ということでFoWTCGの日本オープンを見ての話。
本来TCGは1ゲームで行う物である。身内で野良デュエルするのに、「んじゃ3本勝負な、サイドありで」なんて輩はほとんどいない。
だがしかし、マジックはトーナメントにおいて3ゲーム制を採用している。これはマジックが構造的に事故を起こしやすく、事故った際にまったくゲームにならずフラストレーションが溜まるという点が重要なポイントになっている。トーナメントにおける事故の影響を下げようというのが3本制だ。
一方で、VSTCGだったかWOWTCGだったかは、当初3本制のトーナメント規定を途中から1本制に変えている。システム上事故の問題が減りつつあったので、それでも問題が無いという結論だったのだろう。その分ラウンド数を増やすことで不満には対応している。時間的には3本制に比べるとラウンド数は倍には増やせる計算だし。
ただし、1ゲーム制にはいわゆる相性問題がある。座った瞬間に負け確なデッキの組み合わせがあるのは事実。そこを埋めるためにサイドボードがあるのだが、これは3本制で無いと意味が無い。それをメタゲームといっちゃうのもそれはそれなんだが。また、決勝プレーオフを行うトーナメントだと、んじゃ決勝も1ゲーム制でやっていいのか、って話も出てくる。決勝を事故って負けるとしょんぼりしちゃうわけで。でも決勝に進めるかどうかわからんのにサイドボードだけ用意してこい、ってのも謎な話。
ということをFoWTCG日本オープンであれやこれやと考えていたわけだ。前のブログでも書いたけど、FoWTCGは1ゲームが長いのに3ゲーム50分制を取っていて、ぶっちゃけ時間が短い。かといって運営の都合上ラウンド時間はこれ以上長くはできない。FoWTCGは最近多色魔石が出てきたおかげで、事故率は大幅に下がってきている。ならば1ゲーム制に移行できるのではないか。だがしかし相性問題はどうする。
と、ここで思い出したのがマジックの統率者戦。こちらもガチスキーな方々のためにサイドボードルールが存在する。詳しくは http://logicwolf.sakura.ne.jp/magic/edh.html の一番下の方参照。どっちもキーになるカードが表になってゲームを開始するので、参考になるんじゃないかと。
ということで、FoWTCGにおける1ゲーム制トーナメントの運営ルールを考えてみた。
・1ラウンド25分1ゲーム勝負。
・サイドボードは15枚まで用意してよい。魔石可。プレーオフがある場合のみルーラーも可。
・ゲーム開始時、先攻後攻を決めた後、ルーラーを公開する。ここから3分以内に、メインデッキと魔石デッキのカードを任意でサイドボードと1対1で交換し、デッキをシャッフルして相手に渡す。ルーラーの変更は不可。
・プレーオフがある場合、ラウンド数は「2敗保証ラウンド」を採用する(http://tocage.jp/blog/6081/1422891697.html)。ない場合は2^nラウンドでおk。
・プレーオフはここまでと同じ25分1ゲームまたは70分3ゲーム勝負。3ゲームの場合のサイドボードは現行に従う。
まあ思いつきなので、色々ご議論いただければと。
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テーマ: | 投稿日時:2015/02/03 16:26 | |
TCGカテゴリ: Force of Will | ||
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