カードゲーム至上主義tocage支部

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BCF2013全体の考察



名古屋WSが終わり、地区決勝も金沢CMVを残すのみとなりました。
今回は、運営に関する事で、考察記事を書いてみようと思います。
BCF2013を振り返り、参加したプレイヤー視点で良かった所、悪かった所を上げていき、一つ一つについて考察していこうと思います。




まずは2012年度以前に比べて、BCF2013の変化した所。

1・WSVGステージとCMVステージという2分化
2・全国8地方での開催
3・各地区1人抜け、それに伴う全国決勝の10数人での開催
4・権利書の廃止
5・事前応募制(CMV)
6・事前応募制(WS)
7・事前のデッキレシピの提出
8・エクストラタイトルのタイトルカップ開催(WS)
9・俺嫁No1決定戦の開催(chaos)
10・白リーグの開催(WS)
11・開催大会全ての朝一スタート統一(WS)
12・決勝トーナメントの導入(CMV)
13・決勝トーナメントの導入(WS)
14・ハンドシャッフル規制強化
15・時間切れ引き分け<時間内負け
16・場内案内看板や両面プレイマットの導入(WS)




VGステージ、モンコレステージには参加していないので、これで全部というわけではないです。ここでは、以上の点について、プレイヤー視点で考察してみようと思います。




1・WSVGステージとCMVステージという2分化

まずは個人的な意見から。WSとchaosを中心にやってる身としては、去年までの様に、同じ週の開催にして欲しかったです!

まぁ多くのプレイヤーが言ってた事ですね。特にVSプレイヤーが言っている事だと思います。そもそも、VSやchaosをやっていて、WSをやっていないプレイヤーは相当少ないと聞きます。運営側に参加者を抑えたいという意図がない限り、同じ週の開催に戻すべきかと思いますね。

で、運営サイドから見るとどうか?1つの地区につき、WS、VG、CMVの5つを全て開催するとなると、2日では難しいものがあると思います。去年までの例を参考にしても、東京、関西などは全て3日かかっていますし。仕方のない選択だったとは思いますね。




2・全国8地方での開催

1と重複する部分がありますが、去年からその開催地区数も激減しました。これについてのプレイヤー視点は、正直デメリットしかないので議論の価値がないですね。問題は運営側視点。まぁ経費や人員の問題ですね。ちょっと削りすぎかなぁとは思いましたが。



3・各地区1人抜け、それに伴う全国決勝の10数人での開催

これも反響が大きかったですね。理由は確か、全国大会参加の価値をあげる、だった気がします。
まぁ言いたい事はわかりますけど…結果をみれば、効果があったのかなかったのかが歴然かと。
まずchaos。これは効果が出ていましたね。実力だけでなく運も必要という所が。競技面でそれが好ましいかは別として。
それに比べてWSですが…これは運要素をいたずらに増やしてしまっただけではないでしょうか?

個人的な主観ですが、地区抜けデッキの内、妥当だなぁと思うものが半分程度しかなかったですね。それよりも、決勝トーナメント上位者のレシピの方がまともなものが多く、「これまでなら地区抜けしてただろうに」と思う事が多々ありました。

(地区抜けした方々を批判する気はさらさらありません。気分害したらすみません。)

これについては12で詳しく触れようと思います。



4・権利書の廃止

これも反響が大きかったですね。権利書というよりも、権利書がかかった権利戦は、普段ショップ大会に出ない様なプレイヤーと遭遇できる、良いコミュニケーションの場として機能してました。それを考えるとプレイヤー側のデメリットとしてとれます。

しかしながら、結果としては良い効果の方が大きかったのではないかと思っています。
まず第一に、権利書が紙切れと呼ばれていた様に、以前からその価値がほとんどなかったこと。なくなってもシステムに影響が出ることはほとんどなかったですね。
さらに、最大の効果として、「非公認大会、特に非公認トリオの増加」がありました。特に自分の周りで存在感が大きいのが、遊vic(東京都中野区)と、ホビーステーション大宮店(埼玉県)の非公認トリオですね。すでに3回以上の開催経験があり、これからも予定されています。毎回40を超える参加者数で行われ、その知名度は高いと言えると思います。
これらの大会開催の背景には、「権利戦がなくなり、目指すものがなくなったプレイヤーの為」という理由もあると聞きました。
実際には、権利戦のあるなし関係なく需要はありそうですが、その引き金になったと考えれば、良い効果が得られたと思います。

代わりに設置されたウォームアップファイトは…いい噂をあまり聞きませんね。



5・事前応募制(CMV)

今回から変わった大きな事として、事前応募制及びデッキレシピの提出があります。ここでは自分が参加したchaosの考察をします。

まず事前応募ですが、これについては可もなく不可もなく、といったところでしょうか。
応募締め切りが開催1週間前、複数地区応募可能、結果論として落選はほとんどなし。
今回のやり方ならば、プレイヤーに負担をかけずに続けて行く事が十分可能だと思います。まぁ運営側に少しの負担があるので、そこは運営側のメリットとの兼ね合いですね。負担よりもメリットの方が大きいのなら、続けるべきだと思います。



