かつてサンドウィッチ伯爵が食事をする時間を惜しんでサンドイッチを発明させたという伝説があるほど熱中したのもトリックテイキングの一種であるコントラクト・ブリッジでした。
それほどのゲームですから面白くならないわけがないですよ。
ということで、このトリックテイキングにどういう味付けをすればいいかと考えたとき、やっぱりここはTCG要素を盛り込んでみようかなと思うわけです。
手札はプレーヤーが構築したデッキを用い、カードにはさまざまな特殊効果があるというスタイルで考えていきます。
元々がトランプゲームですから、ここではあまり考えずトランプを踏襲してスートは4種(スペード、ハート、クラブ、ダイヤ)、ランクは13種類(A,2~10,J,Q,K)とします。
別にスートについてはスペードやハートじゃなくて、ファンタジーっぽく地水火風の四大元素とかでもいいんですが、わかりにくくなるので、ここではやめておきます。
デッキ構築する手札は各ランクから1枚ずつ選んで合計13枚としましょうか。
トランプと同じ52枚1セットから選ぶだけでも、その組み合わせは6700万通り以上になります。
4人プレーならデッキが4つで更にこの4乗で32桁という天文学的な数の組み合わせがゲームスタート時点に出現するわけです。
カードプールが数百種類となれば、もう無限大に近くなります。
だけどルールがよくわからなくても適当に各ランクから1枚ずつ選ぶのも簡単ですし、そこそこ戦えるはずです。
つまり手札を自分で選ぶということは、デッキをシャッフルする一般的なTCGよりも運に左右される確率がほとんどなくなります。
なにしろ自分が選んだカードを好きなタイミングで自由に出すことができるわけですから。
運ゲー嫌いな人には向いていると思いますよw
ただしデッキ構築に必要なのはシナジーやコンボよりも相手がどのカードを選んでくるかという駆け引きとなります。
しかもデッキを特化させてメタをやるには展開が天文学的に広がりすぎるため、基本的にデッキ構築は理論よりも相手の出方を読む心理戦重視の展開となるでしょう。
よってカイジとかライアーゲームみたいな感覚でデッキを構築することになります。
女子は理屈でデッキを組むよりも相手の心を読んで、それに対応する方が得意ですし、楽しさを感じてくれるんじゃないでしょうか。
そのときそのときによって勝ち筋の手札というのは変化してしまうので、使い勝手のいい便利なカードなどは出てくるでしょうが、基本的に強いデッキというのは存在しないでしょう。
だから優勝デッキをコピーしても全く参考にならないでしょうね。
男性だと、こういう相手の心の読み合い重視のゲームは苦手かもしれませんね。
次回はカード効果やその処理など、もっと詳細なルールに突っ込んでみたいと思います。
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登録タグ: 女の子のカードゲーム
テーマ:ゲームのこと | 投稿日時:2012/06/14 21:18 | |
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