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【駄文】タイガハーレムから『焼き』について考える

こんにちは、アゲハです。今月はまだ1回も公認大会に参加できておらず、フェスタ東京にも参加する予定の身としては焦りが隠せません。プルソン欲しい……。

まあそんなことはさておき、もうすぐ2弾環境も終わるということで、供養の意味も込めながら、自分が正解だと思ったティロッタマー構築を晒しておこうと思います。またこれが中々特徴的で考察甲斐のある構築なので、それを利用しつつ、表題通り『焼き』について考えていきたいなぁ、と。
毎度ながら、考えながらだらだらと書いていくので結構な長文になるかと思います。良かったらお付き合いください。

てなわけで、とりあえずはデッキレシピ。

・キャスター
エリカ、タイガ

・Sサイズ(8枚)
シャクンタラー4
マーリシャ―4

・Mサイズ(14枚)
ティロッタマー4
アドリカー4
プランローチャ3
アメノウズメ2
ウカノミタマ1

・コード(28枚)
金剛4
破魔1
蓮の花4
スーリヤ4
鎌鼬3
烈風4
天眼4
ストライキング3
鳴神1


色々と変遷しつつ、現在はこの形に落ち着きました。デッキタイプとしては、アビ焼きコントロールでしょうか? 正直、プランローチャの枠は変えたいのですが、中々良いユニットがいなくて……3弾に期待ですね。
Sサイズのアドリカーがこの形には不採用ですが、彼女達も中々の仕事をしてくれるので、存分にありだと思います。特に青黒甲殻など、こちらが先攻になることが多いデッキ相手だと役に立ちました。鎌鼬は、これは3弾で強化されるから入れている、という部分もあります。前は浄火だったりSアドリカーだったりプロテクションだったり……まあ、置いておきましょうか。

相も変わらず赤黄ティロッタマーです。タイガタマーの組み合わせは一度やると抜け出せませんね。
さてさて、この赤黄という配色。正直なところを言えば、2弾環境においては赤単黄単に並ぶ不遇色中の不遇色でした。その理由はまあ、考えるまでもなくコンバットの弱さですね。システム上、殴り合いが強ければ強いのがこのゲームですから、盾槍の青、魔風眼光の黒に対して、黄色と赤色が一歩劣るのは致し方が無いと言えます。そのうえ汎用性のある強力なユニットも前者の2色に多く揃っていますから、赤黄が不遇と言われるのは当たりまえですね。
しかしこのデッキ、ある程度初見殺しがある感は否めませんが、思いの外勝率は悪くありません。アテナ擁する青単が天敵だったわけですが、とは言えそれ以外の相手には案外勝てているというのは、一体どういうわけなのでしょうか。赤黄という不遇色を選択しているにも関わらず、この赤黄ティロッタマーの勝率が悪くない理由。考えてみると、そこには、『焼き』がキーワードとして深く関係してくることが分かりました。

『焼き』と言われると、真っ先に思い浮かぶのはなんでしょうか? 烈風? デストロイ? はたまたアポ矢? あるいはインドラの矢や怒涛?
なんにしても、思い浮かぶその多くは「コード焼き」ではないかと思います。
しかし、ドレッドノートにおける『焼き』という行動は、何もコードだけではありません。この2弾環境において猛威を振るったヤマトタケルに代表される、「アビリティダメージ」もまた、焼き行動の一つです。
この、いわゆる「アビ焼き」ですが、皆さんはどのような印象を持っているでしょうか。僕が思うに、「レジストよりもディスペル」という選択を取る人も少なくないことから、あまり「恐い」という印象は持っていないのではないでしょうか?
その理由はおそらく、多くのアビリティダメージが、「チェックコストを必要」とし、「ダメージがBP依存」であり、しかも「見えているから対策されやすい焼き」であるからだと推測します。ダメージがBP依存ということは、烈風やデストロイと違って数値が競り合いになりやすく、覚醒やBPアップのコードであっさりかわされることが多いのではないか、という印象は拭いきれないでしょう。そのうえチェックコスト+αが必要となれば、普通に殴ればいいんじゃね? となるのも理解できますね。
まあだからこそ、チェックコストを必要とせず、足柄や絆で大きなBPを作りやすかったヤマトタケルが評価されたことも頷けます。
しかし思い返してみれば、1弾環境で猛威を振るった「ゴモリー」もまた、アビ焼きを使うユニットでした。
ということは、アビ焼きに対するイメージとは反対に、いつの環境も、中心にはアビリティダメージを使うユニットがいたことになりますね。東京CSの優勝者はフリーズを使っていましたし、どうにも腕前を上げていくには、この「アビ焼き」というものに対して持っているイメージを一新しなければいけなさそうです。
では一体、この「アビ焼き」にはどのような利点があるのか。リスクは? リターンは? という点について、見ていきたいと思います。

