐことが出来ます。全割り後に、さっちんをバックに送ってしまうということも有効ですね。

これはタイトルを選びますが、ドローメタは相当なロックになります。理想は回収メタを兼ねる羽黒、次点で焼きメタを兼ねる玉藻一景、1.0黛単騎です。サロメサンダーなどの耐久2のドローメタは、採用率の高いカッターナイフや麻子単騎で処理される事が多いので、維持が追いつかない事もあるので、オススメは出来ません。強力なロックである事は確かですが。


ここまでみちる側の動きを制限する効果的な行動を挙げてきました。では、有効な攻め方はどんなものでしょうか。



うたたね

元祖パワーカード。千鶴が環境入りして、昔に比べて採用率が落ちましたが、やはり強いカードです。無論、みちる側のレスガ付与の採用率も高いですが、2枚以上入ってることはほぼありません。特にフレンドが殴ってきた返しのターンはチャンスと言えるでしょう。懇願想定で、打点が入るように殴れば、オートまでが保証されるでしょう。


セット全割り

うたたね以外だと、セット全割りが有力です。中央をバニラにする意味と、相手の返しの手札を削る意味があります。
割ってしまえば、中央のサイズは並なので、特に苦労せずとも防御札要求はできるでしょう。そこで防御札を投げられたとしても、返しの攻めがぬるくなるので、やはり有力です。


3面貫通

最後は、数字で押す3面貫通です。まぁ例に漏れず、3面貫通を作れば、みちるに対して打点が抜けるのですが、あんまり効率がいい方法とは言えません。中央のセットによるパンプ値と、まともにやりあう分損な攻め方だと思います。






長くなりましたが、今回はここまで。

ご意見、ご感想など、お待ちしてます!

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あなたはこのブログの 5595 番目の読者です。


テーマ:chaosTCG投稿日時:2013/06/17 01:22
TCGカテゴリ: ChaosTCG  
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現在“4件”のコメントがあります。
無題 ゆの さん [2013/06/17 09:47]
参考になります!

特にまわりに姉御持ちいないのでBCF前に念入りに読んでおきます
木山春生 K さん [2013/06/17 10:34]
ありがとうございます。内容は賛否両論あると思いますが、そういっていただけるとうれしい限りです。
無題 あんずはピポサル さん [2013/06/18 00:32]
凄い参考になりました!

特に千鶴は使ったことも使われたことがなかったので、東京地区前にイメージができて良かったです。
木山春生 K さん [2013/06/18 01:04]
>> ピッチャーオブカシス さん

仙台地区にも、初戦、相手がパートナー握ってたおかげで勝ってめっちゃ喜んでた千鶴使ってるモブプレイヤーが居たんですけど、結局2戦目に先攻なのに負けて、3戦目にはなんと百代にもぼこぼこにされていましたね~

しかも終わった後、「どう考えても僕が仙台抜ける予定だったのになあ」って言ってるあたり、そんなプレイヤーとは仲良くなりたくありませんね~


千鶴プレイヤーのテンプレはこんな感じです。参考になりましたか?