勝ったら運、負けたら実力

　こんにちは。アゲハです。
　先日、横浜のショップ大会に久し振りに参加してきて、何故か優勝できてしまったので調子に乗ってレポとそれを踏まえた考察でもしようかと思います。

参加人数：１４人前後（うろ覚えですすみません）優勝者決定まで４回戦行われました。
使用タイトル：ラブライブ！（ほぼ海未単）

１回戦：ｖｓファントム

　ファントム……知らない……マーカー貯めるツヴァイしか知らない……しかも相手その型じゃなかった……。
　相手先攻ドローゴー。こちらの２パンにドラが乗り相手レベル１。１帯になっても相手はレベル０しか並べられなかったので、ドローゴーはハンドが悪かったからかなと。
　相手のカードをほぼ知らないのでいまいち覚えてないのですが、お互いに異常にだだ通りする試合でした。１帯で1/0/6500のアネモネ海未とぼららら海未を並べ、２帯でも早出しに成功しキチンと盤面を組めたこちらがソウル面で有利になり、勝ち。

２回戦：ｖｓ赤ガルフレ

　僕も組んでいてカードは大体把握していましたので、先ほどよりは多少戦いやすかったです。レベル３にクロエをがん積みし、キャントリ対応を早出しする型でした。

　レベル０。覚えてません。後述しますが、決勝でも赤ガルフレ相手だったのでごっちゃになってるんですよね……。
　相手はきっちり集中を当てていき、クロアンもいたので毎ターン面を取ってもハンドが減らない。キツイ。しかもこっちはかなり噛んでダメレが厳しい感じに。２周目の山で７・８枚ぐらいに対してＣＸ１枚（しかもこれを噛む）だったときは負けたと思いました、はい。しかも２回も体力測定で後列落とされるし。毎ターン割ってるのになんでそんなに余裕があるんでしょう……。ただ、今回も良い具合に盤面を形成し、相手にソウルを乗せさせなかったのでなんとか取れたって感じですね。あとは、こちらが先上がりしたおかげで、連パン警戒の面空けプレイをしてくれたので、それもダメレを取り返すのに役に立ってくれたと思います。普通に回復しつつ殴って勝ち。
　連パンのレストデメリットを忘れてて集中をしてしまい、それに気付いて前列をレストすることになったときはやらかしたと思いました。ギリ、戦況が最終盤で手札も多く、ソウル２になる真姫ちゃんを握っていたのでなんとかなったんですけど、みなさんはこういうこと無いように気をつけてくださいね。

３回戦：ｖｓ新制限対応艦これ（響選抜）

　顔見知りの方との対戦でした。めっちゃ上手い人なので普通に負けを覚悟してたのですが、キャンセルに助けられた感じで……。あとは新制限対応の調整中だったようで、まだ構築が完璧ではなかったというのも助かったかなぁ。

　０帯。こちらの３５オバスぺ２面を全体パンプ＋ドジっ娘＋1000/1で抜かれる。０からＣＸ張れるって、やっぱりドジっ娘強い……。返しに両方割ると、相手はテキストを使ってレベル１に上がりつつハンド補充。黄緑型だったのですが、響選抜だったので１帯は島風ではなく、別府と矢矧。響を思い出に飛ばしつつ、きっちり組んだこちらの盤面を割ってくる。強い……。矢矧が見えた段階で割られるのは分かってたので、こちらもクロアン海未を置きつつなんとか高いラインを維持して割るゲーへ。別府とアネモネの５００差が響いたか、途中からはこちらが盤面優勢になりつつも、やっぱり点が入ってあっさり先上がり。ただ今回はこれが良かったですね。２帯に先上がりしたので、早々に圧縮を諦めてストック吐きまくりながら海未ちゃんを早出ししていく方針に。このおかげで、相手は足柄を握ってたのですが、助太刀圏外から殴っていけました。艦これはレベル２が薄くなりがちなので、ここでがっつり有利取っていけたのが大きかったかと思います。あとはこっから相手のキャンセルが悪く、レベル差が付く程に。相手の３帯は榛名をどちらも採用した型で、バーンをしつつ面も持っていかれてたんですが、榛名は返しにパワーが無いのでこちらも割り返す感じに。結局、終盤のキャンセル率でこちらが勝ちました。なんだか申し訳ないです……。

　ラストターン、3-1だったので、回復して殴ろうと思って回復する→「あ、じゃあ１点受けてください」
　回復メタの存在を忘れる。ダメ、絶対。飛んでるの１枚だけで良かった……。