とまあ大仰に言ったものの、アビ焼きに対する印象がどうにも薄いのは、つまり「コード焼きに対して成功時のリターンが少ない」からなわけです。簡単でした。ユニットが寝る必要があるわけですから、そりゃあリターンは少ないです。殴ってるのと大差ありませんからね。
とはいえ裏を返せば、殴っているのと大差ないならば、冒しているリスクも小さいということ。殴って止められても、アビ焼きをして止められても、失ったアドバンテージに大きな差はありませんから、背負っているリスクは少ないと考えていいでしょう。

はい、ここです。この、「アビ焼きはリスクが小さい分、リターンも小さい」というのが、間違った印象だと言えましょう。断言します。アビ焼きは、決してリターンが小さくなどありません。狙って使っていけば、低リスクで大きなリターンを得ることもできます。
分かりやすく、状況を例に出しながら解説。面倒なのでコード等での競り合いはひとまず考慮外で。

〇こちら先攻の場合
「自分ss→相手s受け→相手m単騎→自分s受け→自分mアビ焼き(対象:未行動のm)→相手s単騎→自分m受け→自分m単騎(アタボ)」

後手の定石はsmアタックとされることが多いですが、個人的にはm単騎の方が基本的ではないかな? と思っています。先手側は、起きているmで受けることは結構なリスクを孕んでいるので、止めないと負ける場面でもない限り、相手がm単騎といえどm受けしにくいかなと。それならば、sの行動を1回残せて、相手にライフ無い側を殴る選択も迫れるm単騎の方が定石ではないかなー、と思います。まあいいです。
本題に入ると、先攻2手目のとき。こちらは起きてるm2体、向こうはsm1体ずつという状況。普通に殴ると、行動済みのmもしくはsサイズを落とすことになり、続く相手のm単騎でこちらのmが落とされてしまうことになります。アタックボーナスも取られてしまいますね。
ところが、ここでアビ焼きを使うと、相手の未行動のmを落とすことができるわけです。すると、相手は未行動のs1体でこちらはmが守っている、と、非常に有利な状況を作ることができますね。相手は結構な札を切らないとsでmは割れないのに、割ってもアタックボーナスの1点しか取れません。そのうえこちらはまだmの行動が残っていますから、このアビ焼きで得たアドバンテージは非常に大きいと言えます。相手がsmアタックをしていれば、攻撃を1回で済ませられたとも考えられますね!

〇こちら後攻の場合
「相手ss→自分s受け→自分mアビ焼き(対象:ライフある側の未行動m)→相手m単騎→自分m受け→自分s単騎→相手s受け→相手パス→自分m単騎→相手キャスター受け」

上記の先攻の場合も良いですが、しかしながら、アビ焼きで得られるアドバンテージが大きいのは、この後攻を取ったときだと思います。
後攻1手目。普通に殴ると、相手の行動済みのsを落とすことになります。そのうえ相手のm単騎2回のどちらかを止めないと、ライフ全損を取られるわけです。
ところが、この後攻1手目でアビ焼きを撃つことで、被ダメージをアタボのみに留めつつ、相手側の全損を狙うこともできるようになります!

実際には、このように単純な動きにはならないでしょう。アビ焼きが防がれたり、あるいはアビ焼きできることが見えているわけですから、焼きたかったユニットから殴られてアドバンテージが得られなかったり、なんてことも多いです。しかしながら、ライフ全損の可能性をアタボのみまで抑えられ、そのうえ相手の全損を取れる可能性まで作り出せると考えると、寝るアビ焼きも中々侮れないことが分かっていただけるのではないでしょうか。

システム的にどうしても生まれる後攻の不利さをひっくり返してくれること。これが、アビ焼きが秘めている本質だと思います。

他にも、相手が青赤反響や黒混じりなど、先攻1手目でsサイズが殴りにくい相手のとき、アビリティから入って相手のmにプレッシャーを掛けていくことも、強い動きですね。

とまあこんな具合に、ちょっとシミュレーションしてみるだけで、アビ焼きは結構使えることが分かりました。これを後攻で高いBPから使えるゴモリーが1弾環境を席巻したのも、なるほど納得できますね。甲殻とかちあげは、見た目以上に親和性が高かったようです。

とはいえ、アビ焼き最大の弱点は、「見えている」こと。コードとは違って奇襲性がなく、焼かれたら困るユニットから殴り始める、レジストを捨てないようにする、などプレイング面で対策を取られやすい部分にあります。これに関してはどうしようもありません。相手も相手で、アビ焼き対策で定石から外れた行動をしているわけですから、行動を制限しただけでも充分仕事はしたと考えるべきでしょう。

とまあ、この「警戒される」という弱点を、大胆にも「明らかに見た感じ弱いからアビ焼きなんかしてこないだろう」と相手に思わせることで克服したのが、もうずいぶん前のように感じますがレシピで紹介した『赤黄ティロッタマー』なわけです。
というか、『アドリカー』なわけですね!!

