国内TCGにいちゃもん

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【D0】もっと踏み込めるアイコン化
【第0回】D-0×DPTスタート!
ToCaGeFESTAへようこそ!本ページでは様々なTCGの企画や催しが開催されます。株式会社ブロッコリー様より発売中のTCG「ディメンション・ゼロ」と、「DuelPortalToCaGe」による『ディメンション・ゼロ×DuelPortalToCaGeコラボレー...

 自分でも正直「コレはどうかな感」があるが、一応書いておく。ポニョ、ポイント50欲しい! ポニョ、no image画像が表示されるアバター、きらい!


 さて、「●」による能力の文頭区切りもテキストの簡略化も隊列召喚の図示化も、自分にとってはどれも歓待したい素晴らしい変更だ。諸手を挙げてハイルブロッコリー、万歳荒井さんと礼賛したい。
 が、ここで敢えてさらに一歩踏み込んで、「初心者指向」という目的を基に、加えてこのような表記変更はどうかと提案してみたい。ちなみに、大前提は、コストをかけないことである。


その1
「誘発型能力」「常在型能力」「起動型能力」の区分けに応じてで文頭のアイコンを換えてみる


 まあ、要するに同じ開発元(遊宝洞)のWSとかVSTCGで採用している「[起]」とか「[自]」表記と同等のものである。同じ文頭設置であれば、初心者のルール理解の手助けになるほうが良かろう。

 D-0では、常在型能力、誘発型能力、起動型能力、どれもルール上の区分けにかなり大きな意義がある……どれも処理の手順が完全に違う。
 特に前者2つは、「誘発イベント」「誘発条件」「スタック使用」「ルールエフェクト」など、能力処理の前提理解と手順が根本から異なっていたのだが、これを区別するのはテキストに含まれる「-時、」という文言の有無だけであった。もっと視覚的にインパクトのある差異表示がなされた方が、よりスマートなルール導入を初心者に対して行えるのではないか。

 たとえば、起動型能力の文頭は●に、◆は誘発型能力の文頭、■は常在型能力の文頭に、とするのはどうか。とにかくコストをかけない方向で。
 実際にここで表記例を挙げてみよう。


死霊軍団長ビフロンス
効果:
■補給(あなたがこのカードをプレイするコストを支払うにあたり、そのコストを、自分のベーススペースのベースの枚数1枚につき-[無1]する。)
◆このカードがプレイされてスクエアに置かれた時、あなたはバトルスペースの対象のユニットを1枚選び、ターン終了時まで、パワーを-3000する。




キングトライデント
効果:
◆このカードがバトルに勝った時、あなたはバトルスペースの対象のユニットかベーススペースの対象のベースを1枚まで選び、持ち主の手札に加える。(略)
●[あなたのベーススペースのリリース状態の青のベースを1枚選び、フリーズする] 《ノーマル》 あなたはこのカードをこのカードと隣接する自分のユニットのない対象のバトルスクエアにリリースして置く。




 あれっ。思ったより微妙だったな。

 逆に煩雑か? コレ。まあ文字サイズとかフォントによって印象も変わると思う。そもそもこの記号自体、素人が考えた一例に過ぎないし! 本職の方が論を重ねれば見やすく分かりやすい記号を見繕ってくれるだろう。
 何より大事なのは、この変更に対し自分は一円の金も追加の労力もなーんにも払っていないということだ。押すキーボードのボタンをちょっと変えただけ。
 今回はちょっと微妙な感じになったので結論もやや押しが弱くなってしまうが、「押すボタン変えるだけで初心者の理解を補助できるんなら、変えない手はなくないですか?」(ババーン!!)




その2
対象指定をもっと明確にしてみる
 これも基本的にはその1と同じ。「対象を取るか取らないか」これだけで「プレイ時の処理手順」から「対象不適正による無効化」まで相当大きな処理上の差異が生じる。やはり明確化したほうが導入がしやすい。
 というか、同じブロッコリー発売のアクエリやリセで、すでに「《》でくくる」「色を変える」という効果対象の強調表記は実際になされているし。それでいてルールがいっそう厳格なD-0でなぜ導入されないのかずっと不思議であった。えーと、自分としては加えて対象部に「下線を引く」というのも良いと思います。

 それはともかくとして、対象指定に関してはMTGと同様に、とりあえず文頭に持ってきてもいいのではないか。これは処理手順に即した実にいい変更だった。なにより導入にあたってかかるコストは0である。初心者指向を意識するのであれば是非とも検討してほしい。



 提案はそんなところです。完全に社員の誰かが見ていることを前提としているが、その実現性について深く考えてはいない。いたらこんなものは書けない。そんな感じ。


 

 それにしても、隊列召喚の図表に関しては、同社販売のP-Rのトラップカードのものと比較すると、チープさが際立つ……。明らかにテキストエディタでピッピッピッてしてるよね。グラフィッカーの予算が下りないのかとスゲー心配になってしまった。ガンガレ、ブロッコリー。負けるな、荒井さん! そんな感じ。

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テーマ:日記投稿日時:2010/03/08 02:47
TCGカテゴリ: ディメンション・ゼロ  
表示範囲:全体
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現在“2件”のコメントがあります。
アルド亜種♀ teano さん [2010/03/08 03:57]
こんにちは。

全面的に同意ですね。
例えば滅びの波動では1つ目の対象が不適切になると
2つ目の対象も不適切になって解決できなかったりしますが
テキストだけを見ると対象の~がどこにかかっているのが見極めるのが困難です。

●をつけることによってテキストの可読性は向上しましたが
正直な話もっと分かりやすくする方法はいくらでもあると思いました。

今すぐにとは思いませんが、まあいずれの機会に改善されると嬉しい限り。
萌えアルド I love TCG さん [2010/03/11 17:36]
 おおー。ありがとうございます。
 そのコメントに全面的に同意です。


 自分は正直言うとテキストの冗長さで勧誘相手を3人ほど逃がしてしまってるので、今回の変更は素直に嬉しかったです。「●」もDMを鑑みての悪くない変更だと思います。


 にしても、1ユーザーとしてこういうのを考えるのはオカシいと思うんですが、対象書式の変更って、本当にカネがかからないんですよね。素人の自分でもテキストエディタと一緒に渡してもらえれば半日かからず直せます。
 「処理手順が分かりやすいテキスト」ってのは、新規に激的というほどの訴求力はないかもしれませんが、これだけローコストで処理できるのであれば、コストパフォーマンス的にはそう悪い作業ではないと思うんですけどね~。