多重構造世界　～ＴＣＧ～

今回は唯一所有している
「stage2」のカードの感想を記事にしたいと思います
　
さておき、紹介するのは　
先日発売された「ドラゴンマガジン」収録の、こちら

『朧月夜』
種類：地形／儀式
リミット：８　
▽ムーンライト・チャージャー［メイン］
〈発動条件：１ターン経過／コスト：手札１枚破棄／対象：支配プレイヤー〉
対象は捨て山の「コスト：火ｏｒ水ｏｒ土ｏｒ風ｏｒ聖ｏｒ魔」の戦闘スペルカードを１枚選び、手札に戻す。

　
「stage2」の売りのひとつである、「儀式地形」の最初の１枚です
　　
効果は捨て山の戦闘スペルを手札１枚と引き替えに回収出来るというもの
コスト的には２：１交換になりますね
強みは、相手に合わせたスペルを選択して使い回せるというところ
　
さて、この儀式地形果たして使い勝手のほどはどうなのか　
　
かつての似たような効果をもつカードと比べながら考えてみましょうか
（朧月夜だけでなく儀式地形全般にいえる項目も含みます　
　
そう、モンコレには「儀式スペル」というものが存在しました。中には、『朧月夜』と似た効果をもつカードもありました
『ムーンライト・チャージャー』
　
当時のテキストはこちら
　

使用条件：「ストーン・サークル」１つ以上支配
このカードのプレイヤーが対象。
対象プレイヤーは、捨て山にある戦闘スペル・カード１枚を、すべてのプレイヤーに公開してから自分の手札に戻すことができる。

　

＜良くなった点＞　
・単体での使用が可能
もっとも大きな変更は、使用条件の緩和ですね
特定の地形を支配しなければならなかった儀式スペルですが自身が地形なので揃うのを待つ必要が無く、また専用の構築をする必要が絶対では無くなりました
戦闘スペルが入るデックに１枚だけ入れておくってことが出来るのは素晴らしいです
　
・１ターンに複数回の使用が可能
儀式は１ターンに１度しか使用できないというルールがありましたが、儀式地形は配置した枚数回使用できます。…できるはずっ
　

＜悪くなった点＞
・コストの追加
実質２枚捨てて１枚回収。ストーン・サークルの縛りからの解放や、前身(テスト時)に比べて軽くなっているので取り立てて厳しいとも感じないんですが、コストパフォーマンス的は微妙かもしれません。この程度で、捨て札から必要なカード持ってこられると考えれば軽いのかもしれないし　

・回収できるカードに制限が
これまたストーン・サークルからの以下略。個人的には良制限だとは思います　

・発動条件の追加
「待て」をしないとごはんが貰えなくなりました。これにより、儀式の「数少ない」強みであった、「奇襲性の高さ」が失われてしまいました
しかしそれにより、地形を貼ってからの駆け引きも生まれてくるので、ゲーム的な面白さとしてはプラスかと。アルティメット・ハートで奇襲っていうのも大好きでしたけどね　
　
　
　
こうしてみると、コストの１枚って要らないような
でもコストないと、スペルデックなら必須ってことにもなりそうだし
制作者側としては、デックに３積みよりも１積み推奨なカードなのかし？
　
どうも妖精の輪を押しのける力は無いように思えます　
　
あくまで個人的な好みのお話なんですが
「妖精の輪３積み」な環境よりも
「吹き抜け３積み」のほうが好きなんで、儀式地形はもう少し便利でも良かったかも　
　
　
　
＜プロモ＞　
絵柄違いプロモでやる分には色々やってもらいたい、と思ってます
イラストもきらきらしてて派手だし、「ムーンライト・チャージャー」の既存絵よりも、「朧月夜」って名称の地形にはむしろ近いんじゃなかろか
普及という意味でも、様々な媒体にプロモが付くのは歓迎したいとこ。「絵違い」なら買わなくてもゲームに影響ないわけで
かといってあんまり高額なものに付属しても困りますけどね。ゲームとかｗ
雑誌くらいだったら、毎月付けてくれても構わないっていうか、嬉しい　
　
　
かし
今回のドラマガの表紙にはモンコレ・カードの付録が付くとの表記が一切無く、本屋で探したプレイヤーには分り難い、ほんとに入ってるのか不安になる等、不満がちらほら
　
ここはこう考えておきましょう
新セットの発売に合わせて何かコラボしようと決まったのが、唐突であり、表紙の印刷に間に合わなかったのだと
ほら、これなら急ごうとしたんだね、と好意的に受け取れるようになったと思います
　
決して、ドラマガ的にはヴィクトリー・スパークの方が比重が大きく
モンコレなんて過去の遺物でしかないっちゅう～の
な流れではないんです
　
ええ、きっと！

ところでまだ、ドラマガ収録の小説はまったく読んでないので
ビックリマンチョコの扱いにしちゃうのもアレなので
そろそろひとつくらい読もうかと思うんですが
どれが面白いですかね
　
何かオススメある方いらっしゃったら、教えてくれませんでしょか