４回戦：ｖｓ赤ガルフレ

　本日２度目。他にも何人かいましたね、赤ガルフレ。初風に規制が掛かったので、調整している方が多いようです。
　相手は先上がりからきっちり面を作る。後列は赤パンプに集中、前列は相討ちとクロアンと1/1クロエ。凄いですね。僕も最初はクロエを使ってたのですが、あまりにも盤面を埋められなかったので変えました。
　１相討ちがいるのは分かってたので、こちらも1/1を出すのはどうかとも思ったのですが、まあクロアンですし……ということでクロアンを置いて殴り合う形に。0-6でターンが回ってきたときは、いつもはアネモネ並べるの優先で赤を置くのですが、今回はクロアンを置きに行くため黄色を選択しました。これが良かったですね。良い判断だったと褒められます。この２ドローでぼらららも引けたからとかいう結果論は置いておきましょう。
　というわけで、クロアンとアネモネ、それから０オバスぺにキャントリを張るなどしてこちらも相手を割っていく展開。これまでと同様、段々と相手の方がジリ貧になっていく形になりました。なのになんであんなに手札あるんでしょうね？　今回も体力測定撃たれたんですが……。
　この方もキャントリ対応を早出ししてくる型でした。対応を使いつつこちらの早出しに触ってきます。が、こちらも再度早出しで割っていく。クロエもプリティドールも採用されていて、うまく回収力を活かしながら回復もバーンもしてくる感じでした。プレイングうめえ……。
　ただ、ここもキャンセル率で勝てた感じ。相手が先にレベル３へ。なんか、ほんと申し訳ないです。
　最後。こちら3-2で相手も3-2、相手はクロエとプリティドールとダイレクト枠１面という盤面。ハンドは連パン２とＣＸ入れ替え、さらに海未対応のキャントリがある。かなり悩みました。相手のレベル３のパワーは両方11000あり、こちらには後列とキャントリ以外のパンプ手段が無いため、連パンが助太刀圏内でしか殴れません。ストックも４しかなかったため、ＣＸ入れ替えで対応を握りにいくと連パンが１面しか出せない。相手が助太刀を握っていなくて、連パンに成功すればほぼ勝ちなのですが、返された場合、キャントリではソウルが足らず詰め切れないという展開に。
　非常に悩んだのですが、相手はストックが２しかなく、ハンドも２枚。こっちの圧縮も悪くなかったことから、返しで負けることはないと判断。
　なので、連パン対応ではなくストブを回収し、3-3-2の２キャン要求を作りました。回復して3-1で返したり、普通に連パン狙うのも有りだったかとは思いますが、ここはストックを用意して次のターンに確実に仕留めにいく作戦です。で、このアタックが通って勝ち。
　まあ、勝ったという結果論で言えば良い選択をしたかと思います。が、いまいちなんとも言えないですね。うん、勝ったからいいよ。


　というわけで、なんか優勝。１０００円分の商品券的なの引き当てたので、レベル３さやかちゃんの４枚目を揃えました。まどマギは断然さやかちゃん推しです！


　ここから考察。まずは海未構築について。プレイングの面ですね。
　今回の大会ではだいぶ運に助けられた形とはなりますが、それでも多少は自分が上手くやれた部分もあるのかなぁとか思っています。思い返せばプレミしたって場面も多々あるのでそんな調子に乗ったことは言えないんですけど……。後から聞くと、入賞経験のある方も平然といるらしいショップ大会をまぐれとはいえ１回勝ち抜けれたのですから、ちょっと天狗になるぐらいは許してください。

　で、本題本題。
　今回で感じた海未構築の強みやこれにおける大切なプレイングをつらつらと。

・早出し
　やっぱり強みはこれに限りますね。２帯以降の盤面が非常に堅く、また回収テキストのおかげでハンドを減らさずに出しているため、割られてもこちらの負担はかなり小さいです。なにより、その負担の小ささを活かして、容赦なく助太刀圏内でも相手の早出しを殴りに行けるのが強かった。
　最初はお茶金剛の劣化と思ってたのですが、１リフしてても並べられるってのは金剛を遥かに超える強みですね。リフれずに先上がりすれば、盤面荒らしつつ幅広い回収選択肢。１リフすれば強い山に負担の小さな高ライン。と、改めて考えるとこのカードパワーはかなり高いことが分かりました。

・回収の選択
　主に、海未ちゃんを早出ししたときの話。回収の選択肢は幅広いとは言っても、この子を出したタイミングだと、回収対象は主に「自分自身」「連パン」「助太刀」「真紀ちゃん」の４つ。真姫ちゃんはソウル２になれる0/0助太刀のあれです。
　この４択をうまく選べるとかなり強く立ち回れるかと思います。今回はこれがうまくできたかなぁ、と勝手に思ってるわけですね。ということで、僕の思う選択の基準を。

「自分自身」→２帯の早い段階だったときはこれ１択ですね。割られたときにまた出して負担を掛けていきたいので。また、早出しが割られずに返ってくると、２面並べられるのでさらに堅くなります。

「連パン」→というか回復ですね。２帯後半から、３帯はこれを優先。この構築唯一の詰め手段ですし、また警戒されてあまり成功率も高くないことから、この構築は回復してきちんとダメレのケアをしていく必要があります。回復と高ソウル。これを両立するこちらのカードは、わんちゃん詰めれることも合わせてしっかり握っていきたいです。