Mアドリカー、スペックだけ見ればただのBP100ユニットです。同名覚醒があるとはいえ、それで出す数値をゴモリーなら後攻であるというだけで出してきます。うーん、弱いですね。確かに、このアドリカーを相手に(アビ焼き食らって落ちるだろ、ということは…)なんて警戒することは、どうしても心理的に避けてしまうでしょう。
ですがそこを逆手にとって、タイプ覚醒スーリヤ金剛同名覚醒といった様々な手段で数値を大きくし、油断した相手のMサイズを刈り取ろう、というのがこのデッキの大きなコンセプトです。そのうえ後攻側のs単騎を、ティロッタマーのおかげでm単騎として行うことができるのが、このデッキの売りでした。
アドリカーの場合、手札を切らなくていい、というのも大きな利点です。BPアップのために手札を必要としますから、かなり噛み合っていますね。
ある程度手札が揃っていれば、ヘラクレスだって焼き対象にし得ます。アドリカーすごい!

コンバットの弱い赤黄だからこそ、焼きを使って相手のアタック回数を減らし、相手のライフを守るユニットをSのみにすることでティロッタマーの連パンを活かしやすくしてやろう、というわけです。

どうでしょうか。アビ焼き、思ったよりも強くありませんか? アビ焼きに特化することで防がれるという状況を減らし、戦略に能動的に組み込めるようにすることで、大きなアドバンテージを得ることも可能となるわけです。
そもそも、盾槍魔風アポ矢怒涛といった、コンバットコードが溢れかえっている現状に対し、アビ焼きはこれら全てをすり抜けつつスーリヤという一方的なコンバット勝負を押し付けることができるわけですよ。こう考えてみると、スーリヤというのも中々ありなやつでした。

「うーむ……しかし、多くはないとはいえ、ヤマトタケルの台頭でフリーズや夢の宴を採用している構築も増えてきたし、いくらアビ焼きに特化してて競り合いに勝ちやすくなっているとはいえ、やっぱり厳しくない?」

ええ分かります。分かりますとも。
ですが、ここでお忘れいただきたくないのが、今回のこの記事のテーマは決して『アビ焼き』ではないということ。
そうですね、今回のテーマは『焼き』でした。すなわち『コード焼き』もまた、ここに加わってくるということです。

どういうことかと言えば、まあ単純でして。
相手がアビ焼きを防いできたなら、そのぶん次に烈風みたいなコード焼きぶちこんでやろうぜ!! ってわけです。むしろこれが本命だったりして。
ダミーデッキでもない限り、ログコストを多く貯めることは難しいです。1ターンのうちにキャンセルコード2回分のログを用意することは、中々できることではないでしょう。
ならば、アビ焼きを防がれてピンチを招いたなら、今度はコードで焼けばいいよね、ってなるのも普通ですよね!
たとえば、後攻の場合。
「相手ss→自分s受け→自分アビ焼き→相手フリーズ→相手m単騎→自分m受け→自分烈風(対象:未行動m)→相手パス→自分m&s単騎」
ティロッタマーとシャクンタラーなら、ms連携からm単騎でキャスターを殴れますから、アビ焼きが防がれてもかなり有利な展開に持っていけていることが分かりますね。
こちらが先攻なら、相手のライフある側のmを焼いて悠々と殴れますから、もっと有利を取ることができます。
この流れのミソは、どこかでコンバット負けしていても、その分を取り返せるということ。これもまた、上手い具合に赤黄のコンバットの弱さをカバーしてくれていますね。


と、こんな具合に、純粋な戦闘ばかりに重きが置かれがちなドレノですが、アビ焼きとコード焼きを上手く絡ませることで、一味違った強さを出せるということを、なんとなくでも感じ取っていただけていたらなと思います。ぶっちゃけ、ここまで喋ったことって結構理想論なところもあるわけなんですが、言い換えれば相手がうまい具合に対抗策を握れているかもたられば理論なわけでして。
まあ各種大型イベントの優勝構築がことこどく焼きを採用して無さそうな感じで説得力無いんですが……こういう意見もあるよ、ということで。
このタイガタマーだって、ひたすら起きているMサイズを焼き続けることでテンポアドバンテージを取っていくという、これがハマると本当に強いんですよ! そのぶん、アドリカーやティロッタマーや焼きコードを引けないだけで瞬殺くらいますが……それもまたご愛嬌ということで。
何より、デッキのユニットを全て超可愛い女の子のみで組むことができるというのは、僕のような萌え豚にはぴったりですね!!!!!!(これが言いたかっただけ)

というわけで、ここまで何度かやってきたティロッタマー好きによるティロッタマー構築考察。2弾環境における僕の解答は、タイガハーレムでした!(言いたかっただけパート2)

以上。気付いたらやっぱり超長くなってた……ここまでくだらなく、ぐだぐだな内容にお付き合いいただき、ありがとうございました。というかここまで付いてきてくださった方がいるのだろうか……?
よかったら、また次回もティロッタマーについての考察、お付き合いいただければなーと思います。
なんであれ、ひとまず東京フェスタ頑張ります。チーム戦なので環境級のデッキ握ります()
ではでは本当に、ありがとうございました。


――3弾環境もティロッタマーとヒカルちゃんは使い続けますよ!!

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あなたはこのブログの 606 番目の読者です。


テーマ:好きなキャラで勝ちたい投稿日時:2015/11/19 01:34
TCGカテゴリ: ドレッドノート  
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