カードゲーム至上主義tocage支部

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WGP2013に望む事

前回の記事でBCF2013について考察したので、WGP2013に期待することを書いてみます。
意見があれば、コメントをもらえると嬉しいです。



1・開催地区、開催日程など。

そもそも開催地区が減った理由は、経費削減が主だと思います。全地方で1地区ずつ、という公平感は、実際には遠征や人口によって全く公平でないと言えるからです。
BCF2013では、各地方2回ずつの開催でしたので、計16回開催しました。去年までと比べると、圧倒的に少ないですね。
この開催数以下の開催でWGP2013を開催する事を考えると、基本的には今回と同じ様な開催日程になってしまいますね。開催数を絞ったから当たり前ですかね。
BCFと同じ開催日程をベースに考えると、3連休の利用は有効だと思います。
秋は3連休が何度かあり、そこでその地区の全ての大会を3日間で開催すれば、設営費や運搬費などの事務費がかなり削減される事になります。
ジャッジもその方が協力しやすいと思いますし、検討の甲斐はありそうです。

また、VGで一日、WSで一日、CMVで一日というのがほぼ確定と言えるので、そう考えるとVGをWSと一緒にする理由が特にないのなら、WSとCMVを同週開催にして欲しいと思います。これは考察ではなく、ただの個人的な要望ですが。


2・地区抜け人数と全国決勝

WS
8回戦想定の、一人抜けがベースでした。参加希望者の多い一部の地区は、最大3人抜けまで増やしていましたね。
この地区抜け人数ですけど、プレイ人口に対して少なすぎるとは、思いますね。来期はもう少し増やしてもいいのではないでしょうか?全国決勝は24〜32人がベストだと思います。統計的根拠はありませんが。

chaos
こちらも一人抜けがベース、ただし東京のみ2人抜けであった上に、ドリパカップも開催されました。
かなり減った地区抜け人数ですけど、そこまでの違和感はなかったかなぁと考えています。WGPでは16人〜24人程度の開催人数が妥当かと。東京だけ3人というのも、参加人数を考えると割と妥当だと思います。

WSもchaosも他の競技も、この項目に関してはブシロードの会社としての方針次第ではないでしょうか?減らす方針ならば今書いた通りですが、去年の12月の全国決勝並の人数でも、構わないと思います。あれ以上は多過ぎになる恐れが出てきますが。



3・権利書関連

WS以外は不要でしょう。廃止のままでいいと思います。
WSも必要だとは思いませんが、復活させてもいいとは、思います。プレイヤーのモチベの問題ですね。権利戦はショップ大会よりも人が集まりやすいですし。あとはコストの問題ですかね。


4・事前応募制関連
CMVに関しては、運営にメリットがあるのならば、続けるべきかと思います。実際、人数の把握に貢献していますし、プレイヤーの負担にもなっていません。

WSの方は、改善の余地があるのでは?と思います。と言うより、なんでWSとCMVで応募のシステムを変えたんでしょうか?正直意図がわかりませんでした。
ここらへんについては前の記事で考察したので、改善案だけ。CMVと統一しましょう。


5・事前のデッキレシピの提出

これは続ける理由あるんですか?正直、プレイヤーの負担になって、運営のマッチング操作くらいにしか役にたってなかったと思います。それどころか、去年までよりもデッキレシピ関連の不手際が多かったです。
メリットは一応前の記事に書きましたが、現時点では廃止すべき項目だと考えます。


6・エクストラタイトルのタイトルカップ開催

これはヴァイスの話題ですね。参加者視点だと、参加できる大会の種類が増えるのはいい事です。運営の手が回る限りは、続けた方がいいと思います。ただ、同時開催するタイトルカップが多いせいで、参加者数がショップ大会レベルというタイトルカップが出来てしまうのはどうかと思います。地区によってはエクストラタイトルのタイトルカップを開催しない、という選択肢もあると思います。




7・俺嫁No1決定戦の開催(chaos)

前回も述べた通り、ぜひ続けるべき大会だと思います。回戦数の関係上、大会の高速化に大きく貢献していると思います。



8・白リーグの開催(WS)