6・事前応募制(WS)

それに比べてWSの事前応募ですが、耳に入ってくるのは苦情ばっかりでしたね。なぜあの時期に全て決めてしまうのか。最大3地区しか応募できず、抽選落ちもかなり居ました。

しかも抽選通ったプレイヤーのキャンセルが多い。どの地区も25%〜35%が来ないっていうのは、抽選落ちが、そこに俺を入れてくれ!というのもわかる気がします。

とはいえ応募はあくまで権利なので、当選したからといって行く義務もないんですよね。まだ決まってないけど、行く可能性があるからとりあえず応募、というプレイヤーも少なくなかったと思いますし、やはり抽選時期も問題があったと思います。

プレイヤーの意見としては、惜しい所で負けて、じゃあ次開催の地区もちょっと遠いけど行こうかな?という事は多いので、是非とも変更して欲しいものです。



7・事前のデッキレシピの提出

あるジャッジから聞いた話なのですが、この事前のデッキレシピの提出は、去年の袖フィン問題がきっかけらしいんですよね。

無論、公式見解ではないので100%信じる事は出来ませんが、少なくとも去年の袖フィン問題の論点はそこではありません。全国決勝大会でレシピの確認をおこたり、その自己申告に対して、なにも対処せずに隠蔽した事が問題なわけで。
その視点で考えると、地区抜けしてもいないプレイヤー全員のレシピを確認するのはお門違いです。むしろ、ドリパカップを抜けた鳥ももさんの、予選と本戦のレシピが違う事の方がよっぽど問題です。なにも改善されていないわけですから。隠蔽まで同じ。

話を元に戻すと、事前のデッキレシピ提出は、ほとんど意味のない事だと思います。これは全国決勝大会の形式でも適用される事なのですが、レシピを持ってるのが運営側で、公開されない為、予選の段階では相手が不正なデッキを使っていても、指摘はおろか気づく事さえも出来ないからです。
実際全国の時もレシピを知っていれば指摘出来たのに、馬鹿な運営のせいでそのまま続行、ですからね。
今の形式だと、予選を抜けて、決勝トーナメントに行く段になったら、提出したレシピと同じものを見せればいいだけですから、本当に無駄な事だと思います。

ちなみに今の形式だと、「相手のデッキを知ってるから相性いいのに変えよ」と、変えられて負けたとしても、それは覆らないシステムです。その対戦相手にはなにかしらのペナルティが課せられるでしょうが、こちら側は存在しないレシピに負けても覆らないシステムらしいです。

これを改善するのは難しいと思いますがとにかく、事前のデッキレシピ提出は、労力に見合ったメリットがあるとは考えられないですね。



8・エクストラタイトルのタイトルカップ開催(WS)

今回初の試みです。今期はタイトルカップが10個同時開催されました。過去最多だと思います。
運営も一応手が回っていたようなので、運営の手が足りるのならば
、いい試みだとは思います。ただし、タイトルカップの多数同時開催は、それだけタイトルカップの競技的価値を下げる事になるので、そこらへんを加味する必要はあるかもしれません。
個人的には、ネオスにもう少し人員を割いて欲しかったと思います。



9・俺嫁No1決定戦の開催(chaos)

事前応募制の補完として、大会レベル1のネオスタンダート大会として誘致されたこの大会。企画自体は大成功だと思います。
というのも、運営側の「競技プレイヤー」と「カジュアルプレイヤー」を2つの大会に分ける、という意図がプレイヤー間で共有され、うまく反映されていたからです。
特にこの大会では、日本選手権よりも多種のパートナーを目にする事が出来、日本選手権の単純下位互換にならなかった事も、大きいと思います。
その結果、これまでよりも日本選手権の参加者数が絞られた事も、運営としては好ましいことではないでしょうか。
ただし、東京の運営の様な、いいかげんな運営は好ましくないので、続けて行くのであれば、日本選手権に匹敵する様な数の人員を割いて、プレイヤーが揃ってから対戦開始のコールをしてほしいものです。



10・白リーグの開催(WS)

俺嫁とは違って、この大会は少し考える必要があったかなぁと思います。というのも、白限というレギュレーションを本気で考えて来ている人は、参加者の半数程度で、それよりも「自分の持ってるネオスタンダートのデッキで出れる大会が白限しかない」から、白限に参加している、というプレイヤーが相当数見られました。
これは大会を分けるべきだったのではないですかね?
chaosの方はネオスタンダートを開催したのに、WSの方はサイド限定しか開催しないというのは、最悪、黒ネオスしか持っていないプレイヤーが参加出来なくなってしまいます。今回のようにネオス落選を多数出すのならば、大会レベル1のネオス大会も開催するべきだったと思います。


