楽睡蕩々

ソーラービームサテライトのホログラムverがPRカードになってましたね。
年末年始も遊ぶ！というか実家に帰るであろう年末年始の方が遊ぶ！派の私としては嬉しい限りです。
ですが、最近サテライトを使っているとなんか複雑な気持ちになるんですよね
何故でしょうかね


サテライトはベースを破壊するカードの中でも、最も使われるカードですね。
よく使われる理由は、置いておけることでしょうか。
ベースとして置いておけるため、使う必要の無いときでもプレイできます。
ただ、最近ではベースはほとんどのデッキに含まれるようになりました。
つまり、使う必要の無い場面が少なくなってきた≒使うことが出来る場面が増えてきたわけです
それでも、ロマンスや神々の雷などのストラテジーの使用率はかなり少ない。
これは何故なのでしょうか？
ベース破壊はサテライトで事足りる、ベースとして使える（補給や急襲としての用途）、そもそも使用コストが小さい・・・
などなど、色々とあると思います。


私の考えとしては、そもそもベース破壊はアドバンテージになりにくい、というものです。
つまり、ベース破壊は実際のところ、それほど必要ではないのです。
例えば、神々の雷を使ってベースを破壊するとします。
今の環境ではベースは２コスト以下が大半を占めています。
故に３コストの神々の雷で２コストのベース破壊ではつりあいません。
また、ベースを破壊してもすぐに次のベースが張られるでしょうからほとんど意味を成しません。
相手にとってはベースは出しておいただけ
極端なことをいうと、無0で出せるバニラベースがあるならば
現環境では、かなりの需要があると思いますね。
つまり、相手にとってベースは存在するだけでよい。
それをこちらはコストを払って破壊するんですから滑稽です。
ベースを破壊しても相手はそれほど痛くないのに
こちらはコストを払い、カードも消費している。物悲しいです。


さらに、物悲しいのはベースの需要があるないに関わらずベース破壊が不遇だということですね。
水底の歌劇場のような高コストで強いベースが中心となり、低コストのベースの需要が下がる、
つまりは全体的にベースの使用率が少ない場合
そもそもベース破壊が行えない確率が高くなります。
仮に歌劇場を相手が使っていたとして、プレイされるのに約６ターンは必要です。
それまでにベース破壊は意味がありません。
握っておくだけで強いとしても、
それを想定して相手が歌劇場を諦めたら、もう救いようがありません。
つまり、
ベース需要が高い→ベース１枚の価値が下がる
ベース需要が低い→ベース破壊成功の確率が下がる
故に、メタデッキが特定のベース絶対必須という状況で無い限りベース破壊は価値が下がります。


サテライトの話に戻ります。
サテライトが何故使われるのか、それは自分に有益であるからでしょう。
つまり、こちらに都合の良いタイミングで出せる、補給に使える等
ベース破壊以外にも利益があるからです。
しかも、それが自分に対しての利益だからです。
ベースを破壊して、相手のテンポを崩すことで自分に得があるのではなく
補給が出来たり、プランの成功率がよくなる
つまり、サテライトを出すことだけで自分に見返りがあるのです。
相手を不利にして、相対的に自分が有利になるというのは
相手が不利になる度合いが大きくないと意味がありません。
対して、自分に有利なことをしたから、相手より有利なんだという絶対的な有利は変化することがありません。
変化しないから、サテライトを使ったら有利になることが約束されたようなものです。
（実際は状況というものがあるので、多少変化しますが）


相対的な有利が劣っているわけではないのに、ベース破壊が使われないのは
ベースが勝利に直結しないからでしょう。
除去を基本にデッキを構成するコントロールは相対的有利の筆頭ですが、
コントロールデッキが安定して戦えるのは
勝利に必須なユニットをことごとく潰せるからです。
相手が不利になる度合いが小さいわけがないのです。


ゆえに、ただのベース破壊は使いづらい。
自分に利益のあるサテライトが使いやすいとなったのでしょう。



思うと、白は受身な効果が多いですね。
なんらかの条件が整ってないと、効果が発揮されない。
スマッシュを受けないと回復できない。
攻撃されないとパワーが上がらない。
などなど、まあ白だから仕方ないですね。

これから白が「白にしかこれは出来ない」、「これがあるから白を入れる」、「これがあるから白は止められん」
の「これ」の部分が出てくれることを願っています。
ベース破壊は赤も出来るしなぁ。
皆さんも光輝く白ライフを送ってください。

初めての長文でしたが、いかがでしたか？
ではまたお会いしましょう、さようなら。