サイド限の開催も、悪くはないのですが、それよりも先にネオスタンダート(俺嫁ポジション)大会の設置を優先した方がよいかと思います。
3年ほど前からの武士のネオスタンダート推しのせいで、スタンプレイヤーが激減してしまった現在、サイド限にもネオスで参加するプレイヤーが多いという事実を考えると、その線引きをするべきかと。運営の人数の問題もありますが、chaosを見習って、ネオスの別大会の開催も検討するべきだと考えます。



9・開催大会全ての朝一スタート統一(WS)

ヴァイスで今年から導入されたこの開催方法。参加してみた限りでは、これまで通り開始時間をずらして開催した方が良いと思いました。
一番の理由は会場の使い方ですね。朝一に全て集中させてしまうと、どうしても1回戦開始までに時間がかかってしまい、非効率的であることと、午後に使用していない卓が多く出来てしまい、重ねて非効率的という点が目立ちました。
これに勝る利点がないのであれば、去年までの方式に戻すべきかと思います。



10・決勝トーナメントの導入

導入自体の是非ですが、どちらでもかまわないと思います。スイスドローにも決勝トーナメントにも利点があって、一概にどちらがよいとは言えません。
問題はそのシステムですが、前回も書いた通り、chaosで今回採られた方法が一番よいかと思います。間違えても、完全ランダムな抽選を必ず行うなんていうシステムには、賛同出来ません。


11・ハンドシャッフル規制強化

これについても散々議論して来ました。結論としては、今現在の規制の仕方が一番よいと思います。ハンドシャッフルに不快感を覚えるプレイヤーが少なくないことは事実ですし。






最後に2つだけ、考えを述べて終わりにしたいと思います。以下は望むこと、というよりも、これからの大会運営に於いてどう考えるべきかの考察ですので、来季にどうこうというわけではないです。


一つ目は時間切れの問題です。

これはヴァイス初期からの課題ですね。色々な視点から考察してみたいと思います。

まずはなぜ時間切れが起こるのか。つまりなぜ制限時間を設けないければいけないのか。フリーバトルに時間制限などありませんよね。
これは簡単です。大会全体の時間制限があるからです。会場をいつまでも借りられるわけではありませんから、ひとつひとつの対戦に時間制限を設ける必要があります。

こういう視点で時間切れを考えると、要するに制限時間までに、または制限時間を超えたすぐ後に、勝ち負けが決まれば問題ないわけです。
とりあえず設定した"キメ"によって、クロック変動やレベル変動、山差などゲームの本質とズレる機械的な評価基準で決める必要はないのです。ましてや、負けよりも価値の低い引き分けを押し付ける必要は皆無です。

ではどうやってこの問題を解決出来るか。これが難しいからヴァイスが始まって以来ずっと問題になっているわけですが。


今回自分は、ひとつの決め方を考案しました。ルーツは囚人のジレンマです。

時間切れが起こった際、両プレイヤーは0または1を選びます。相手に公開する必要はありません。実際にはカードを2枚用意して、0と1を割り振ると実用的です。
基本的に両者は、その対戦が自分の勝ちだと思えば1を、勝ちとは言えないのであれば0を選択するのが好ましいです。


両者が選んだら、公開しその0、1によって処理を決めます。その処理は以下の通りです。


両者が0を選択→両者引き分け、勝ち点0。ただし時間切れ扱いでない。

片方が1、片方が0を選択→1を選択した側の勝ち、0を選択した側の負けで処理。無論、時間切れ扱いでない。

両方が1を選択→両者引き分け、勝ち点0。時間切れ扱いで、オポネント計算時に加味される。



以上になります。一見すると複雑そうに見えますが、要は勝ち勝負か負け勝負かを対戦者が判断するという事です。

2人での共通認識になっているのならば、わざわざ第三者が決めることではないでしょう。

2人とも自信がないのなら、これこそ引き分けです。時間的問題を鑑みても、両者敗北が妥当と言えるでしょう。ただし、くれぐれも勝ち点は0と設定することに注意。1にすると2人で協力してwin-winの関係になってしまう恐れがあるので、本質からずれてしまいます。

