構築とか云々

日本最大級の非公認大会である第5回Tetsu Champion Ship ～Broken Activationの結果がでていたのでそれについて少し。

とりあえず結果。

1位　甲虫装機
2位　暗黒界
3位　ラヴァル
4位　TG代行

1位は今最も勢いのある甲虫装機。甲虫装機は弱点も多いので大きい大会では結果を残せないだろうと言う人も多い中の優勝。
構築は1KILLよりも安定といった構築。メインにライオウが3積みされているのはやはり現環境において最も強力な下級モンスターだからであろう。代行天使やカラクリと当たることが多いことを考えると、サイドから入れるくらいならメインに入れてしまったほうが早いということも考えられる。
そしてヴェーラー3積みはもはやテンプレ。さらにデモンズチェーンまで3積みされている点を見ると、ミラーではかなり有利に戦えるだろう。
374人の頂点。優勝おめでとうございます。

2位は暗黒界。これまた予想外の入賞。
構築で変わった点を挙げると、トランスデーモンの採用である。トランスデーモンは、手札を1枚捨てて2000打点になる効果と、破壊されたときに、除外されている悪魔族を手札に戻す効果がある。門との相性が抜群であることで採用されたのだろう。
自分自身もう暗黒界は入賞するのは厳しいだろうと踏んでいたが、環境変化によって以前より戦いやすくなったのが関係しているのかもしれない。
環境変化というのはつまりメインヴェーラー率と、甲虫装機の台頭である。暗黒界に対してまず効果無効系当はほぼ死札と化す。そこでデッキアドバンテージが取れる。そして流行りの甲虫装機は安定したサーチ手段がないので、墓穴の道連れによるハンデスがかなり効くことが予想される。そしてトップメタから外れたことによってサイドからヂェミナイデビル等が入ることが少なくなったのも大きい。
こういう点が暗黒界に対して有利に働いたのだろう。暗黒界のこれからに期待したい。

3位はラヴァル。トップメタとはいかないにしろそこそこ入賞回数が多い1KILLデッキである。
ラヴァルについては触れたことがないので構築に関しては確かなことは言えないが、メインの増殖するGが印象的だった。明確なメタにはならないが、今の特殊召喚メインの環境を考えると、メインから積んでも腐ることは少なそうである。防御札が手札誘発系にあるのでそれを引き込むことも出来るので理にかなっている。増殖するGに関してはノーマークだったので今度手に入れて使ってみたいと思う。

4位はトップメタの最有力候補のTG代行。やはりこのデッキは安定して入賞できるデッキである。
構築に関して特に変わった点というわけではないが、この特殊召喚多用の環境のメタとしてクリスティアが1枚、朱光の宣告者が2枚入っていた。やはり自分の1KILLだけに特化するのはもはや愚策なのだろう。少し純代行に近づいた構築であった。


入賞デッキについて考察してきて思ったことは、どのデッキもこの1KILL環境におけるメタ要素がほかのデッキよりも少し多めに入っていたことである。
1位を見るともはやテンプレのヴェーラー+デモンズチェーン+メインライオウ。2位の暗黒界はもはやデッキ自体が環境をメタっている。3位にはメインヴェーラー+増殖するG。4位はやや純代行に近づいた構築。
やはり大きな大会で入賞するには「サイドでおk」という安易な考えはせず、メインからあらゆるデッキに対して有利に働くように構築することが必要であることがわかる。俺自身も今回の結果を参考にしてデッキを調整していきたい。

そしてまだ公には発表されていないが、6位入賞のデッキはゼンマイであった。先攻では8割近くの5枚ハンデス。そしてこの人の構築は先攻だけでなく後攻のことも考えられており、高確率で5枚ハンデスからエメラル+ショックルーラー+リバイスorエメラル+ローチ+トリシューラの布陣ができるらしい。…最も相手にしたくないデッキである(笑)。
この人のブログに詳しく載っているので探してみるといいとおもいますよ～。

終わり。