11・開催大会全ての朝一スタート統一(WS)

これも正直デメリットの方が大きかったのかなぁと思います。これまでの地区や今回のCMVは、ネオスタンダート1〜2回戦が終わり、参加プレイヤーの数が減ってから、その卓でタイトルカップを開催していました。非常に効率的な卓の使い方だと思います。
それが今回のWSでは、朝一に卓をいきなり最大限要求される為、名古屋の様な事が起こってしまいました。加えて時間が経つにつれて、大会参加者の数が単調減少していくので、東京の時など大部屋の半分は文字通りガラガラでした。非常に非効率的な使い方と言えるでしょう。
全て朝一にやるメリットは、一人のプレイヤーが一日に参加できる大会を最大1つに絞るという後ろ向きなものであり、結果、一人当たりの平均卓使用時間を激減させることに成功しています。しかし、その分来場者の混雑を助長させているとも言えるので、考えものだと思います。



12・決勝トーナメントの導入(CMV)

これまではスイスドロー形式で、全勝者数が入賞者数と同じかそれを下回る、という終了条件でした。今回から入賞者数分のブロックを作り、決勝トーナメントを行い決める、という形式になったので、簡単に明快になったと思います。特に閉会間際にオポネント計算を行わなくてよくなったのが大きいですね。これまでと違い、ブロック別なので、最初から当たり得ないプレイヤーが存在しますが、競技面に大きな影響があるとは思いません。
総じて、これからも続けていくべき形式かと。




13・決勝トーナメントの導入(WS)

同じ決勝トーナメント制なのですが、WSの方はその制度がかなり異なり、非常に疑問視したいものでした。
大きく異なる点は2つあります。

ひとつはその終了条件。
chaosの方は、
・決勝トーナメント構成人数>=全勝者数
が終了条件なのですが、それに比べてWSは
・決勝トーナメント構成人数>全勝者数
です。
わかりにくいと思いますが、WSの方は等号が入っていないんですよね。つまり全勝者8人になって決勝トーナメント参加枠が8つの場合、WSはもう一戦やって、無理に一敗枠から4人以上復活させるという形式です。
これは容易にわかる様に、運要素を高める作用があります。実際、今期の地区抜けプレイヤーの内、全勝で抜けているプレイヤーはそれほど多くありません。それに比べてchaosは、ほとんどが全勝優勝です。

また、もう一つの大きな違いが一敗枠からの選抜方法です。
chaosの場合はオポネントで決めます。スイスドロー形式の性質上、よりあとの方の回戦で負けたプレイヤーの方がオポネントが高くなる様に出来ているので、悪くない選抜方法と言えるでしょう。
それに比べてWSは、時間切れなしの一敗枠からの、無作為抽選です。オポネント、負けた回戦関係なく、ただの運ゲ。

総じて、運要素をいたずらに増やしただけだったのでは?と考えています。



14・ハンドシャッフル規制強化

これについては書いたとおり、今期である必要性が分からなかったですね。今でも分かりませんが。
WS仙台地区の参加プレイヤーが拡散していた様に、今期から突然取り締まるようになりました。
WS東京地区の様に落ち着いたと思えば、結果としては良い方向に進んだのではないでしょうか。



15・時間切れ引き分け<<時間内負け

これは発表された時から納得いかないルールですね。一敗枠からの選抜時、時間切れを経験したプレイヤーは除外されるというシステムです。
去年は、時間切れの勝ちが存在したので、このシステムは道理の通ったものでした。無論、時間切れで負けたプレイヤーが除外されるのは納得のいかなかったですが。
それに比べて今期は、時間切れは全て引き分けの勝ち点0です。要するに負けと同じです。これだけでもおかしいのに、加えて抽選からも除外されるので、実質負けよりも価値が低いです。
普通にプレイしていても引き分けの発生するゲームなのですから、それに対してこのシステムは、明らかにおかしい、改善すべきシステムだと思います。




16・場内案内看板や両面プレイマットの導入など(WS)

これまでの地区決勝に比べて、明らかに改善された点がこれらですね。どれも大会の円滑化に大変貢献していたと思います。
なぜ去年までに出来なかったのか、とかは考えちゃいけない気がします。

来期からも期待しましょう。






以上がBCF2013の総括です。本当に色々な事が変わりましたね。



先の記事で、これが後半記事ということを告知しました。しかし、実はまた書きすぎてしまい、この記事も2つに分けてしまいました。

最後にもう一つ記事をあげて、完結とします。テーマは察しがつくと思いますがw

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あなたはこのブログの 2999 番目の読者です。


テーマ:日記投稿日時:2013/07/18 16:47
TCGカテゴリ: ヴァイスシュヴァルツ   ChaosTCG  
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