2人とも勝ちだと思っているのならば、それは時間内に決着がつかなかったということであり、文字通り時間切れです。時間があれば続けさせてあげたいのは山々ですが、制限時間内に終わらなかった2人の責任ということで、負けよりも価値の低い引き分けを言い渡さざるを得ないと思います。

簡単ですが、こんな決め方を考えてみました。どうでしょうか?なかなか良いバランスだと思っているのですが。





二つ目はマッチング操作の問題です。

マッチング操作とは、本来ならば、ランダムまたは機械的に決定されるべきマッチングを、運営側が意図的に操作する行為を指します。

マッチング操作は、その大会の結果に対する、多大な影響力を持っています。例えば勝率1割のデッキAと勝率9割のデッキBを8つずつ用意してスイスドロー4回戦を行うとします。

統計学的に考えると、終了時に全勝デッキがAである確率はほぼ0と言えます。しかしながらマッチング操作を行うと、この確率を最大10%まで上げることが出来ます。

これは非常に重要な事です。実際には多くのデッキが存在するわけで。相性も少なからず存在します。影響力はかなり大きいと言えます。


で、実際に行われているのかどうか、ですが、少なくとも自分の確認する限りでは、運営側はマッチング操作を行っています。正確には行っている事例が確認されている、という表現になるでしょうか。運営側の人間、複数人から聞いた話なので、信憑性は高いと考えています。
ちなみに、自分は運営側の人間だ、という方が、マッチング操作など存在しない、と主張しても、極めて意味のない主張であることは簡単にわかるかと思います。存在証明は簡単ですが、存在しないことの証明は、とても難しい証明です。


マッチング操作は運営側が行える事で、その是非を議論するのはここでは避ける事にします。議論するならば別記事で(未定)。


自分は、そういった事実についての運営側の見解が聞きたいと思います。おそらくこれまで一度もしてこなかったことかと思います。

武士の見解が
「マッチング操作を行った認識はないし、そんな行為は好ましくない」
という考えなのか、
「マッチング操作を行った認識はないが、場合によっては行う可能性もある」
なのか
「マッチング操作を行う事もあるし、それも含めて大会だと認識してて欲しい」
なのか、またはこれ以外なのか。


マッチング操作については、未だに未解決部分の大きい問題ですが、運営とプレイヤーの溝の解消を考えると、見解を表明する事を強く望みます。(イカサマに関する表明の様に)

この話題について、勘違いしがちな点を2つだけあげておきます。

①マッチング操作の問題点は、あくまで第三者から見た、大会の妥当性に関する問題です。決して参加者視点ではありません。
「マッチング操作されて負けた」というのは、100%そのプレイヤーの落ち度です。マッチング操作関係なく、当たる可能性がある以上、それを理由にするのはお門違いです。言うのは冗談までで、止めておきましょう。

②マッチング操作は、しばしば「ブシコン」という、ブシロードコントロールの省略語で揶揄される事が多いです。が、実際のマッチング操作を、ブシロード(の社員)がやっているとは考えにくいです。マッチング操作の指示を出している可能性はありますが、それを実行しているのは一部のジャッジです。だからといって問題が大きく変化するわけではありませんが、頭に入れておくべき実態だと思います。




結局かなり長くなりましたが、今回はここまで。書きたい事は書いたので、おそらく次はないと思います。

WGP2013も出場する予定です。やはり、そう思わせてくれるほどに良いゲームを作っている会社だと思います。これからもやめるつもりはありません。
少し工夫するだけで、もっと良い会社になれると思うので、期待したいと思います。

これまで読んで頂いた読者のみなさん、ありがとうございました。単なる一プレイヤーの戯言ですが、これからもよろしくお願いします。

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テーマ:日記投稿日時:2013/08/04 22:26
TCGカテゴリ: ヴァイスシュヴァルツ   ChaosTCG  
表示範囲:全体
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