「助太刀」→優先度は最下位。上述したように、早出しが割られても負担が小さいからですね。とは言え、こちらの早出しに触りに来た相手の高パワーを助太刀で返せると強いのも確かです。早出しを狩れるとなおさら。相手が早出ししてきて、かつ助太刀圏外に逃げれない、と判断した場合は積極的に握りに行きます。ただ、あまりにもあからさま過ぎるので、もっと早い段階に握って隠しておく方が強かったですね。１帯守るために握っておいて、使わなかった助太刀を早出し守るのに使う、という流れの方が多かったです。

「真姫ちゃん」→かなり優先度は高いです。この構築は２帯からアホみたいにストックを吐きますから、レベル３を多く握っても出せないことがしばしばあるんですね。そんな中、ノンコストでソウル２を作ってくれるこのカードの評価は、個人的には非常に高いです。徐々に採用数も増えて、今は３投してますからね。ストックが少ないときや、回復を２～３枚握れているときは、最優先で回収します。


　こんな感じですね。実際、これでうまく回せてたと自分では思ってるので、同じ海未ちゃん使いの方は参考にしてみてください。海未デッキなのに真姫ちゃんに頼りまくっててやばい。

・クロアンを握るか
　クロアンを握るか、アネモネを並べるか。主に１帯で集中がヒットしたときや朝礼互換を使ったときに悩む内容ですね。基本は、コストを使わずに取っておきたいのでアネモネ優先なんですが、あまりにも相手のパワーラインが高かったり、１相討ちが多かったりしたらクロアンを握りにいくこともちょくちょくありました。基本的には１相討ちに1/1を出すのは良くないのですが、クロアン持ちなのでそこを強気に行けるのはいいですね。アネモネとは５００しか違わないとはいえ、ラインも上がるので相手に結構負担を掛けていけます。このクロアンを握るか否かが思ってた以上に重要な選択でして、クロアンを出さなかったがために割られまくり早出しができないなんてことも。甘く見ないようにしましょう。


　今回感じたのはこんなところでした。あとはピン投のストブＣＸがわりと活躍したなぁといった感じですね。
　もう１つ。これは僕のプレイングが悪いのかと思いますが、どうにも連パンが成功しません。ＣＸが２投というのもありますが、入れ替えもあるのでセットが用意できないというわけでもそんなにないんですが……。どうやら、２帯から強い盤面形成をすることが、餌を残せないという意味で連パンと相性が悪いようですね。改良しなければならないところとすればここでしょうか。
　とはいえ、連パンを見せることで、警戒して面を空け、ソウル面で優位に立てるようにもなりますし、揃えばわんちゃんを作れる強力なシナジーでもありますから、悩みどころ。


　と、海未構築についての考察はこんなところですね。総じて、うまく環境に適応してたのかもしれません。詰める力があまりありませんが、相手にリバース時テキストを使わせ辛いというのは環境に強いですからね。


　続いておまけ。赤ガルフレについてです。
　今回、1/1、3/2両方のクロエと、早出しを採用している方が多く見られました。
　僕の個人的な意見としましては、どれもあまりオススメできないかなぁといったところだったので驚きです。確かに1/1クロエは強いんですが、それ以外は……。
　まあ、レベル３のクロエに関しては、回復要員としての運用という一面もあったようです。そうですね。あれは詰めとしては微妙でしょう。ＣＸと２コストにリバースまで要求して打点が不確定なのは厳しいです。なので、回復要員にはクロエよりも苗ちゃんを推しているんですが、今回は採用している方いらっしゃいませんでしたね。トップ盛りって充分強いんですが……。
　1/1クロエに関しては、相討ち効かないというのはかなり優秀ではあるものの、やはり1/1オバスぺは環境の逆風が強すぎる感が否めません。相討ちを取られなくても、普通に上から殴られてしまうことが多いので……。現環境においては、1/1はクロアンでも持っていない限り採用は厳しいかなぁと思います。良くて、自ターン高パワーの手アン持ちでしょう。あるいはクロック絆対応ですかね。長年ＡＢ！を愛用している身としましては、手アン＋絆のある神使も厳しくて悲しいという感想。
　早出しに関しても、対応がキャントリというのが弱すぎます。簡単な条件で早出しして返しまでパワー上げてしかも２枚回収して……と、やってることは確かに強力なんですが、コスト食うってのがちょっと辛いですよね。何より、返しのパワーは無いものの、そこそこのパワーで殴って回収、なら扉対応の桃子ちゃんで同じことができてしまうので。そちらもチェンジで早出しができるとなれば、こちらの方が強いかなぁ、とか思っちゃうんですよね……。単体で見ればエレナの方に軍配が上がるかと思いますが、ＣＸの質も鑑みると、総合的には桃子ちゃんかなと。

　まあ、こんだけ意見が分かれるわけですから、一長一短ということでしょう。こういう意見もあるよ、ということで。


　ではでは。随分と長くなってしまったところで、筆をおくと致します。
　お付き合いいただきありがとうございました。