今回は試合開始~数ターン経過までの手札調整(※)のコツを書いてみたいと思います。
※手札調整 = 手札を破棄、補充、使用する事により手札の内容を変更する事
モンコレは他の多くの TCG と違い(※)手札を自由に捨て、手札上限枚数まで補充する事ができます。
※国産 TCG の多くは、ターン開始時に 1~2 枚手札を補充する、というルールを採用しています
反面、こうした手札調整のスキルは他のどのプレイングよりも輪をかけて、これと言ったセオリーが確立されていません。
ですので、今回の解説はあくまで cactus3586 が考える効率の良い手札調整の手法、と考えてください。
さて、一口に「序盤戦」と言っても、
- 自分が先行か後攻か
- 自分のデックの勝ち筋が持久戦向きであるか短期決戦型か
- 大型ユニットが多いか、小型主体か
等の要因で手札調整の方向性も変わってきます。
当コラム(?)では前編で全てのデックにほぼ共通して当てはまるコツを解説します。
そして、後編では「先行 or 後攻」、「展開力がある or 展開力が無い」、「持久戦向き or 短期決戦向き」の 3 要素を絡めてもう少し踏み込んだ手札調整論を語ってみようと思います。
※展開力がある = 飛行ユニットや特殊進軍能力を持つユニット、地形が主体のデック
……前置きが長くなってしまいました。
以下本題です。
** デックタイプに(あまり)関係ない手札調整法
モンコレにおける序盤戦は、他の多くの TCG と同様に、自分のデックの勝ち筋に沿った展開を進める為の準備段階となります。
例えば、ハーピィデックやバードマンデックの場合、ユニットや地形を戦場にできるだけ数多く、広く展開させる事が最優先事項です。
ドラジェデックのような 1 トップタイプのデックの場合は、一刻も早くベストパーティを揃える必要があります。
こうした理想の展開を実現させる為には、手札の回転率を高め、重要度の高いカードをより早く引いてくる必要があります。
そこで、まずは手札の回転効率を上げる基本的な手法を紹介しようと思います。
*** ユニットをリミットいっぱいに召喚する
序盤は即時召喚用にユニットを手札に隠しもっておく(※)必要は余りありません。
※即時召還と手札まわしで詳細は解説します
プラズマ・ボールやオルクス決死隊等、相手を限定するが効果が絶大なカードは手札に隠し持っておいた方が良い事もありますが、とりあえず今は忘れてください。
基本的にリミットいっぱいまでユニットを召喚し、より多く手札を回転させた方が良い、と単純に思っておくと良いです。
例えば、「レベル 8、6、2、2」のユニットが手札に居る時は、本陣を レベル 8 2 で埋めるよりは、6 2 2 で埋めた方が 1 枚分手札が多く回転するので序盤の展開は楽になります。
※当然、その他の要素とも絡めて召喚するユニットは選ぶべきなので、あくまで手札回転を重視した場合のユニットの呼び方、と思ってください
*** 装備品はとりあえず付けとく
装備品は後でいくらでも付け替え可能なので、とりあえず付けておいて手札の回転率を上げましょう。
*** 地形は(代理地形も含め)積極的に配置する
ユニットが詰まって手札がまわらない!という事が無いように、地形は代理地形であっても積極的に配置して(※)、ユニットをがしがし呼んで手札の回転率を上げましょう。
※代理地形の配置については「代理地形と持久戦」、「代理地形と機会損失」で解説します
*** 重要度の低いアイテム、スペルは温存しないで捨てる
重要度の低いカードは相手のデックタイプによって変わります。
例えば、相手がハーピィデックだった = 飛行主体のデック = 歩行にしか効果のないペトリフィケーションは役に立たないので優先的に捨てる、といったような感じです。
(ちょっと本題から外れますが……)基本的にブロック対抗やブランニュー環境下のデック構築はそれほど自由度が高くない為、序盤戦でもデックタイプを類推可能な事が多いです。
例えば、ブロック 1 のブランニュー環境で「バードマン攻撃隊長」が召喚された場合、相手のデックにスペルは入ってる可能性は極めて低いな、と判断可能です。
この場合、序盤から魔力のスクロールのようなスペル限定の対抗札は優先的に破棄していけるます。
このように、序盤戦の少ない公開情報から相手のデック内容を予想する事で、効果的な手札調整を行う事が可能です。
対戦慣れしたプレイヤー程この辺りの判断が上手いので、一度熟練者の手札調整を後ろから見てみるのも良いと思います。
(更に話題が反れますが……)実戦では、このような序盤戦の読みを逆手に取って、相手の思考の裏をかく事もままあります。
- キーカードの召喚をあえて遅らせて、こちらのデックタイプを推測させない
- アイテムユーザーのみ召喚して、アイテム単デックだと思い込ませる
- スペルユーザーが入っているが、スペル自体は入っていない
- セオリーに外れたカードを入れる
などなど。
特に、一般的にアイテム単やスペル単と認識されているデックを使っている場合にこのようなブラフは有効です。
ただし、必ずしも上手くいく訳ではないので、自軍の展開を犠牲にしてまでブラフを張るかは好みが分かれる所だと思います。
以上、前編は序盤戦の手札調整の基礎を紹介しました。
後編では前述した 3 要素を絡めた手札調整方法を解説していきたいと思います。
であであ、今回はこんな所で。
登録タグ: モンコレ モンスター・コレクションTCG
テーマ:日記 | 投稿日時:2012/01/21 02:55 | |
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